今日は午後2時から「国際子ども図書館を考える全国連絡会」主催の「国際子ども図書館の増築計画を考える緊急フォーラム」が、神楽坂の出版クラブで行われます。
児童文学者協会からは、作家のAさんとFさん、私の3人が参加します。
上野の森に我が国初の、国立の児童書専門の国際子ども図書館が開設されて今年で8年になります。
建物は、明治に帝国図書館として建てられたものです。
ですから明治ルネッサンスの美しい様式がそのまま原型保存されています。
オープニング前の内覧会にご招待されて、はじめて伺ったときは、その内部の美しさに驚嘆いたしました。
明治ルネッサンスの繊細で贅沢な建築様式を残しつつ、建築家の安藤忠雄さんらしいモダンな表皮をまとって。
また、内装も子どもの目線からのものになっています。
内覧会のときも、「あのトビラは子どもたちに無理はないか?」「このステージは子どもたちに高すぎないか?」など、さまざまな意見が「国際子ども図書館を考える全国連絡会」の運営委員のみなさんから、図書館スタッフや当時の館長にむけて飛び交ったくらい「子どもの視点」ということを大切に設計されています。
子どもの本の専門性を基軸に、かなりの数の児童書を網羅して世界と発信しあっている「国際子ども図書館」は、一日の子どもたちの来館もかなりの数に及んでいるようです。
場所も上野公園の東京芸術大学近くの閑静な場所に、なんともいえない空気感を残し佇んでいます。
ぜひいちど、「国立国際子ども図書館」に足をお運び下さい。
今日行われるのは、オープン8年を経て書庫の収納能力の問題や、図書館活動のためのスペースの問題など、新たな課題と向き合いつつ増改築計画をすすめようという緊急フォーラムです。
フォーラムでは国際子ども図書館・館長の斎藤友紀子さん、日本書籍出版協会会長の小峰紀夫さん、画家の太田大八さんなどが講演されます。
ご興味のある方は、ぜひいちど、こちら↓ をご覧ください。
http://www.kodomo.gr.jp/ilcl/index.html