JULA出版で、「おひさまわらった」(きくちちき)をいただいたときは、驚きました。
きくちちきの大胆な構図、色使い。
すごいなあと思いました。
そしたら、今度は、「金子みすゞ童謡全集」
金子みすゞの全部が詰まっている全集です。
みすゞが残した512篇の作品が入っています。
幼子を残し離婚し、26歳で自死するまで、512編もの、詩作(童謡)を作ったのですから、彼女の創作意欲と、悲しみと、胸の奥に秘めた願いの強さが、伝わってきます。
「こだまでしょうか」 金子みすゞ
「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう
「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう
そして、あとで、
さみしくなって
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう
こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。
今年は、金子みすゞの生誕120年だそうです。