20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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七草粥

2023年01月07日 | Weblog
             

            

今朝は七草粥を作りました。

先日、買ったばかりの炊飯器でもおかゆは作れるのですが、私はおかゆにお出汁を入れたり、4つに切ったお餅を入れたりするので、いつも通り土鍋にしました。
炊いている途中の、土鍋の吹きこぼしがありますが・・。

サッと茹でて絞った七草を、炊き上がったお粥に入れます。
とても美味しかったです。

お粥を作りながら、つい口に出てくるのは、百人一首。
教育パパだった父は、お正月になると家族を集め、百人一首をやりました。

「君がため 春の野に出て若菜摘む 我が衣手に 雪はふりつつ」
父がリーダーになり、お正月には、必ず家族で「百人一首」をやり、父がいつも読み手でした。

なんとも言えない調子をつけて、父は上の句を読むと、しばし間を開けます。
その間に、私たち子どもはその次に続く言葉を脳裏に浮かべ、絵札を探します。

「はい!」とその時点で、一番に絵札をとったのは、私たちが小さい頃は、姉。
だんだん、弟や私もそこに食い込んでいきました。
父はこうして、家庭でも(ここにはいろいろ問題がありますが・笑)、秩父でも様々なところでリーダーシップを発揮し、信頼されている人でした。
私は父からいろいろ教わったし、すごくかわいがってもらいました。だから父も好きでした。
でもいつでも私は母の味方でした。結婚してからもずっと。

でも、こうして七草粥などを作っていると、つい百人一首が口をついて出ます。
いつの間にか、父のお陰ですっかり暗記していました。
和歌の魅力を知ることもできました。

でも、お粥の嫌いだった父は、お正月の7日には、「お餅入りのおじや」を母に所望(命令?)していました。

そんな、子ども時代の懐かしさを思い出しながら、七草粥を食べました。

お正月飾りも、七草粥を作りながら、お片付けしました。
仕事始め、わたしは4日から始まっています。
バタバタ忙しいです。

さ、いよいよ2023年の本格的なスタートです。
コメント
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