東京国立博物館の「鳥獣戯画展」が、すごい行列で、また中に入ってからも見るのがたいへんという情報を教えていただき、かわりに都美術館で行われている「大英博物館展」にいってきました。
連休のときでしたが、10分ほどの行列で入れました。
100のモノが語る世界の歴史、と表されたこの展覧会は、1から100までの、歴史上のいろいろなモノが展示され、これをみていくことで、世界の歴史が読み解けるという仕組みになっています。
旧石器時代のガーナで見つかったミイラの棺は、シュエペンメヒュトという名前の女性のために作られたものです
表面には絵や古代文字が描かれていて、古代の人たちのメッセージが読み取れます。
アフリカにいた初期の人類は、道具をこさえ、大都市を作り、国家を誕生させます。
それからアフリカを旅立ち、中東や南アジア、そしてヨーロッパへと、人類はひろがっていきます。
この展示会での見物は、メソポタミアのウルという都市でつくられた「ウルのスタンダード」と呼ばれる箱です。
表には平和を、そして裏には戦争が描かれています。
また信仰に関するものもおもしろかったです。
「イフェの頭像」は、アフリカ・ナイジェリアの芸術品です。人間の顔が実にリアリティをもってつくられています。
日本のものでは、オランダを通じてヨーロッパに伝わった陶器、柿右衛門の象。
柿右衛門らしい色合いで、とてもすてきでした。
イギリスのロンドンにある大英博物館は、世界初の国立の博物館です。
歴史の勉強におとずれるのも、楽しいかもしれません。
6月28日まで開催されています。