20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

池田澄子さんの俳句

2012年02月09日 | Weblog
            
 
 今夜は句会です。
 先月は、賞の選考委員会と重なってしまったので、おやすみしてしまいました。
 今夜は、あまり出来のよくない俳句を抱え参加します。

 先日、句会の宗匠が「今、注目している俳人です」と、池田澄子さんの俳句を句会のお仲間全員に添付で送って下さいました。
 池田澄子さんという俳人は、お年はそこそこにいかれている方のようですが、とにかく感性が瑞々しい。
 そして詠んでいる世界がコンテンポラリーです。
 俳句を始められたのは、40代を過ぎてからだそうです。
 池田さんの俳句を眺めていると、むずむずと内からなにかがこみ上げてきます。
 有季定型から、スコーンと突き抜けた感じ・・・。
 枯淡の縛りにとらわれない感覚です。
 この、感情が溢れ出す感覚、いいなと思いつつも、そこは腕が違います。
 そんなの、作れっこない。
 だから、ただ見ているだけ。
 
 と、そんなわけで池田澄子さんの俳句から二句ご紹介。

  ピーマンを切って中を明るくしてあげた         池田澄子
  いつしか人に生まれてきたわ アナタも?        池田澄子
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする