今夜は日本三大曳山祭(京都祇園祭り・高山祭り・秩父夜祭り)のひとつと言われている、秩父の夜祭りです。
ここ数年見ておりませんが、それはそれはすごいお祭りです。
団子坂という急斜面を、山車を数十人の人たちが引っ張り上げるクライマックスは壮大です。山車の中では屋台囃子が胸の奥底をたたくような音で、打ち鳴らしています。
そして夜空には、雄大な色とりどりの花火の競演。
数年前、久しぶりに夜祭りに行ったとき、あまりの寒さに震えたことを思い出します。
武甲おろしが吹き、凍てつくような寒さのなか、6台の見事な山車が街中を引き回されるのです。
東京の12月3日は、12月という気分にならないくらい暖かです。
でも、この夜祭りが終えると、秩父には本格的な冬が訪れます。
いつだったか長瀞生まれの人気絵本画家・IKさんが「長瀞から秩父の町に出て行けるお祭りの日が、年に一度のハレの日だった」となつかしそうに話していらしたことがあります。
彼の胸のなかにも、そして私の胸のなかにも、12月3日という日は特別な思いで残っているようです。
室生犀星は、そんな気持ちを見事に言い放ちました。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの
そしてかなしくうたうもの」
ここ数年見ておりませんが、それはそれはすごいお祭りです。
団子坂という急斜面を、山車を数十人の人たちが引っ張り上げるクライマックスは壮大です。山車の中では屋台囃子が胸の奥底をたたくような音で、打ち鳴らしています。
そして夜空には、雄大な色とりどりの花火の競演。
数年前、久しぶりに夜祭りに行ったとき、あまりの寒さに震えたことを思い出します。
武甲おろしが吹き、凍てつくような寒さのなか、6台の見事な山車が街中を引き回されるのです。
東京の12月3日は、12月という気分にならないくらい暖かです。
でも、この夜祭りが終えると、秩父には本格的な冬が訪れます。
いつだったか長瀞生まれの人気絵本画家・IKさんが「長瀞から秩父の町に出て行けるお祭りの日が、年に一度のハレの日だった」となつかしそうに話していらしたことがあります。
彼の胸のなかにも、そして私の胸のなかにも、12月3日という日は特別な思いで残っているようです。
室生犀星は、そんな気持ちを見事に言い放ちました。
「ふるさとは遠きにありて思ふもの
そしてかなしくうたうもの」