いま、日本橋高島屋では「用の美とこころ、民藝展」が開催されています。
高島屋でお買い物のついでに、8階まで足をのばしてきました。
柳宗悦は、民衆の暮らしのなかから生まれた美の世界。
その価値を人々に紹介しようと、「民藝」という言葉を大正時代に作りました。
そしてその「民藝」の理論付けとして『工藝の道』をあらわして、「工芸の美は健康の美である」、「用と美が結ばれるものが工芸である」、「器に見られる美は無心の美である」、「工芸の美は伝統の美である」と説きました。
その民藝運動に参加したのが、京都の河井寛次郎。
そして、益子の濱田庄司などです。
高島屋には、そんな日本各地の民藝の本流にあたる手工芸の数々が紹介されていました。
写真上は、濱田庄司の作品。
その下は、バーナード・リーチの作品。
その下は、いかにも民藝といった、フォルムのうつくしい飾り棚。
しばし、異空間に身を置いたような心地よさに包まれた時間でした。