20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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俳句の書

2023年04月28日 | Weblog
             

かれこれ20年くらい前に、友人が書いてくださった、俳句の書です。
和室に飾ってあります。
俳句は与謝蕪村。

毎年一回、6月に二人で、二子玉川でデートしているのですが、今年はどうやらご無理そう・・・。
彼女が大丈夫になったら、お電話するわと。

先日、彼女と長電話したのです。
ご子息がその前日の、9時のNHKテレビに、出られ、お顔を見ても小さい頃のお顔しかイメージできず、夫と「〇〇くんよね?」と話していたら、肩書きと、お名前と教授というテロップが。

「あ〜、やっぱり○○くんだわ」
夫も「○○くんだ!!」と。

貫禄が出て、ご立派になられ、でもお父様にますます似ていらして・・・。
それで、すぐにメールを入れたら、お電話をくださって。

あれこれあれこれ、楽しいお話をしました。
その時、
「窓を一年中、開けているので、畳が汚れるので、お掃除用ウエットシートで時々、畳を拭いているの。そのたびに、書いていただいた俳句が目に入り、嬉しい気持ちになるのよ」と。
「ええ、そんなの書きましたっけ?」
「すごく華やかな色紙に、書いてくださったので、和室を彩っていますよ」と。

かれこれ、20年前の額に入れた、蕪村の色紙です。
翌朝、すぐに写真に撮って、添付してお送りしました。
お忙しいのに、
「また、書をやろうかしら」と、メールが。
以前は銀座の鳩居堂の画廊などで、書の展覧会などをやっていらしたのですが・・・。

ここ数年、お友だちが、早朝ランニング心臓麻痺や、癌など、バタバタ亡くなっています。
そんな悲しい気持ちに、お互いになりたくありません。

だから、「お元気でね」と、お互いに。
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