夜咄とは、冬至のころから立春までのあいだに、夕暮れに行われるお茶会のことです。
もうちょっと、空気がつめたくなってきたころのお茶会です。
掛け軸は大きな字のもの、そして花は白きもの。
懐石料理も供されます。
お茶会のなかでいちばん難しいのが、この夜咄と言われています。
私自身は、夜咄を催したことも、招かれたこともありません。
でも、秋の夜長。
つい、盆略手前でお薄を点てたくなります。
お菓子は、常時備えている、両口屋是清の「二人静」。懐石料理などもちろん省略です。
なにしろ、盆略なのですから・・・。