新刊のご紹介をいたします。
まずは、「こぶたちゃん」シリーズ(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)三作から。
これからご紹介するシリーズ三作は、いわばはじめて絵本を手に取る、赤ちゃん向けのシリーズです。
そして、このシリーズ三作は、赤ちゃんの「生活」という視点からアプローチしていった絵本です。そこには両親の赤ちゃんに向けるやさしいまなざしが、どの絵本からも伝わってきます。
まずは「食」。その↓は「うんち」。そして一番↓には「遊び」が・・・。
『ごはんよごはん こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
この世の、どんな王さまより、光り輝く王さまである、赤ちゃん。
赤ちゃんは、食べることだってマイペース。
傍若無人です。
それを見守る,お父さんとお母さんのまなざしがうれしいです。
『うんちうんちの こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
赤ちゃんシリーズ。今度は「うんち」。
「うんち」とひと言でいいますが、この絵本に描かれているように、「うんち」はいわば赤ちゃんの元気のバロメーター。「ウンチ」が出て、すっきりした顔のこぶたちゃんもかわいいですが、「りっぱなうんち」と喜ぶ、お父さんとお母さんの顔も輝いています。
『あそぶのだいすき こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
赤ちゃんにとっては、見るものすべてが新発見のおもちゃです。
箱から次々と魔法にように出てくるティッシュペーパーは、エンドレスに楽しめそうなおもちゃです。
自分のひっぱりだしたティッシュペーパーに埋もれた赤ちゃんの,うれしそうな顔。それを見て一緒に遊び出すお父さん。お母さんはそんなふたりをうれしそうに見つめています。
続いてアンソロジーシリーズの2巻目です。
『初恋ダイアリー 告白』(宮下恵茉・成田サトコ・濱野京子・ポプラ社)
このなかから「アイの花ことば」(濱野京子)をご紹介します。
マンションの1階にあるお花屋さんで、アルバイトしている鷹也さんがアイは好きです。
その鷹也さんに言われたアイの「長所」は、「友だち思い」なところ。
そう、自分の恋に自信を持ちきれないアイは、いつも友だちのことを優先して考えてしまいます。
友だちの「ツッチー」のことを、「自分らしさ」という視点から見つめ、考えるアイ。
友だち思いのアイのそんな様子を見ていると、作者の濱野京子さんと重なってきます。
アイは勇気を出して、クリスマスプレゼントにチューリップのフラワーボウを、鷹也くんに差しだします。
切ない初恋物語の行方は、第三巻「デート」に続きます。
どのような結末になるでしょう。三巻完結のアンソロジーです。
次はノンフィクションです。
『身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アシ・サバのふしぎ』(小泉光久・くもん出版)
このノンフィクションの物語は、2010年から,国松俊英さん、藤崎康夫さん、長谷総明さん、この3人で立ち上げた研究会「ノンフィクション児童文学研究会」の参加者から生まれた作品だそうです。
この研究会は、現役の作家・編集者を対象にしている会で(毎回15~6人が出席)今回で10回目になるそうです。
最近4回は毎回テーマブックを読み感想意見を述べあい、ノンフィクションの手法を学んでいるとか。
またノンフィクションを書く上での悩みや相談事やそれぞれの方々が持っている企画の吟味やアドバイスなども行っているそうです。
ノンフィクションに関してはこのような研究会はありませんので、それを書こうとしている人たちには、うれしい研究会です。
さて、この『身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アシ・サバのふしぎ』
昔から大衆魚と呼ばれているイワシやサンマ、アジ、サバ。そういった身近な魚を中心に、その魚の特性や生態、生活史、日本の分布域や魚種によって異なる漁法、日本人の暮らしとの関わりなどを豊富な図版やイラストで、わかりやすく解説したご本です。
3,11で津波の犠牲になり、それを乗りこえていく三陸海岸で漁をしている人たちへの取材からお話ははじまります。
魚の世界や、魚の種類、はたまた料理の仕方まで出て来ます。そしてこの本を読み終えると、丸ごと一冊「身近な魚」の事典を読みきったような満足感が得られます。
皆さま、ぜひお読みになってください。
まずは、「こぶたちゃん」シリーズ(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)三作から。
これからご紹介するシリーズ三作は、いわばはじめて絵本を手に取る、赤ちゃん向けのシリーズです。
そして、このシリーズ三作は、赤ちゃんの「生活」という視点からアプローチしていった絵本です。そこには両親の赤ちゃんに向けるやさしいまなざしが、どの絵本からも伝わってきます。
まずは「食」。その↓は「うんち」。そして一番↓には「遊び」が・・・。
『ごはんよごはん こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
この世の、どんな王さまより、光り輝く王さまである、赤ちゃん。
赤ちゃんは、食べることだってマイペース。
傍若無人です。
それを見守る,お父さんとお母さんのまなざしがうれしいです。
『うんちうんちの こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
赤ちゃんシリーズ。今度は「うんち」。
「うんち」とひと言でいいますが、この絵本に描かれているように、「うんち」はいわば赤ちゃんの元気のバロメーター。「ウンチ」が出て、すっきりした顔のこぶたちゃんもかわいいですが、「りっぱなうんち」と喜ぶ、お父さんとお母さんの顔も輝いています。
『あそぶのだいすき こぶたちゃん』(うしろよしあき・赤ちゃんとママ社)
赤ちゃんにとっては、見るものすべてが新発見のおもちゃです。
箱から次々と魔法にように出てくるティッシュペーパーは、エンドレスに楽しめそうなおもちゃです。
自分のひっぱりだしたティッシュペーパーに埋もれた赤ちゃんの,うれしそうな顔。それを見て一緒に遊び出すお父さん。お母さんはそんなふたりをうれしそうに見つめています。
続いてアンソロジーシリーズの2巻目です。
『初恋ダイアリー 告白』(宮下恵茉・成田サトコ・濱野京子・ポプラ社)
このなかから「アイの花ことば」(濱野京子)をご紹介します。
マンションの1階にあるお花屋さんで、アルバイトしている鷹也さんがアイは好きです。
その鷹也さんに言われたアイの「長所」は、「友だち思い」なところ。
そう、自分の恋に自信を持ちきれないアイは、いつも友だちのことを優先して考えてしまいます。
友だちの「ツッチー」のことを、「自分らしさ」という視点から見つめ、考えるアイ。
友だち思いのアイのそんな様子を見ていると、作者の濱野京子さんと重なってきます。
アイは勇気を出して、クリスマスプレゼントにチューリップのフラワーボウを、鷹也くんに差しだします。
切ない初恋物語の行方は、第三巻「デート」に続きます。
どのような結末になるでしょう。三巻完結のアンソロジーです。
次はノンフィクションです。
『身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アシ・サバのふしぎ』(小泉光久・くもん出版)
このノンフィクションの物語は、2010年から,国松俊英さん、藤崎康夫さん、長谷総明さん、この3人で立ち上げた研究会「ノンフィクション児童文学研究会」の参加者から生まれた作品だそうです。
この研究会は、現役の作家・編集者を対象にしている会で(毎回15~6人が出席)今回で10回目になるそうです。
最近4回は毎回テーマブックを読み感想意見を述べあい、ノンフィクションの手法を学んでいるとか。
またノンフィクションを書く上での悩みや相談事やそれぞれの方々が持っている企画の吟味やアドバイスなども行っているそうです。
ノンフィクションに関してはこのような研究会はありませんので、それを書こうとしている人たちには、うれしい研究会です。
さて、この『身近な魚のものがたり イワシ・サンマ・アシ・サバのふしぎ』
昔から大衆魚と呼ばれているイワシやサンマ、アジ、サバ。そういった身近な魚を中心に、その魚の特性や生態、生活史、日本の分布域や魚種によって異なる漁法、日本人の暮らしとの関わりなどを豊富な図版やイラストで、わかりやすく解説したご本です。
3,11で津波の犠牲になり、それを乗りこえていく三陸海岸で漁をしている人たちへの取材からお話ははじまります。
魚の世界や、魚の種類、はたまた料理の仕方まで出て来ます。そしてこの本を読み終えると、丸ごと一冊「身近な魚」の事典を読みきったような満足感が得られます。
皆さま、ぜひお読みになってください。