20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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第1回・児文協協会賞選考委員会

2023年04月04日 | Weblog
            

今日は午後から、児文協の協会賞選考委員会です。
リモートです。

今日の段階では、まだ一次選考通過作品を選ぶだけなので、気持ちが幾分、気楽です。

2回目のベスト1を選ぶときは、やはり緊張感があります。
迷いもあるでしょうし。

ベテラン・中堅作家の、インテリジェンスに溢れた問題提起。文学性の高さ。作品としての安定感。人間を描く見事さ。
さすが、ここまで残ってきた作品は、いずれも魅力があります。

でも、私は、力のある、男性の若手作家たちの登場に、気持ちを強くしてもらっています。
これからの、児童文学の可能性を感じています。

これまでの児童文学で、描いてきた世界と違う。
問題意識の切り取り方が、どこかで読んだような既視感もなく、新鮮であり、かつ自然。
人間もしっかりと描いている。

その視点が面白いです。

さて、頑張りましょう。

今年の協会賞選考委員は、朽木祥さん(作家)、ひこ・田中さん(作家・評論家)、吉橋道夫さん(作家)、宮川健郎さん(元大学教授・評論家)、加藤純子(作家)。
今日はZOOMですが、皆さんと、お目にかかれるのが楽しみです。

吉橋さんとは、今回は画面越しではありますが、お顔を拝見するのは、数十年ぶりです。
他の皆さんとは、ペンクラブ や、児文協の文学賞委員会などで、チョコチョコとお目にかかっておりますが(笑)。
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