20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

合宿報告

2008年07月19日 | Weblog
 金・土と鎌倉で行ったBeー子どもと本の合宿から帰ってきました。
 この暑さと、ハードスケジュール。
 さすがに疲れ果てました。

 今回の合宿のお世話をしてくださったのは、作家のTさん。
 事前の連絡から、当日のこまごましたことまで、ほんとうに彼女の丁寧さには頭がさがります。ありがとうございました。
 この鎌倉の隠れ家をご紹介くださったのは、鎌倉在住のIさんです。隠れ家の名にふさわしいとてもりっぱな日本家屋で、どなたかのお屋敷だった場所で、現在はお身内の方がひっそりと営まれていらっしゃるようです。
 リビングの隣には、グランドピアノが置いてあり、ここでミニコンサートをおやりになることがあるそうです。
 芝生のお庭の向こうには、海原に横たわる江ノ島が見えます。
 そんなすてきなロケーションのなか、私たちの合評会は、初日はなんと夜中の1:30まで続きました。
 興奮した頭はベッドに横になっても眠れるはずもなく、うとうとしたかと思ったら、もう朝でした。
 すてきな女主人の用意してくださった朝食は、抹茶茶碗の上にてんこ盛りに盛られた、釜揚げのしらすご飯。そしておネギのおみおつけ。
 とれたての鎌倉トマト、茄子、厚揚げの煮付けです。
 その質素さが逆に、ゆったりとした上質な時間を演出していました。

 幹事をしてくださった自称「雨オンナ」のTさんは、どうやら「雨オンナ」返上の時が来たようです。
 帰宅して、聞くところによると、東京は昨晩すごい雨がいっときアスファルトの道を打ちつけたらしいです。
 けれど鎌倉は一粒の雨もふりませんでした。
 
 合評を終え、照り返すような真夏の日差しにうんざりしながら小町通りを歩き、私たちは、予約しておいていただいた和食のお店でランチをいただきました。
 過日、鎌倉散策をしたときご案内いただいたイラストレーターの井上さんにご推薦いただいたお店です。
 上品な和食は、睡眠不足の私たちの胃にやさしく、ゆたかな時間をもたらせてくれました。
 
 それにしても、ほんとうに疲れました。
 こうしてblogを書きながらも、頭がぼーとしています。
 同室のKさんのお話では、
「私たち、眠りについたのは2:30をとうに過ぎていましたね」
 2:30!・・・。
 13編の作品を13人で、熱く熱心に語りあい、議論しあった充実の二日間でした。

 みなさん、お世話になりました。お疲れさまでした。
 
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合宿へ

2008年07月18日 | Weblog
 これから合宿に出かけてきます。
 東京駅で、友人のムーンさんに教えていただいた「グランスタ」でお弁当を買って・・・。
 どこかに出かける日っていつも、小学生のころ遠足へ出かけた、あの朝の、わくわくするような気持ちを思い出します。

 午後からの合評、合評、合評のハードさに目をつぶりさえすれば、ですけどね。
 いえ、それもまた楽し、です。
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缶詰状態

2008年07月17日 | Weblog
 今日は北句会の句会の日です。
 
 でも、明日の金曜日から一泊で、「beー子どもと本」の仲間たちと、鎌倉の隠れ家で合宿です。
「Beー子どもと本」は新刊を読み合う勉強会です。しかし、せっかくだからと、年に一度だけ創作合評の合宿を行っています。
 毎年、現地についたらすぐに合評。これが夜の11時くらいまで続きます。
 翌朝はまた9時から12時まで合評会。
 さながら、地獄の特訓です。
 今回は参加者13名、全員が作品を提出しています。
 今年もかなり、外も内も、暑い合評会になりそうです。
 しかし私ときたら、ここのところ連日の外出続き。
 まだその提出作品を、じっくり読み終わっておりません。
 今日は句会もお休みして、家に缶詰状態で、作品読みに明け暮れます。

 北句会のみなさま、そんなわけで残念ですが、今夜の句会は欠席させていただきます。ごめんなさい。
 どうぞ楽しい一夜を!
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「アンジェリーナ」のモンブラン

2008年07月16日 | Weblog

 レコーディング・ダイエット中だというのに、今日は仕事の打ち合わせのために出かけた銀座「アンジェリーナ」で、スイーツのモンブランを食べてしまいました。
 事前に、メールで編集者をそそのかしたのは私です。
「アンジェリーナでお会いしましょう。あそこのモンブランは、パリで食べるモンブランと同じものが食べられます。アンジェリーナのモンブランといったら、ココ・シャネルも愛した、すっごくおいしい・・・」
 すぐさま、彼女は私のお誘いにのってくださり、
「モンブラン!ぜひ!」
 と、うきうきした返信がきました。

 テーブルに座ったとたん、彼女は目を輝かせ、
「これですか。モンブラン!」
 そして、ひとくち口にいれるや、
「おいしい!」
 感嘆の声があがりました。
「でしょ」
 にたっとすると、私も大きな口をあけてぺろり。
「栗の味がする」
 彼女の言葉に追いかけるように、私も、
「下のメレンゲが最高でしょ?」
 目と目をあわせ、にこっとすると、あとは
「おいしい、おいしい」を連発するばかり。
 女たちにとって、この時間ほど幸せなひとときはありません。

 帰り際、お店の入り口には、モンブラン目当てのお客さんが行列をつくっていました。

 
  
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子ども創作コンクール

2008年07月15日 | Weblog
 今年も「おはなしエンジェル 子ども創作コンクール」(主催・日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会、日本公文教育研究会)の応募が、7月20日からスタートします。応募締め切りは9月10日です。

 2008子ども創作コンクール
 「ゆめ★なみだ★ともだち★ぼうけん」など、キミだけのお話、大募集!」
 テーマや内容は自由。幼児から中学生までの作品のご応募をお待ちしています。(キミの作品が絵本になるかも?)

 ぜひたくさんの子どもたちの応募をお待ちしております。
 詳細は、運営事務局(くもん出版)まで。http://www.kumon.ne.jp/angel/index.html
 また、これまでの受賞者の子どもたちの作品もすでに7冊が絵本になって発売されています。
 上のサイトで検索して、読んでみてくださいね。

 さらにお知らせです。
 7月24日(木)の朝日新聞夕刊「マリオン」に、子ども創作コンクールに関する宣伝告知が掲載されます。
 選考委員のみなさん、応募を考えていらっしゃる子どもたち。
 朝日新聞夕刊をとっていらしたら、ぜひご覧になってください。

 今日は午後1:00から、歯医者さんの三ヶ月検診。
 夕方6:00からは飯田橋で、児文協の運営委員会です。
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弟のblog

2008年07月14日 | Weblog
 今朝はこれから秩父行きです。
 弟のメールによると、母の食欲がだいぶ落ちているとのことで心配です。
「果物の水分が一番喜ぶかも知れないよ」
 弟に言われたとおり、梨とメロンを食べやすいように切って、タッパーに入れました。
 少しは食べてくれるといいのですが・・・・。

 久しぶりに弟のHPのblogをみて、なんだかちょっと感動しました。
 母の介護、自分の仕事と日々を忙殺されているのに、彼の暮らしの楽しみ方が、あんまりステキだったので。
 
 blogによると、以前クライアントの人から
「料理のできない人にキッチンの設計はできない。だから料理を趣味にして」といわれたらしいです。
 そこで弟は、今度設計した自邸は厨房をリビングの中心にしたアイランドキッチンにしたというのです。家族や友だち、大勢の人たちに集まってもらって楽しく会話のできる空間にと。
 その厨房で彼がまずやっていることは、夕食後の皿洗い。
 完璧な片づけをこなそうと、無心になって皿洗いをしているそうです。
 そしてその時間は、忙しい彼にとってとても有効な気分転換の時間なのだそうです。
 また、たまにはエコのために家族でキャンドルナイトを楽しんだり、エアコンを使わず井戸水の打ち水で仕事の打ち合わせにきたお客さんを迎えたり、ゴーヤを育てて窓辺に緑のカーテンを作ったり・・・。

 弟、自らでやってくれている93歳の車いすの母の下の世話からなにからの介護。そして建築家という自分の仕事。
 そんな気の遠くなりそうな大変な現実をポジティブに受け止めながら、日々の暮らしを楽しんでいるのです。
 なかなかできることではありません。
 我が弟ながら、頭の下がる思いで、私はうれしいような、申し訳ないような気持ちで、彼のblogを読んでいます。

 写真は今日、車窓から写した、夏の武甲山です。
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熱帯夜

2008年07月13日 | Weblog
 昨晩はこの夏はじめての熱帯夜でした。
 エアコンをつけたまま就寝するのはあまり好きではないのですが、これからの季節は、ついドライでタイマーをかけて休むことになってしまいます。
 しかし今やエコの時代です。
 そこでいいものを見つけました。
 以前、腰痛で苦しんでいたとき、友人のTさんが「モイストヒートパック」というのを、ご自分で使っていらしたのをわざわざ宅配便でお送りくださって貸していただいたことがあります。
 レンジで2分半チンすると、しばらく蒸気のような暖かさが体を包み、じんわりと体が温まるアメリカでは医療用に使われているケア商品です。
 Tさんは事故に遭われて入院したとき、その後のケアのためと東京女子医大ですすめられて買われたというお話でした。
「暖めて治せ」という言葉をよく聞きます。
 長時間、じんわりと暖めるその感覚がとても気持ちよくて、私は早速お貸しいただいた「モイストヒートパック」の書類に入っていた日本の代理店に直接申し込んで買いました。
 そんなご縁から、そこのお店からときどきセールのお知らせが届きます。
 そのセールで私は、子どもたち用や夫用に「モイストヒートパック」と、肩こりの時用に「ネックラップ」という肩にのせると、じわーっと温熱がでて肩こりをとるというのをいくつか買いました。
 特に冬場は毎晩、これをお腹の上にのせて寝ます。これが気持ちよくて欠かせません。(実はこの暑さのなか、いまも毎晩やっています)
 さらに、先日は「クールタッチ」といって、冷蔵庫に入れず常温の室内に置いておくだけで、常にクールなままの状態をキープしているという、ブルーのうすべったいクッションを2つ買いました。
 この「クールタッチ」が、昨晩のような熱帯夜には効力を発揮してくれるのです。枕の上にそれをのせて寝るだけで、一晩中心地いい冷たさのなかで眠りにつけるのです。「頭寒足熱」とはよく言ったものです。
 まだ買ったばかりですが、これからの季節に毎晩愛用しそうです。
 ということは、アイスノンでも代用出来るのかも知れません。
 エアコンをつけずに、これで熱帯夜を乗り切れるのでしたら、これはいま注目のエコ商品ともいえそうです。

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おがら

2008年07月12日 | Weblog
 来週はお盆です。
 今日はこれから、お墓のお掃除とお参りに出かけてきます。

 そのむかし、お盆の入りの日の夕暮れになると、牛込の家の庭先でいつも、夫の母がおがらを焚いていました。
 遊びにいっていた我が家の子どもたちに、
「ご先祖さまが、お盆のあいだここに帰ってくるのよ。だからこうやっておがらを焚いてお迎えするの」
 そんなことを話しながら。
 話しているそばから、おがらの燃える火は、暗くなりかけた庭に煙をたなびかせ夕闇に溶けていきました。
 
 お盆が近づき、八百屋さんの店先でおがらを見かけるたび、毎年、毎年、なぜか私の脳裏には、おがらを焚いているあのころの義母の姿が浮かぶのです。
 つい先日会ってきた元気な義母の、輝くようなにきれいな銀髪を胸にいだきながら。
 
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ヘリコプター

2008年07月11日 | Weblog
 朝、机にむかっていたら、空からヘリコプターの音が聞こえてきました。それも一機ではなく、何機もの音が。
 このあたりは、東京湾にある東京ヘリポートが近いせいか、空からときどきヘリコプターの羽を唸らせる音が聞こえてきます。
 
 それにしてもすごい轟音です。
 ベランダに出てみると、8機ほどのヘリコプターが上空を旋回していました。
 いったいなにが起こったというのでしょう。 
 こういったヘリコプターが、まるでトンボの大群が押しよせてくるように空を飛ぶ物々しい光景を見るたび、不安が蘇ってくるのがわかります。

 ずいぶん前、ウチのマンションの24階が火事になったことがあります。
 なにか燃えるような、きな臭い匂いにあわててベランダに飛び出すと、上から火柱が吹いてくるのが見えました。
 あのときも上空には、物々しいくらいの数のヘリコプターが轟音をまき散らして飛んでいました。
 あのときの、恐怖を思い出すのです。

 急いでテレビをつけてみましたが、結局なにが起きたのかわからないままでした。
 
 いまでもヘリコプターの音を聞くたび、胸がざわめきます。
 忘れたと思っていた光景が、あの音で蘇ってくるからです。
 
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マカロン

2008年07月10日 | Weblog
 だいすきなダロワイヨの、マカロンの頂き物をしました。
 食べるのがもったいないくらい、きれいで、かわいいです。
 マカロンというのは、卵白と粉砂糖、ココナッツの粉末などをメレンゲで膨らませ、オーブンで焼いたフランスの焼き菓子です。
 なかでも私がすきなのは、ヴァニーユ。ヴァニラクリームが入っているマカロンです。
 ピエール・エルメのでしたらカラメル。これはフレール・ド・セリ入りのカラメルクリームがなかに入っているマカロンです。
 とにもかくにも私は、ほくほくしながら冷蔵庫にしまいました。
 甘党なので、こういったものには、まったく目がありません。
 ふと、レコーディング・ダイエットという言葉が頭をよぎりましたが、甘いものの誘惑にはどう抗っても勝てっこないことを、意志の弱い私は知っています。

 週末、マリアージュのマルコポーロ・ルージュでも飲みながらいただくとしましょう。

 今日はこれからむかしからのお友だち3人と、11時半から京橋にあるフレンチレストラン「シェ・イノ」で、恒例のお食事会&おしゃべり会です。
「シェ・イノのフレンチは最高だったわ」
 春先の、私のそんな宣伝が効いたのか、すぐに再会の場所はそこに決まりました。
 3人で集まっておしゃべりをするのは、昨年の秋以来。
 前回はメンバーのご家族行きつけの、南青山の「ラ・ブランシュ」でフレンチをいただきました。そこもこだわりのお料理を提供してくれる、とてもおいしいお店でした。
 おいしいお料理と楽しいおしゃべり。年に数回こんなふうに気のおけない友人たちと楽しいおしゃべりに花を咲かせ、おいしいお料理に舌鼓をうつ時間は、いまや私たちの人生にかかせないひとときです。
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