20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

粉黒糖

2012年02月19日 | Weblog
          

 しばらく前にいただいた、沖縄産の「手作り粉黒糖」。

 それ以前は、お料理には三温糖を使っていました。
 けれど、なにぶんにもビタミンやミネラルが豊富な黒糖。体によさそうです。
 そして、この「粉黒糖」をお料理に使うようになったら,煮ものなどの「コク」がまったく違うことを感じます。
 そのくせ、黒糖特有の「クセ」は軽減されています。ですからこれを使うと、ぐっと奥深いお味になり、黒糖の力にびっくりします。

 色がやや茶色いので、白いものを白く仕上がるときには仕方なくオリゴ糖を使っていますが・・・すごく気に入りました。
 とうとう一袋、使い切ってしまい、スーパーで探しましたがありません。
 どこに行けば、あの粉黒糖を見つけることができるのかしらと、いつもお出かけすると頭のすみにそれがありました。

 思いついたのが、銀座のはずれにある沖縄県物産公社『わした』というお店です。
 そこで、とうとう見つけました。

 寒い季節は、煮ものがおいしいです。
 また、この粉黒糖を使った煮ものを作れると思うと、それだけでわくわくします。
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雪の足跡

2012年02月18日 | Weblog
           
 
 カーテンをあけたら天気予報どおり、眼下の家並みがうっすらと雪をかぶっていました。
 この冬一番の、寒気がやってきているそうです。

 写真を撮ろうとベランダにでたら、北東方面のベランダの床が凍っていてつるつるすべります。
 濡れているベランダが凍ったというのは、はじめての体験かも知れません。

 風も、身を切るような冷たさです。
 南方面のベランダから歩いて行って、途中引き返そうと思ったくらい極寒の風。

 でも木々は芽吹いているし、蕾もふくらみかけています。
 春は確実に近づいています。
 もう少しの辛抱、そう自分に声をかけています。
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お雛さまを飾る

2012年02月17日 | Weblog
           
 
 今年も和室に、娘のお雛さまを飾りました。
 無形文化財・原米州作のお雛さまです。

 和室に、冬のやわらかな日差しの差し込む午後。
 お雛さまと向き合っていると、こころが癒されます。
 これから3月3日のお雛祭りの夜まで、お雛さまと毎日一緒です。
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日本ペンクラブ

2012年02月16日 | Weblog
 今日は、茅場町にある日本ペンクラブの会議室で、「子どもの本委員会」の委員会があります。
 今日は迷わず行けそうです。

 このblogの横にある「ブックマーク」の、「加藤純子のホームページ」は、娘に管理してもらっています。
 しかしキャパシティオーバーになってしまい、これ以上新しい記事を載せられなくなっています。
 無論ワークスやニュースも、すべての新しいことを、ここ2年ほど載せることが出来ずにおります。
 そんなわけでリンクにも、日本ペンクラブのホームページがUPできません。
 
 仕方がありませんので、ここに日本ペンクラブのホームページと、公式twitterを貼り付けておきます。
 コピペして、ご覧になってください。
 
 www.japanpen.or.jp/
 http://twitter.com/japanpen
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寒椿

2012年02月15日 | Weblog
            
 
 寒椿というと、秩父の父がよく、備前の壷に投げ入れていたことをおもいだします。
 萩の花と同じく、父が愛したのが寒椿の花でした。

 そんな父の生けた寒椿を見て、母が、
「花弁ごと散ってしまう椿は、好きじゃない」
 と、嫉妬とも思える眼差しで言っていたことを思い出します。

 雪景色と、灰色の冬の空。
 モノトーンの世界に浮かぶ、真っ赤な寒椿のあでやかさ。
 妖艶とも思える、紅の色です。
 一面の雪景色のなかに、真っ赤な花弁がぽとりと落ちていく。
 そのさまは、いさぎよいといったら、いさぎよいのかもしれません。
 でもうつくしく咲いた花なら、はらはらと花びらを散らしてくれるほうが、女にとっては心が落ち着きます。
 春の桜がそうであるように・・・。

 あるいは、さびしさをただよわせた寒椿のいさぎよさのなかに、母は、大胆で奔放なすがたを見たのかもしれません。
 そんなすがたに、思わず嫉妬する・・・。
 いまとなっては、すでに亡くなってしまった母に、そんな話は聞くことができませんが。
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Dジェネ

2012年02月14日 | Weblog
            

 今日は、バレンタインデー。
 おまけに今日は夕方から、児童文学者協会の2月の定例運営委員会です。
 けれど、いままで義理チョコを持っていったこともなく・・・。

 キャラメル好きの私としては、チョコレートケーキというと、「ピエール・エルメ・パリ」のキャラメル タルト。
 でも、近頃はバレンタインデーでも夫にチョコをあげることもなく・・・。
 
 デパートに行くと、特設売り場が出来ていて、「バレンタイン・バレンタイン」と大はしゃぎしています。
 そんな現象を横目でながめ、通りすぎます。
 
 団塊世代のことを、今風の呼び名で「Dジェネ」というらしいです。
 なんのことはない。Dとは団塊。
 Dのジェネレーション。
 Dジェネは、健康のため、肥満予防のため、さほどチョコレートを欲しいとも思わず、どこもかしこもチョコチョコチョコという風潮を、クールに見つめております。
 でもそれって、逆にさびしいこと?
(写真はサイトからお借りしました)
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女子会

2012年02月13日 | Weblog
            

 今日は新宿で女4人での、女子会です。
 とはいえ、お遊びではありませんが。
 仲よしの画家、Mさんが予約してくださったお店です。

「どこに集まる?」
「そりゃ、新宿でしょ」と、Mさん。
 新宿が待ち合わせには一番、オーソドックスらしいです。
 でも新宿で待ち合わせしたこと、あまりありませんので。
 新宿駅の、あの喧噪には、どうも気後れしてしまいます。
  
 そんなわけで、新宿には遊びでも仕事でも滅多に行きません。
 ですからお店もまったくわからなくて・・・。
 東口駅ビル・ルミネエスト。
 昨晩、急に不安になって、元牛込(新宿区)ジモティの夫に聞いたところ、「ボクが子どもの頃とは、新宿もすっかり変わっているからわからないな。でも駅ビルなら改札を出たところがそれだろう」と。
 東口の改札をでたところは、駅構内みたいな気がしたけれど・・・。
 新宿に行くと、私は完全に、おのぼりさん状態です。
 どきどきします。
 まっ、滅多に行かないところへいくときは、いつでもそうですが。
(写真はお店のサイトからお借りしました)
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IKEA

2012年02月12日 | Weblog
           
 
 昨日は夫と、ほんとうに久しぶりIKEAに行ってきました。
 写真が増えてしまったので、フォトフレームを買うためです。
 このところデパートへいくと、いつもフォトフレームを探していたのですが、5つか6つ欲しいのに、ひとつが1万円以上もします。
 たかがフォトフレームに数万円も出すのはばかばかしいと思い、IKEAへ行ったのです。
 IKEAなら、チープではありますが、おしゃれでリーズナブルです。
  
           

 以前に買ったことがありますが、↑の時計がひとつ650円くらい?

           
 
 夫は自分の書斎のオーディオをセットできる,この写真の、低めの棚が欲しいと言っていろいろ眺めていましたが、どうも地震以来、小物以外はIKEAのものは怖く・・・。
 思案した挙げ句、小物だけあれこれを買って帰ってきました。
 おだやかな日差しのふりそそぐ、春を思わせる海辺の街でのひとときでした。
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アネモネ

2012年02月11日 | Weblog
           
 
 お花屋さんの店先で見つけた、アネモネの花。
 そこだけ春がやってきたように、華やかです。

 アネモネと言えば、悲哀にみちたローマ神話を思い出します。
 けれど、そんなローマ神話など吹き消すような愛らしさ。
 眺めているだけで春がかけ足でやってくるような、そんなうきうきした気持ちにさせてくれます。
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『おやすみなさいフランシス』(ラッセル・ホーバン ・ まつおか きょうこ (訳)・福音館書店)

2012年02月10日 | Weblog
         
 
 夕暮れ時、娘夫婦の息子の○くんとパソコンのiChatで話していたら、とつぜん深刻な顔をして彼がいいました。
「さっきね、どこかで、どさっと音がしたんだよ」
「こわい音?」
「うん、ちょっとこわかった。フランシスみたいに、なんの音だろうって思ったんだよ。それで玄関に行ってみたんだ。そしたら、新聞が落ちた音だった」
「フランシス?」
「フランシスだよ、『おやすみなさいフランシス』の」
 ○くんが今よりずっと小さかったとき。
 ママに読んでもらった絵本。
 それが、まだ彼のむねのなかには残っていたようです。

 その瞬間、小さな子どもにとって読書体験は、実生活の延長線上にあるのだということを知りました。
・ ・・こわそうな物音がする。
・・・その音の正体をつきとめるのには勇気がいる。
 でも、『おやすみなさいフランシス』のフランシスは、その一歩を踏み出した。
 だから、ぼくも・・・。

 その日、その勇気を、彼は絵本の「フランシス」からもらったようです。
 3歳の男の子とそんな話をしながら、自分もそんな、小さな子どものむねにいつまでも残るような作品を書けたらサイコーなんだけどと,気合いを入れ直した厳冬の夕暮れでした。
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