20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

男体山(?)

2009年08月21日 | Weblog
 ベランダから、ふと北東の方向を見たら、日光富士と言われている男体山が(たぶん)くっきりと。
 空気の澄んだ冬にしか見えない風景を、この夏はときおり楽しませてくれています。
 
 南には丹沢山系。
 西には秩父連山。
 そして北東には栃木の山。
 
 東京湾にほど近いこの町から、あんなに遠くの山々が見えるということが、とても不思議な夏です。
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東京国立博物館

2009年08月20日 | Weblog
 上野にある東京国立博物館に、行ってきました。
「伊勢神宮と神々の美術」と、同時開催の特別展である「染付(藍が彩るアジアの器)」展を見に。
 神々の美術で興味深かったのは、仏教には「仏像」という形があるのに、神にはそういった具体的なイメージをつかみ取る形が存在しないということ。
 そこで作り上げた「神」が陳列してありました。
 それをみて、これまでの歴史の中で「仏像」のような存在が、神には生まれてこなかった理由が納得できました。
 あんな風に「神」を具現化されると興ざめです。

 染付は、もともと焼き物が好きなので、ぜひみてみたいと思っていました。
 でも景徳鎮窯で作られた青花は、台湾の故宮博物院で見てきた青花が記憶の底に残っていて、それと比較するともの足りません。あでやかさの格が違う感じがします。
 蒋介石が、中国の国宝級のすばらしい焼き物をすべて台湾に持っていってしまったため、中国にはこのレベルの染付しか残っていないのでしょう。
 
 おもしろかったのは、ベトナム、朝鮮の染付でした。
 素朴で、余白を大切にした絵付けの味わいは、青花の華やかさとは違って胸にしみました。

 写真は東京国立博物館の天井です。
 東京国立博物館は、とにかく建物のディテールがうつくしいです。
 同じ敷地内にある「表慶館」の常設展もなかなかでした。
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パソコン

2009年08月19日 | Weblog
 2001年の3月から愛用していたMacのパソコンが、とうとう寿命のようです。
 このところ立ち上げたり、消したりするときに、「カラカラ」と空回りするような音がしたり、データーを入れるのにすごく時間がかかったり・・・。 
 
 そんな状況を息子に話したら、「これはきっともう時間の問題だね。ある朝、立ち上げようとしたら立ち上がらなかったりとか」と恐ろしいことを言われました。
 そしてそばからすべてのデーターをバックアップしてくれました。
「もし壊れちゃったら、この中のデーターはもう引き出せない?」
「壊れちゃったら、だめかもしれないね」とのこと。

 おとといの夜、夫とも相談して、昨日の朝、息子が我が家にいるうちにと、銀座のMacストアにパソコンを買いにいきました。
 それがこの写真手前のパソコンです。
 今度のパソコンはカメラつき。
 さっそく昨晩は、夫のパソコンとテレビ電話をしました。

 横においてあるのは古いMac。
 愛着があって、もったいなくて捨てられません。
 写真に移したふたつのパソコンを眺めていたら、ふと、デジャブのような感覚。
「この光景、どこかでみたことがあるような気がする」
 私の言葉に、すかさず息子が言いました。
「小室哲哉とか?」
 そう。それ。
 なんだか、すごくバブリーな感じ。
 でも当分は、古いMacを捨てる気分にならないと思うので、二台のパソコンを並べた、思いっきりバブリーな気分のなかで、机に向かうことになりそうです。
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夏の終わり

2009年08月18日 | Weblog
 八月も半ばを過ぎました。
 お盆もおわり、朝夕たなびく風はすでに秋の気配です。
 
 7日の夜から、ずっと我が家に逗留してくれている息子も、週末にはいったんひとりで広島の自宅へ帰ります。
 月末にはまた、仙台の東北大学で行われる学会から東京へと、とんぼ返りの慌ただしさ。
 すでに単身赴任先にもどった夫も忙しく、行ったり来たりの日々になりそうです。
 かく言う私も、大小あわせたいくつかの仕事と格闘中。
 
 それでも、ひとつの大きな区切りの夏が終え、またいつもの日常がもどってきました。
 昨日の夕暮れ。窓から流れてくる風に吹かれていたら、どことなく初秋の匂いがしました。
 夏の終わりが近づいているようです。
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金魚

2009年08月17日 | Weblog
 夏になると、金魚慕情が募ります。
 子どものころを思い出すからでしょうか。
 とにかく、涼やかなお水の中で戯れながら泳いでいる赤い金魚を、なぜか飼いたくなってしまうのです。
 でも生き物には「死」がつきものです。
 それがこわくて、ずっと飼いたいのに飼えないでおりました。

 ところが先日、銀座・松屋の食器売り場で、食器を探していたら目の前で金魚が泳いでいるのが見ました。
 よく見ると本物ではありません。
 でも一見、本物と見まごうほどです。

 これなら私にも飼えそうと、すぐさま買い求めてきました。
 それを、金魚鉢に見立てた深い鉢に入れ・・・。
 なんだか、そこだけをレトロな空気が流れているようです。
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ほおずき

2009年08月16日 | Weblog
 ほうずきです。
 なんてなつかしいのでしょう、と思いながら、お盆のかざりつけのために買ってきたものです。
 ふたつだけ、迎え火と送り火の提灯がわりにとっておきました。

 こんな大きな、真っ赤なほうずきを見ていると子どもの頃を思い出します。
 爪楊枝で実の中身をきれいにほじって、空っぽになったほうずきを口に入れて「ぎゅ、ぎゅ、」と鳴らしたことを。
 実をほじる口のあたりがすぐに破れてしまい、なかなか上手にできなくて苦心したことを思い出しながら。

 夕暮れ、お盆の送り火を焚きます。
 赤くて大きな、このほおずきを提灯がわりに添えて。
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レッドアローに乗って。

2009年08月15日 | Weblog
 今朝はこれから私たち夫婦、息子夫婦、娘夫婦と○くん。みんなで池袋からレッドアロー号に乗って、秩父へ行きます。
 秩父神社で、母の一年祭と父の十年祭が行われるのです。
 
 久しぶりに親戚の皆さまたちにもお会いできます。
 弟が、ご列席くださる親戚の皆さまたちのネットワーク図を調べて作ってくれたようです。
 父の書いたエッセイ、母の書いたエッセイの掲載された地元誌をコピーした栞も作ってくれたようです。
 
 亡き父と母を偲ぶステキな一日になればと・・・。
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月下美人

2009年08月14日 | Weblog
 昨晩、同じマンションの5階にお住いのNさんから、「いま、月下美人のつぼみが開き始めましたので・・・」と、月下美人の花を自宅までお持ち頂きました。
 生まれてはじめて月下美人を見ました。
 ご主人さまと丹誠込めて、ご自宅の室内で咲かせてお花だということです。

 月下美人は、その名のとおり、夜に開花して一夜で散ってしまう幻想的な花です。
 繊細で美しい花びらと芳しい香り。
 まさに美人薄命の名に似つかわしい花です。
 
 時間とともに、刻々と花びらが開き、可憐な花はたちまち妖艶な姿形へと変貌し、濃厚な香りをあたりに漂わせ、散っていきます。
 儚い美しさの代名詞のような月下美人を、思いがけず楽しめたことに、お裾分けを下さったNさんに感謝です。
 ほんとうにありがとうございました。

 どうぞ、皆さまも写真でご堪能下さいませ。
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月遅れのお盆

2009年08月13日 | Weblog
 今日は月遅れのお盆の入りです。
 東京のお盆は7月で、6月に亡くなった夫の母の新盆は来年の7月です。
 けれど月遅れのお盆の今日、父と母そしてご先祖さまをお迎えしたいと思っています。
 実はずっと母のところにあったお仏壇が、我が家にやってきたのです。
 
 これからは我が家でお仏壇をお守りすることになります。
 はじめての経験なので、毎日どきどきしながらお線香をあげたり、お水を入れ替えたり、炊きたてのご飯をお供えしたり、果物をお供えしたり・・・。
 慣れるまではきっと、こんなふうに緊張しながら、お仏壇と向き合う日々になるのでしょう。
 でもどきどきしながらも、なぜかすごくうれしいのです。
 父と母が、我が家に来てくれたということが。
 これからは、ずっと一緒です。
 うれしくて、毎朝、毎晩、お仏壇の両親の写真とおしゃべりをしています。

 今日はお盆の入りなので、西の空に夏の日が落ちたころ、みんなでベランダで迎え火を焚いて父と母の御霊をお迎えしようと思っています。
 夫も帰宅しているし、子どもたちも来てくれています。
 父と母が、私たちや孫たちや曾孫の顔を見て、うれしそうににこにこ笑ってくれている姿が浮かぶようで、なんだかとても幸せなお盆の入りです。
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蝉時雨

2009年08月12日 | Weblog
 朝から、真夏らしいお天気になりました。
 お盆も近づき、お隣の公園では蝉たちが最後の力を振り絞り鳴いています。まるで時雨のように。
 草いきれのなか、赤とんぼも群れをなして飛んでいます。
 写真は、お買い物の途中で撮してきたお隣の公園です。
 
 帰宅して、パソコンに向かっていても窓の外は蝉時雨。
 夕べもベランダでコオロギが止むこともなく、ずっと元気に鳴きつづけていました。
 東南アジアへいくと、蟻やゴキブリが「何者?」と思うくらい巨大で頑強です。
 日本もこうして亜熱帯化してくると、そうした生き物たちが、巨大にさらに生命力を増してくるのでしょうか。

 ヤフーニュースなどを読むと、今回の駿河湾の地震と、東海地震の関連などについて書いています。東海地震は唯一予測可能な地震だとか。それでもやはり心配です。
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