20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

合宿から帰ってきました。

2009年07月11日 | Weblog
 ただいま伊豆から帰宅いたしました。
 行きから珍道中で、もうほんとにすっかり、幹事のTさん、ご一緒にいらしたNさんにはご迷惑をおかけしてしまいました。 
 地図の読めない、時刻表の読めないオンナとご一緒していた普段は超しっかり者で、男前のMさんまで、おろおろおたおた。
 のらなくていいエレベーターにまで乗ってしまったり・・・。
 そんなときでも幹事のTさんは背筋をすっとのばし、踵の高いミュールをこつこつならし、乗るべき電車に乗り遅れてしまった私たちをあわてることなく即座にフォローし、すでに着いている仲間たちのいるペンションに連れて行って下さいました。
 手がかかり、ほんとうに申しわけございませんでした。

 合評は僅かな休憩をしただけで、到着早々、午後1時から夜11時までみっちりと議論しました。
 問題作、意欲作が目白押しで、すごい合評会でした。
 終了後は夜中の2時まで、行きの珍道中をネタに「おほほほほほ」とみんなでお腹をよじらせ、笑い転げました。
 
 そして今日はお昼まで合評をして、その後3台のタクシーに分乗して「ワイルドスミス絵本美術館」へ。
 
 いま帰ってきました。
 どうやら雨オンナたちは、その汚名を返上したようです。
 写真はペンションの合評をしているリビングから見た大島の見える伊豆の海です。
 どんよりと曇っていますが、このあと真夏のような日が照り返していました。
 疲れましたが、ほんとうに密度の濃い楽しい合宿でした。
 ほんとうに皆さま、お疲れさまでした。
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つかの間の太陽

2009年07月10日 | Weblog
 梅雨の鬱陶しいお天気が続いています。
 黒雲のなかにつかの間、あらわれた太陽。
 まぶしいひかりです。

 今日はこれから伊豆で創作合宿です。
「お弁当持参ね。待ち合わせはどこどこで・・・」
 楽しいメールが飛び交いました。
 
 さて、お天気。
 雨オンナがふたりいらっしゃるので、お天気のほどは保証の限りではありません。
 でもどんなに雨あられが降ろうとも、ペンションに入ってしまえばこっちのもの。
 高台に建っているペンションの窓から伊豆の海を眺めながら、合評、合評、合評に明け暮れているのですから。
 600枚を越えた原稿を筆頭に、13編のボリュームたっぷりの原稿も、どうにか読み終えました。
 
 さあ、一泊合宿へ、いざ出陣です。
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ゴッホカレンダー

2009年07月09日 | Weblog
 仕事部屋の机の横にかけてある、小さなゴッホカレンダーです。
 気がつくと6月のままでした。
 ああ、今年も、もう半分が過ぎてしまったのですね。
 
 日ごろのスケジュールは目の前に下げてある伊東屋オリジナルの3ヶ月カレンダーで管理しているので、このカレンダーのことはつい忘れがちです。
 
 あわててめくると、「ゴッホの寝室」が7月の絵でした。
 ゴッホがゴーギャンと共同生活を送った南仏アルルにある「黄色い家」のなかの彼の寝室を描いた絵です。
 この歪んだ構図をみるたびに、ゴーギャンとけんか別れしてからのゴッホの精神状態を思い、切ない気持ちになります。
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2009年度 子ども創作コンクール

2009年07月08日 | Weblog
今年で10年目を迎えた「おはなしエンジェル 子ども創作コンクール」の応募がそろそろはじまります。
日本児童文学者協会・日本児童文芸家協会・日本公文教育研究会では、子どもたちに創作を通じて物語の楽しさを体験してもらえるよう、幼児から中学生までを対象に、「おはなしエンジェル 子ども創作コンクール」を実施しております。
たくさんの子どもたちのご応募をお待ちしております。
なお、入賞作品の中から、絵本化されることもあります。

・応募資格と作品の長さ
(1) 幼児・小学生低中学年(1~4年)の部 400字原稿用紙2~4枚以内。
(2) 小学生高学年(5~6年)・中学生の部 400字原稿用紙3~6枚以内。
((1)(2)とも、詩・作文・日記は不可。自作・自筆に限る。パソコン入力も可。ただし自分の入力に限る。パソコン原稿は、A4判用紙に20字×20字で印字。)
・募集期間と作品送付先など
● 応募は2009年7月20日から2009年9月10日まで(必着)。
● 応募は一人一編まで。
● 別紙に、住所・氏名(ペンネーム不可)・年齢及び学年・電話番号・作品タイトルを明記し(別紙は大人の記入可)、作品に添付。タイトルと氏名は、作品の最初にも記入。
● 作品の返却には応じない。
● 作品送付先は以下です。
<送付先>
〒102-8180 東京都千代田区五番町3-1 五番町グランドビル3F
くもん出版「子ども創作コンクール」H 係
・賞と表彰
● 日本児童文学者協会賞1編、日本児童文芸家協会賞1編、日本公文教育研究会賞1編、金のエンジェル賞(各部)5編程度、銀のエンジェル賞(各部)5~15編。
● 発表は11月上旬予定。朝日小学生新聞・朝日中学生ウィークリー紙上および主催団体のホームページにて。
● 日本児童文学者協会賞・日本児童文芸家協会賞・日本公文教育研究会賞、および金のエンジェル賞作品には、正賞として盾と絵本画家による入選作品を素材にした描き下ろしのイラストが、銀のエンジェル賞作品には盾が贈られる。副賞として、日本児童文学者協会賞・日本児童文芸家協会賞・日本公文教育研究会賞作品に図書カード1万円、金のエンジェル賞作品に図書カード5千円が贈られる。
● 入選作品は、主催団体発行の媒体誌、および作品集に掲載予定。
● 応募者全員には、入選作品を掲載した作品集が贈られる。
問い合わせ先
(社)日本児童文学者協会 http://www.jibunkyo.or.jp/
TEL.03-3268-0691
(社)日本児童文芸家協会 http://www.jidoubungei.jp/
TEL.03-3262-6026
運営事務局(くもん出版) http://www.kumon.ne.jp/angel/
TEL.03-3234-4143
・主催 (社)日本児童文学者協会 (社)日本児童文芸家協会 日本公文教育研究会
・協賛 くもん出版
・後援 朝日学生新聞社・(社)家の光協会・親子読書地域文庫全国連絡会・この本だいすきの会・ (財)出版文化産業振興財団・(社)全国学校図書館協議会・日本子どもの本研究会・ 日本書店商業組合連合会・(社)日本図書館協会
・著作権 入選作品の出版及び二次的使用については、発表より2年間、協賛者が優先権を保有する。
なお、日本児童文学者協会賞・日本児童文芸家協会賞・日本公文教育研究会賞・金のエンジェル賞の中から、絵本化にふさわしい作品については、協賛者・くもん出版より出版される。
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遠き山に日が落ちて

2009年07月07日 | Weblog
 昨日の夕日が落ちたすぐそのあとの映像です。
 夜の闇の落ちるその直前。
 西の空には、名残りの夕日がかすかな明るさを漂わせています。
 そして、はるか遠くには秩父連山や丹沢の山々が見え、その遠き山に日が落ちて・・・。
 
 この交響曲第9番「新世界より」の第2楽章「遠き山に日が落ちて」を作曲したのは、チェコ生まれの作曲家ドヴォルザークです。
 ドヴォルザークがこの「新世界より」を作ったのは、アメリカ滞在中だそうです。
 そこで彼は「新世界アメリカ」からふるさとのボヘミアへ向けて、この曲を作ったと言われています。
 アメリカ大地から夢想した、ふるさとボヘミアの遠き山々は、はたしてどんな色をしていたのでしょうか。
 
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万緑の候

2009年07月06日 | Weblog
 先日、時候の挨拶を考えていて見つけ出したのが、この「万緑の候」ということばです。

 春には、そこかしこにうつくしく咲き乱れていた花々が、夏にはすがたが消し、今度は木々のみどりが圧倒的な存在感であたりを支配しています。
 雨がおち、みどりはさらに色濃く、大地にしっかりと根づき・・・。

 これから夏にむけてのひととき、私たちはこの木々の木陰に癒され、みどりの風にやさしい微笑みをもらいます。

 みどりの海をたゆとう風。
 ものみなすべてが緑につつまれ、雨さえもみどりに感じる、梅雨のいま。
 万緑の候。
 まさに私たちは、そのことばを実感する季節のど真ん中を生きています。
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バランス感覚

2009年07月05日 | Weblog
 人間っていうのは、つくづく不思議なものです。
 気がつくと、どこかでいろいろなことに、バランスをとりながら生きているのですから。

 突然、そんなことを言い出したのは、「バーゲン」のDMが届くたびいそいそと出かける私の胸のどこかに「夫に申し訳ない」という気持ちがあるからです。
 ですから「今度は夫のために」と、帳尻あわせをしたくなり・・・。
 
 今日は夫を誘って、ダーバンのバーゲンに行ってきました。
 夏のスーツやジャケットや、ワイシャツやネクタイ。
 どっさりと買ってきました。
 これでちょっとは後ろめたさのバランスがとれ、また私もと・・・。
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原稿読み

2009年07月04日 | Weblog
 夕べ遅くに帰宅した夫は、今朝はもう会議のためお出かけ。
 土曜日と言えども、のんびりできなさそうです。

 と、そんなわけで、私は家で来週の金曜日・土曜日と行われる「Beー子どもと本」の創作合宿のための原稿読みに追われています。
 創作合宿は年に一度のセレモニーです。
 伊豆のペンションを借り切って、到着直後から翌日のお昼過ぎまで、ずっと合評会です。

 今年はなんと13編の原稿が届いています。
 これがすごい!
 だって400枚以上の原稿から200枚以上の原稿がほとんどなんですから。
 それらの原稿すべてを、50肩の右手で持ち上げたら、「痛たたた・・・」と、しばらく痛みに疼きうずくまってしまいました。
 それくらいのボリュームです。
 伊豆のペンションまで、この原稿を抱えていくのはかなりの労力と言えそうです。
  
 それにしても、仲間たちの書くことへのエネルギーはすごい!
 背中をぐいんぐいん押されます。
 こんなふうに爪を研ぎ、力をつけ、それを出版につなげていく人たちの「なににも」負けない力は、いずれ児童文学の世界で更なる大輪を咲かせることになるのでしょう。

 ご恵贈いただいている越水利江子さん『時空忍者おとめ組 2』(講談社・青い鳥文庫)、牧野節子さん『夢見るアイドル』(角川・つばさ文庫)、吉田純子さん『大ドロボウ五十五えもんの一日けいさつ署長』(ポプラ社)
 ばたばた慌ただしく、まだ拝読できておりません。
 申しわけございません。
 人気作家のこちらの皆さまの新刊人気シリーズ本を、どうぞ皆さまお読みになってください。
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梅雨まっただ中

2009年07月03日 | Weblog
 今夜は夫が帰宅します。
 午後から仕事の打ち合わせのため赤坂見附に行き、帰りにスーパーに寄ってお買い物をしてこようと思っています。
 昨日の「過門香」の黒酢酢豚、おいしかったです・・・。
 今夜のお夕食は、黒酢酢豚もいいかもしれません。

 それにしても、梅雨まっただ中という、すっきりしないお天気が続きます。
 このところ連日、一日1000人近い方々がこのblogを閲覧してくださっています。
 拙いblogですのに、皆さま、ほんとうにありがとうございます。
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銀座でおしゃべり。

2009年07月02日 | Weblog
 仲よしの作家、石井睦美さんが翻訳された新刊絵本『もしゃもしゃあたまのおんなのこ』(サラ・ダイヤー作、石井睦美訳 小学館刊)のご紹介です。
 カラフルでとってもかわいらしく、きれいな色彩の絵本です。
 髪の毛をとかすのがきらいな女の子。その子の頭は、さてさて、どうなっていくでしょうか・・・。
 豊かな発想と、おちゃめな語りですすめられるステキな絵本です。

 それから、やはり仲よしの作家、上條さなえさんについてのお知らせです。
 上條さなえさんが、ここ一両日の間に日経新聞の夕刊『人間発見』で何回かのシリーズで写真入りで大きく紹介されます。
 彼女は『10歳の放浪記』(講談社刊)がNHKTVでドキュメンタリーになったり、一躍話題のひとに・・・。
 いまや講演に取材にと、ひっぱりだこです。

 今日はそのおふたりと私。3人で銀座の過門香で中華を。
 久しぶりの3人でのおしゃべり。
 いまから楽しみです。
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