ご存知のように、香りは「嗅ぐ」ではなく「聞く」と表現します。
「フレグランスや、アロマテラピーと違って、日本の香道は、日本の歴史や古典文学、歳事など幅広い教養を身につけることができるのが魅力です」と、先日新聞に書かれていました。
香りを鑑賞する「聞香」以外に、香道は香りを聞き分けて遊ぶ「組香」というのがあるらしいです。
これは、何種類かのお香をたき、自分の五感を研ぎ澄ませ、香りをあてる遊びだそうです。
組香は、文学的なあるテーマに沿って、お香をたき、それを選別していくものだそうです。
古典文学に親しむもの、和歌を学ぶものなど、その種類は700以上ともされているそうです。
とは言え、そんな難しい遊びではなく、純粋にお香を楽しむ時間が、いかに人間の脳やこころを癒してくれるか・・・。
それはアロマテラピーと同じ役目かもしれません。
近ごろは、アロマ的な香りを楽しんだりしつつも、やはり力が入るときは、お気に入りの伽羅の香り「老松」を、写真↑の香炉でたく時間が、至福のひとときかもしれません。