20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

「国際子ども図書館を考える全国連絡会」運営委員会

2009年05月21日 | Weblog
 今日は午後から神楽坂の出版クラブで、国際子ども図書館を考える全国連絡会の運営委員会です。
 
 雑誌「日本児童文学」の7~8月号にも書かせていただいておりますが、このたび、国際子ども図書館を考える全国連絡会で「日本の絵本美術館」という本を作りました。
 詳細は、雑誌発売後に・・・。
 この本は販売はいたしませんが、ご希望のかたには送料込み800円でお分けくださるそうです。
 
 お入り用の方は、雑誌「日本児童文学」をご覧いただいたあとに、国際子ども図書館を考える全国連絡会の事務局か、またはこちらのblogまでお申し込みください。
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『大人にはわからない日本文学史』(高橋源一郎著 岩波書店刊)

2009年05月20日 | Weblog
 今夜は仲間うちの研究会「Beー子どもと本」です。
 今月のテキストは『大人にはわからない日本文学史』(高橋源一郎著)

 いま、仕事のあれやこれやでちょっと慌ただしくしているので、ここに感想の詳細を書く時間的余裕がないのが残念です。
 ひとつだけ言えることは、ここ数年、頭の上にのしかかっていた事柄の大枠だけは見えてきたような気がしたのは収穫でした。
 でも、まだ大枠だけ。
「文学のOSを更新する」という言葉で。
 
 今の現実を捉えようとしたら、近代文学を成立させたOSではすでに捉えきれなくなっているのではと、源ちゃんは書いています。
 その、新しいOSの特徴は、まず作られ方が独特と。
 OSなんて書くと、なんのことかと思われるかもしれませんが、そう、あのパソコンのOSです
 要するにこれは、彼特有の比喩です。
 いままで私たちは少しずつOSをバージョンアップさせながらパソコンと向き合ってきました。けれどすでに、いままでと違った、新しいOSが更新し始めている、と。
 
 けれどその先、私たちがいちばん知りたいところを、この本はまだ分析しきれていません。
「ああそうか。新しいOSか」と納得しただけです。
 今夜はみなさん、どんな感想を持って集まってくるでしょうか。

 昨日熊本から帰ったばかりの夫が、今日は東京での会議に出席するため上京します。会議が終わり15時くらいにちょっとだけ帰宅し、18時の新幹線でとんぼ返りとか。忙しそうです。
 私も研究会で、神楽坂の事務局の鍵をあけるため、17時過ぎには家をでる予定です。
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『手のひらの記憶』(はやの志保著 結書房刊)

2009年05月19日 | Weblog
 このご本は、作家・はやの志保さんがおかあさまに語っていただいた、旧満州ハルピンでの暮らしや、日本に引き揚げてこられてからの生活のいっさいを綴られたものです。
 ここには三代の女たちの生き様が、目をそらさず書かれています。
 夫の死後、ハルピンから死にものぐるいで子どもたちを連れて日本へ帰り、苦労のし通しだったはやのさんのおばあちゃまの姿。
 その娘である、はやのさんのおかあさまの、母親にむけるまなざし。
 祖母の、そして母の原点を知りたいと願う、はやのさんの作家として貪欲な好奇心。その熱い思いがこのご本のすみずみまでを貫いています。
 
 そこには語るのもつらい、生涯悩み続けた苦悩と重さ。それをずっと背負い続けて生きてきた女たちの姿がありました。
 ぐっと胸に迫るシーンです。
 ラスト、おかあさまとおばさまが54年ぶりにハルピンを訪ね、その地に眠る、父と弟を日本に連れて帰ってくるシーンもまた感動的です。
 そしてなにより、読みながら迫ってきたのは、はやの志保さんの「真実」を知りたいという強く激しい思いです。
 その思いのすべてが、この作品の原点であり、原動力となっています。
 ぜひお読みいただき、はやの志保さんの熱い思いを受け止めていただけたらと思います。 
 
 私はこのご本を読みながら、数年前に訪れた、アカシヤのうつくしい中国・大連の町を思い出していました。
 その町の博物館でみた、満鉄時代の日本人の恵まれた暮らしなどを。
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初収穫

2009年05月18日 | Weblog
夕べはベランダ菜園、初収穫の日でした。
ちょうど一人分の水菜は、梅シソドレッシングであえて。
大葉は千切りにして、あさりのガーリック酒蒸しの上のあしらいに。
いずれのお野菜も、お店のとは違って素朴な味わいでした。
やはりプロの方が作っているものは、お味に深みがあってどことなく洗練されているから不思議です。
単身赴任先の夫へ、せめて、目だけのご馳走を。


今日は午後からS社の編集者のKさんと、赤坂見附で取材兼打ち合わせです。
某店の本店二階で展示会を見て・・・。
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雨の日曜日

2009年05月17日 | Weblog
雨の日曜日です。

忙しい毎日で、やらなくてはいけない仕事で机の上が山積みになっています。
読まなくてはいけない本もたまっています。

あれこれ考えると夜も眠れなくて、起きだしてあれこれをやっています。
今週も、予定がぎっしり詰まっています。
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第1回 小松崎進講演会

2009年05月16日 | Weblog
 今日は午後から、神楽坂の出版クラブで「この本だいすきの会」の代表でいらっしゃる小松崎進さんの「子どものこころとことばを育てる読みがたり」というタイトルの講演会があります。 

 過去に何度かコマ先生のお話を聞かせていただいたことがありますが、そのつど大笑いし、そして泣きました。
 長年の教師生活のご経験と、全国に数百人という会員のいらっしゃる「この本だいすきの会」の代表として、ぴかぴか光る子どもたちのお話や、たくさんのエピソードをお話くださいます
 名人芸のようにお話がとってもお上手で、胸に迫ってきます。
 今日の第一回の講演会でもまたすばらしいお話をうかがえること、間違いなしです。
 
 コマ先生のお話が終わった後は懇親会。
 コマ先生は、お酒のおすすめ上手です。
 新潟のおいしい日本酒「〆張鶴」の一升瓶や、千葉の日本酒「五人娘」の一升瓶を抱えて、皆さんのところを「ほら、飲んでるか」といっていつも回られます。
 そんなとき、飲めない私にご配慮くださって、いつもコマ先生は、お手製のとろっと甘くておいしい果実酒をペットボトルに入れて持ってきてくださいます。備前焼のお猪口まで添えて。
「ほら、カトーさん、飲んでるか。みんなに飲ませちゃだめだぞ。これはカトーさんのなんだから」って。
 でもコマ先生、私、いくらおいしい果実酒でも、お猪口に一杯が限界なのですが・・・。
 ラリルレ、ラリルレ、ろれつが回らなくなってしまうのです。
 顔だって真っ赤になっちゃうし、お猪口に一杯を全部カラにしたら、もう倒れちゃいます。
 実は、このおいしい手作りの年代物の果実酒。日本酒のお好きな皆さんだって、大好きなんですよ。
 ですから今夜もきっと、こっそり・・・。
 それに私、コマ先生の前にでると、いつも小学生の女の子の気分です。

 さてさて、いまから飲むお話ではなくて、コマ先生の講演会のお話です。すっごく楽しみにしています。
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「ひと」欄に紹介されました。

2009年05月15日 | Weblog
 本日のしんぶん赤旗の「ひと」欄に、「子どもたちへの応援歌を書く児童文学作家」ということで写真入りで紹介していただきました。
 過日、拙作をお読み下さった社会部記者のIさんが、取材にお越し下さったのです。
 そこで私は、『家庭教師りん子さんが行く!』(ポプラ社)と『ネイルはおまかせ!』(そうえん社)を書いた経緯などをお話しさせていただきました。
 ぜひご高覧ください。
 
 また先日、作家であり、評論家である古田足日さんから便箋3枚ものうれしいお手紙をいただきました。
 拝読しながら、うれしくて胸がどきどきしました。
 そこには、「家庭教師りん子さんが行く!」への古田足日さんらしい視点からの感想が綴られてありました。
 読みながら、自分がこれから書いていくスタンスがはっきりと見えてきたような気がしました。
 古田さんは、体調が必ずしも芳しくない状況なのですが、拙作を何度もお読みくださって、なおワープロに向かって下さって・・・。
 ほんとうにうれしかったです。
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子ども創作コンクール

2009年05月14日 | Weblog
 明日の金曜日、K社で児文芸のYさんと編集者のHさん同じくHさんたちと、今年度の「子ども創作コンクール」の詳細について打ち合わせます。

 Hさんのお話ですと、「子ども創作コンクール」は、今年で10年目を迎えるそうです。
「なにか、10年目らしい企画を考えようよ」
 Hさんからの提案をうけ、いろいろ考えています。
 選考委員のおひとりであるムーンさんからひとつご提案をいただいていて、それもおもしろそうです。
 なにかいいアイディアがありましたら、ぜひお知らせください。

 子ども創作コンクールの詳細については、また後日、こちらで告知させていただきます。 
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初夏の香り

2009年05月13日 | Weblog
 今夜、夫が帰ってきます。
 明日の朝、東京で会議があるのだそうです。
 それがすむと、北から南まで、全国にある工場の視察だとか。

 私の方も、連日、ばたばたと忙しくしています。
 気がついたら、ベランダはすでに初夏の香り。
 ペチュニアの白が、まるでウエディングドレスみたいに・・・。
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会議のはしご

2009年05月12日 | Weblog
 写真は母の日に送っていただいたお花です。
 パリジャンのお花の買い方スタイルを日本でも、ということで東京の青山にオープンした、パリのお花屋さん「MONCEAU FLEURS」(モンソーフルール」のお花だそうです。
 3月から大学の勤務で、夫婦で広島で暮らしている息子の奥さんがネット注文してくれたので「実物を見ていないんです」って・・・。
 そんなわけで、ここでご披露を。
 
 また、今日は夕方から日本児童文学者協会の運営委員会です。
 その前に、総会・附設研究会の準備委員会。
 附設研については、すでに雑誌「日本児童文学」にも宣伝告知が掲載されています。
 このblogでも以前に詳細を書いております。
 
 事前申し込みの状況も、今日現在、上々のようです。
 参加費無料で、会員外の方もご参加いただけます。 
 魅力的な内容になると思いますので、どうぞたくさんの皆さまのお越しをお待ち申し上げております。
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