上野にある東京国立博物館に、行ってきました。
「伊勢神宮と神々の美術」と、同時開催の特別展である「染付(藍が彩るアジアの器)」展を見に。
神々の美術で興味深かったのは、仏教には「仏像」という形があるのに、神にはそういった具体的なイメージをつかみ取る形が存在しないということ。
そこで作り上げた「神」が陳列してありました。
それをみて、これまでの歴史の中で「仏像」のような存在が、神には生まれてこなかった理由が納得できました。
あんな風に「神」を具現化されると興ざめです。
染付は、もともと焼き物が好きなので、ぜひみてみたいと思っていました。
でも景徳鎮窯で作られた青花は、台湾の故宮博物院で見てきた青花が記憶の底に残っていて、それと比較するともの足りません。あでやかさの格が違う感じがします。
蒋介石が、中国の国宝級のすばらしい焼き物をすべて台湾に持っていってしまったため、中国にはこのレベルの染付しか残っていないのでしょう。
おもしろかったのは、ベトナム、朝鮮の染付でした。
素朴で、余白を大切にした絵付けの味わいは、青花の華やかさとは違って胸にしみました。
写真は東京国立博物館の天井です。
東京国立博物館は、とにかく建物のディテールがうつくしいです。
同じ敷地内にある「表慶館」の常設展もなかなかでした。
「伊勢神宮と神々の美術」と、同時開催の特別展である「染付(藍が彩るアジアの器)」展を見に。
神々の美術で興味深かったのは、仏教には「仏像」という形があるのに、神にはそういった具体的なイメージをつかみ取る形が存在しないということ。
そこで作り上げた「神」が陳列してありました。
それをみて、これまでの歴史の中で「仏像」のような存在が、神には生まれてこなかった理由が納得できました。
あんな風に「神」を具現化されると興ざめです。
染付は、もともと焼き物が好きなので、ぜひみてみたいと思っていました。
でも景徳鎮窯で作られた青花は、台湾の故宮博物院で見てきた青花が記憶の底に残っていて、それと比較するともの足りません。あでやかさの格が違う感じがします。
蒋介石が、中国の国宝級のすばらしい焼き物をすべて台湾に持っていってしまったため、中国にはこのレベルの染付しか残っていないのでしょう。
おもしろかったのは、ベトナム、朝鮮の染付でした。
素朴で、余白を大切にした絵付けの味わいは、青花の華やかさとは違って胸にしみました。
写真は東京国立博物館の天井です。
東京国立博物館は、とにかく建物のディテールがうつくしいです。
同じ敷地内にある「表慶館」の常設展もなかなかでした。