西本鶏介先生の長い評論家生活の集大成ともいえる、評論集が刊行されました。
長い児童文学評論家のキャリアの中で、著者ご自身で特に重要な評論をとりあげ、まとめたシリーズです。
児童文学研究者、作家にとどまらず、これから児童文学を志す人、評論家をめざす人にも手にとっていただきたい児童文学全体にわたる評論集です。
1 児童文学時評(1970~1982年)
日本の児童文学隆盛期を迎える1970年からの、あらゆる分野の新刊をとりあげ、常にその潮流、問題点を真摯に指摘。
2 児童文学の作家と作品
明治時代から今日まで児童文学の創作、絵本、ノンフィクション、翻訳、詩、民話にたずさわった作家とその作品をとりあげ、その幅広さは類を見ない。
3 文学のなかで描かれる人間像
児童文学の歴史・民話
日本文学の歴史から児童文学の歴史を述べることにより、創作と絵本、民話にまでその論は深い。更に、今後の進むべき道など示唆に富む内容。
皆さま、ぜひお読みになってください。
今夜はポプラ社ビル1階のイタリアンのお店「スペッキオ」で行われる、西本先生評論集刊行のお祝いの宴に伺います。