20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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年賀状印刷案内が届くと思い出す・・・。

2021年11月02日 | Weblog
            
            
            
            

我が家の部屋は、どこもこうした間接照明です。
ですから、薄暗い。

この薄暗さの中で、2年前の暮れ、椅子に足を引っ掛け、飛んで大怪我をしたのです。

まだこの怪我のトラウマから抜けきれず、久しぶりにお会いした人には、必ず「私ね、大骨折をして・・・」と話します。
「うん、知ってる、知ってる」と、どなたも。

もう有名になっていて、某元理事長など「カトーさん、寝たきりになっちゃったんだって?」なんて、退院直後に、お電話をくださったくらいですから。

まあ、私も人様に、100回くらい、その骨折のディテールをお話ししているので、どなたにお話したのか、していないのか、わからなくなっていることもあります。

コロナ前からしばらくお会いしていない方は、きっとご存知ないだろうなと、とすぐ骨折自慢・・・というか、かわいそう体験自慢を話したくなるのです。

もっと辛い思いをしていらっしゃる方は、たくさん、いらっしゃるのに。

その入院している時も、天井の電気がついているのが嫌で、部分照明だけで、薄暗い病室に寝ていました。
看護師さんが、お食事を運んでくださるたび
「電気、つけましょうか?」と言われ、「いえ、このままで結構です」と。
最後には、この人は、薄暗い部屋が好きなのだと、皆さんの知るところとなり、看護師さんも、お掃除の人も、何も言わなくなりました。

暮れが近づくと・・・、とはいえ、まだ11月になったばかりですが、あの暮れの30日を思い出します。
いつになったら、思い出さなくなるのでしょう。
早く、あの夜、痛くてあでこに脂汗をかいていた、腕の痛みを忘れたいです。

ああ、今年もまた、年賀状印刷案内が、印刷屋さんから届き、つい思い出してしまいました。
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