20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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岡山マスカット

2020年09月25日 | Weblog

              

 岡山の烏城彫の宗家が、夫の父の親戚で、宗家二代目が中央大学の学生だった頃、父と母に東京でお世話になったと、毎年「お仏壇にお供えしてください」と、岡山のマスカットをご恵贈くださいます。

 「アレキサンドリアマスカット」が天候不順でよく育たず、「今年はシャインマスカットを勧められました」と、お手紙が届きました。

 

 夫の父は、岡山の人ですが、早稲田の法学部に合格し、東京にきました。

 遅れて、弟(叔父)も(もう亡くなりましたが)、上京し、同じく早稲田の理工学部に入学しました。

 

 父もその叔父も、卒業後は、ずっと東京暮らし。東京人になりました。

 そこで、岡山で一人になった母親(祖母)を、東京に呼び寄せ、私たちが結婚した直後、お墓も岡山から分骨して、こちらに移していました。

 父も、常に、先の先を読んで生きている人でしたので・・・。

 

 そのお墓も、今は、まだ私たちがちゃんと、お墓参りや、お墓のお掃除ができます。

 ですから、できるうちはちゃんとやって、もう無理、という年齢になったら、息子夫婦にバトンタッチする前に、この先もずっと、続いていけるような形で、きちんとお墓の終活もしておきたいと・・・。

 

 春、秋、夏のお盆、お参りに行くのですが、環境はいいのですが、とにかく遠いのです。

 あの頃は、新しい霊園で、東京の人たちからも人気があったようです。

 私の仲良しの友人の、お父さまも、数年前にお亡くなりになった、お母さまも、加藤の両親と同じ霊園に眠っていらっしゃいます。

 お父さまは、児文芸の現理事長が、若い頃、お勤めしていらした会社の会長さんだった方です。

「雲の上の人だから、話したことはなかったけれど」彼はそう言っていましたが。

 

 話がそれました。

 それにしても、ほんとうに義理堅い方です。

 私たちが結婚した時も、烏城彫の大きな長いお盆と、丸いお盆をお祝いに下さったりしましたし。

 マスカット、お仏壇に、2〜3日、お供えして、私たちがいつも楽しみにいただいております。

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