3月末に、坂本龍一さんがお亡くなりになりました。
苦しいがんの闘病生活の中。
その数週間前、坂本龍一は、命を削るように全身の力で、小池都知事に、抗議文を出したそうです。(ネットに全文が載っています)
神宮外苑の再開発への抗議文です。
坂本龍一は、原発についても、非戦についても、環境問題についても様々な問題意識を持ち、それにNOを主張し続けていました。
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彼には、4人の子どもさんがいるそうです。
でも上の3人までは、父親の役目をまったくしていなかった、と。
4人目が、自分が40歳近くで生まれた時、初めて「俺は子どもたちと、ちゃんと向き合ってきたか」と、自省したと言います。
そして、
「悪かった。父親、やって来なかった」と、4人の子どもたちに頭を下げたそうです。
それから彼は、社会に対しても、ちゃんと、発言していきます。
子どもたちや、孫たちの将来のために。
上のYouTube。一番上が、坂本龍一と、TBSの金平茂紀さんが、清志郎の一周忌に、二人で語っているYouTubeです。
その下が、清志郎が歌う、ジョン・レノンの「イマジン」。かっこいい!
やっぱり、坂本龍一も、忌野清志郎も、金平茂紀も、すごい。
自分の言葉で、音楽を、政治を、きちんと語っています。
坂本龍一も、忌野清志郎も、金平茂紀も、なんて、素晴らしいのでしょう。
坂本も、金平も、自分の専門性を踏まえつつ、さらに思考を深め、広げます。
私は、二人の、清志郎をめぐる対談を聞きながら、金平さんの坂本龍一への清志郎音楽の質問の深さにしても、彼の答えにしても、文学評論を1冊、読んだくらいの満足感を感じました。