20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

『大人にはわからない日本文学史』(高橋源一郎著 岩波書店刊)

2009年05月20日 | Weblog
 今夜は仲間うちの研究会「Beー子どもと本」です。
 今月のテキストは『大人にはわからない日本文学史』(高橋源一郎著)

 いま、仕事のあれやこれやでちょっと慌ただしくしているので、ここに感想の詳細を書く時間的余裕がないのが残念です。
 ひとつだけ言えることは、ここ数年、頭の上にのしかかっていた事柄の大枠だけは見えてきたような気がしたのは収穫でした。
 でも、まだ大枠だけ。
「文学のOSを更新する」という言葉で。
 
 今の現実を捉えようとしたら、近代文学を成立させたOSではすでに捉えきれなくなっているのではと、源ちゃんは書いています。
 その、新しいOSの特徴は、まず作られ方が独特と。
 OSなんて書くと、なんのことかと思われるかもしれませんが、そう、あのパソコンのOSです
 要するにこれは、彼特有の比喩です。
 いままで私たちは少しずつOSをバージョンアップさせながらパソコンと向き合ってきました。けれどすでに、いままでと違った、新しいOSが更新し始めている、と。
 
 けれどその先、私たちがいちばん知りたいところを、この本はまだ分析しきれていません。
「ああそうか。新しいOSか」と納得しただけです。
 今夜はみなさん、どんな感想を持って集まってくるでしょうか。

 昨日熊本から帰ったばかりの夫が、今日は東京での会議に出席するため上京します。会議が終わり15時くらいにちょっとだけ帰宅し、18時の新幹線でとんぼ返りとか。忙しそうです。
 私も研究会で、神楽坂の事務局の鍵をあけるため、17時過ぎには家をでる予定です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする