今日から4月。
というか、エイプリルフール。
秩父の父が生きていたら、また「嘘」で騙されそう。
私たち姉弟も、従兄弟たちも、私たちの子どもたちも・・・。
父が生きていた頃、春休みに秩父にお泊りに行くと、必ず、エイプリルフールに騙されていました。
わかっているのに、みんな、騙されます。
朝、起きていくと、新聞などを読んでいた父が、真面目な顔をして、孫たちに「嘘」を言います。
かなりの年になるまで、みんな騙されていました。
いえ、子どもたちも大人で、騙されたふりをしてくれました。
騙した後、
「今日は、何日?」
と、すまして聞いて、
「あ」
と子どもたちがいうと、これ以上ないような、嬉しそうな笑顔を向けます。
前の日から「今年は、どんな話で騙そうか」と、考えでもしていたように・・・。
今日は、神保町の漢方の先生に行きます。
先生も、お年になられ、ここ数年は、診察は土曜日だけ。
予約した人だけ、となっています。
いつまで、先生とお会いできるか、いつもドキドキしながら、予約の電話を入れます。
緑が、菜種梅雨に洗われて、うつくしい土曜日の朝です。