20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

トンボ

2014年09月10日 | Weblog

          

 公園を歩いていると、トンボが飛んでいます。

 秋をつかまえるために、トンボの写真を撮したいなと思っても、トンボほど、すばしこい昆虫はいません。

 人の気配を感じると、さっと逃げていきます。

 

 ところが、ところが・・。

 ある日、シオカラトンボが

「撮したいんでしょ? さあ早く撮ってよ」と、ニタリ。(と、したかどうかは、わかりませんが)

 じっとして、動きません。

 その隙に、

「ありがと!」

 渾身の一枚です。

 

 色なき風・・・。

 立田姫・・・。

 錦秋・・・。

 灯火親しむ・・・。

 秋のことばを、手のひらいっぱい集めたくなる季節です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デザインコレクション

2014年09月09日 | Weblog

 今日のデザインコレクションは、ご存じ「バカラ」です。

 フランスの、世界最高級クリスタルガラスです。

 そのうつくしさを、ご堪能ください。(写真を拡大しました)

 私は先週、日本橋・高島屋で、「バカラ」に囲まれた、ステキな時間をすごしてきました。

(お店の人に、写真OKをいただきました)

    

    

   

   

      

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『タイムストーリー』シリーズ第二期・作品募集〔偕成社)

2014年09月08日 | Weblog

 雑誌『日本児童文学』の9~10月号で募集要項が発表されましたので、こちらでも告知させていただきます。

(詳細は、雑誌「日本児童文学」をご覧になってください)

「タイムストーリー」シリーズの一期の原稿は、すべて入稿し、来年2月の刊行に向けて、ただいま編集者のHさんが奮闘して下さっています。

 今回、引き続き小学校高学年~YA向けの『タイムストーリー』シリーズ二期の、作品公募を行います。

 公募入選作と作家への依頼原稿で一冊5編、5巻刊行予定です。

——————————————記————————————

 

内容 時間枠の中を流れるお話として、内容はリアリズムでもファンタジーでも、ジャンルは問わない。

   またその時間というのは、例えば「5分」という時間枠のなかのお話であっても、「5分」という時間をキーワードにして作り上げたお話でも可。

 

 第1巻『5分間のお話』

 第2巻『1時間のお話』

 第3巻『1日のお話』

 第4巻『3日間のお話』

 第5巻『1週間のお話』

読者対象 小学校高学年~中学生

原稿枚数 20枚(400字詰め換算)

締め切り 2014年12月10日~2015年1月末日(当日消印有効)

 ※ 時間を有効に使った、魅力的な原稿をお待ちしております。

 「タイムストーリー」シリーズ第二期編集委員会

後藤みわこ・廣嶋玲子・宮川健郎・加藤純子・偕成社編集部

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天井、萌え~☆

2014年09月07日 | Weblog

           

            

 息子が西洋建築史の研究者なので、素人の私が早計なことは書けないのですが、このところ古い建物の天井がやけに気になります。

 これは、昭和モダニズム?

 

 

 今日は、これから代々木のオリンピック青少年センターへ出向きます。

 お目にかかる皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第二回合評研(がっぴょうけん)&同人誌フェスタ

2014年09月06日 | Weblog

             

 明日は、代々木のオリンピック青少年センターで、第二回合評研と同人誌フェスタが行われます。

 会場は、いまデング熱ウイルスを保持した蚊が生息していることで注目の、代々木公園が隣接している場所にあります。

 

 ご参加くださる皆さまも、不安な方がたくさんいらっしゃると思いますので、今日は一日早い告知です。

 昨日、事務局からオリンピック青少年センターに、問い合わせていただいたら、多少の規制を引きながら、予定通り行っているそうです。

 

 また、屋外には蚊取り線香を大量に置いて、防衛しているらしいです。

 昨日は、急遽「緊急告知」として、児文協の HPに、その旨、告知を載せていただきました。

 http://jibunkyo.main.jp/(ご覧になってください)

 また館内は蚊取り線香など火気厳禁なので、分科会や同人誌フェスタのお部屋には、世話人や事務局の人たちが、ご自宅からベープマットなどをご持参くださって、それで蚊を防衛いたします。

 ご心配の方は、虫除けスプレーも用意しましたが、オリンピック青少年センターでも入り口に用意しているそうです。

 

 同人誌フェスタには、今年も、全国からたくさんの同人誌の皆さんがお越し下さるようです。

 合評研の分科会にも、たくさんの皆さんにお集まりいただきました。

 編集者の方々も10名もお越し下さいます。

 実りある会になればと思っています。

 今回は分科会が終えたら、全体会を行います。

 各分科会報告や、前回は12名の編集者の方がお越し下さいましたが、お話しいただく機会がありませんでした。

 今回は全体会で、各社の編集者の方々にもお話いただけたらと思っております。

 

 その後はオリンピック青少年センターの中で場所をかえ、レストランで交流会。

 立食で楽しくやりましょう。

 遠方からお越し下さる方もたくさん、いらっしゃいます。

 皆さん、お気をつけてお越し下さい。

 

 写真は飯田深雪さんの創作アート「秋の野の花」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フォーラム・子どもたちの未来のために」

2014年09月05日 | Weblog

~ 子どもの本の書き手・作り手が、いま声をあげます ~

 

 昨年12月、多くの国民、識者の反対や憂慮の声を押し切って、国会で「特定秘密保護法」が可決成立されました。この際、「児童書出版関係者有志」として多くの子どもの本の書き手、作り手が、法案に反対する声明を発表し、反響を呼びました。また、子どもの本に関わるいくつかの団体や、出版関係の団体からも、反対声明が出されました。法律の施行は本年12月ですが、廃案や見直しを求める声はますます大きくなっています。しかし、政府はそうした声に応えるどころか、この7月には内閣の「解釈」によって憲法の根幹部分を変更するなど、日本はより危うい方向に進みつつあるように思えます。

 子どもたちは将来自分たちが暮らすことになる社会を創造する作業に、いま直接参加することは困難です。それだけに、わたしたちは、次の世代に自由で民主的かつ平和な社会を受け渡していく責務があるのではないでしょうか。

 いま、子どもの本の書き手、作り手の組織が結集し、学習と討議の場としてのフォーラムを立ち上げ、表現の自由のために、子どもたちの未来のために声をあげていくことになりました。その第一回のフォーラムを、下記のように開催します。 

 子どもたちの未来を想う多くの方たちの、積極的なご参加を期待します。

 

●日時 10月16日(木)午後6時~8時半

●会場 日本出版クラブ会館(飯田橋駅、地下鉄神楽坂または牛込神楽坂駅下車。電話03-3267-6111)

●プログラム

 〈講演〉 「特定秘密保護法の次にくるもの」 小林 節(慶応大学名誉教授・憲法学者)

 〈リレートーク・わたしの発言〉

 あさのあつこ(作家)・いわむらかずお(絵本作家)・さくまゆみこ(翻訳家)・武田美穂(絵本作家)・森絵都(作家)・岩崎弘明(岩崎書店)

●参加申し込み方法 下記のそれぞれの所属団体または日本児童図書出版協会(Fax03-3267-5389、お問い合わせは電話03-3267-3791)までお申し込みください。定員200名になり次第締め切ります。参加費1,000円は当日申し受けます。

 ◆主催 「フォーラム・子どもたちの未来のために」実行委員会

絵本学会理事会(会長・松本猛)、絵本作家・画家の会(代表・浜田桂子)、童話著作者の会(代表・山本省三)、日本国際児童図書評議会理事会(会長・板東悠美子)、日本児童文学者協会(理事長・丘修三)、日本児童図書出版協会(会長・竹下晴信)、日本ペンクラブ「子どもの本」委員会(委員長・森絵都)

 

 なお、団体に所属していらっしゃない方でご参加希望の方は、↑の児童出協にFAXをしていただいてもよろしいですし、加藤純子にメールを下さっても結構です。

 また児文協の会員の方は、児文協事務局に「フォーラム参加希望」としてメールをお送りください。(近々刊行する、雑誌『日本児童文学』9~10月号に告知が掲載されます)

 たくさんの皆さんの、ご参加希望が殺到することが予想されます。

 先着順で締めきられますので、どうぞお早めにお申し込みください。 

 当日は記者席も作り、フォーラム終了後は、その場で記者会見を行います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新刊5冊ご紹介 

2014年09月04日 | Weblog

 ご恵贈いただいたまま遅れていた、新刊のご紹介です。

        

『じゅんばんこ!』(季巳明代作・はせがわかこ絵・フレーベル館)

 2011年に直販で出版された絵本が、このたびハードカバーの絵本として生まれ変わりました。

 年長さんになったさくらこちゃんは、ある日、お母さんに宣言します。

「きょうから、一人で寝る!」と。

 子どもの心によりそって、あたたかく展開する物語の最後には、もうひとつ仕掛けが・・・。

 これを読んでもらった子どもたちは、きっとその夜から、さくらこちゃんの真似をしたがりそうです。

 季巳さんのやさしさの詰まった絵本です。

 この絵本は、台湾・韓国・中国でも翻訳出版されているそうです。

        

『カバカバえん おばけとえんそく』(光丘真理作・山本省三絵・佼成出版社)

 日本児童文芸家協会に所属していらっしゃる仲良しの友人、山本省三さんと光丘真理さん、おふたりで作られた絵本です。

 おばけのようちえんで、バスにのって遠足にいきます。

 そこでの出来事が、ちょっとユーモラスに、そしてちょっと怖く、真理さんのリズミカルな文体で描かれています。

 山本省三さんのカラフルな絵が、光丘真理さんの文章をあと押ししています。

 日頃、仲良しのおふたりは、絵本の世界でも、息がぴったり合っています。

         

 

『6番目の季節』(かとうけいこ作・おぐらあけみ絵・文芸の森社)

 かとうけいこさんの、これまでの人生がぎゅっとつまった、あたたかい作品集です。

 親子で楽しめるミュージカル絵本を、という思いから詩あり、歌あり、掌編あり・・・。

 そしていまは亡きご両親へ捧げる思いも、ここには込められています

 Facebookでお孫さんたちの、まぶしい成長の姿を記して下さっていますが、この作品集にその原点がありました。

 このご本からは、ご家族がこれまで生きていらした歴史への、熱い思いまで伝わってきます。

         

 

『扉をあけると』(紙ひこうき編著・銀の鈴社)

 日本児童文芸家協会、所沢支部の5人の皆さんで作られた同人誌『紙ひこうき』の単行本化です。

『ジャンケンポン仮面、ケンザン!』(かとうけいこ作)

 後出しじゃんけんで勝ったものの、クラスメイトから責められた「マルオ」は、気が滅入るばかりです。

 そんな「マルオ」にじいちゃんがアドバイスを・・・。

 さて、ジャンケン仮面の正体は・・・。

 読み終えて、子どもたちは、じいちゃんの深い愛と、大人の知恵に、やさしさをもらうことでしょう。

 

 

         

『ことばの詩集—方言と手紙』(銀の鈴社)

 掌の本とあるように、11センチ×8センチの小さな、それでいておしゃれな詩集です。

 31人の方々の方言をめぐる詩と、お手紙が収録されています。

 どれも抱きしめてしまいたくなるような作品ばかり・・・。

『べっちょない』うたかいずみ

 うたかさんの生まれ故郷、兵庫県・播州の方言、「べっちょない」。大丈夫という意味だそうです。

 元気がでなかったとき、「大丈夫。べっちょない」と言われると、心が安らぎます。

 うたかさんの詩からは、子どもの頃のおばあちゃんとの思い出や、やさしさの実感が伝わってきます。そして読み手をやさしい気持ちにしてくれる詩です。

 

 皆さま、どうぞお読みになってください。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アメリカ便り

2014年09月03日 | Weblog

         

 blogネタに、と、娘が○くんから聞いた話を、チャットで教えてくれたものです。

 

 スクールバスで通う、キンダーでの生活にも慣れた彼は、もう何人ものお友だちができたそうです。

 いま、その友だちとの間で流行っているのが、「靴下の色合わせゲーム」

 朝、靴をぬいで「今日は何色の靴下?」と見せっこするのだそうです。

 同じ色を履いてきた日は、ふたりとも、にこにこ。

 ある朝、仲良しのお友だちと「せ~の!」で靴下を見せ合ったら、なんと同じ色。

「黄色!!」

 ふたりは手をとりあって大喜び。

 ところが、そのお友だちが、もう片方の靴を脱いだら、なんとそちらの足にはオレンジの靴下が・・・。

 靴下がそろっていなくても、へっちゃらで履いてきてしまう、なんともおおらかな、アメリカらしいエピソードです。

 

 息子も今週の金曜日から、研究のために、ひと月弱、パリ滞在だそうです。

 息子も娘も日本にいないというのは、なんとも不思議な感覚です。

 

 その昔、夫がシンガポールに単身赴任したとき、まだ子どもたちは小学生と幼稚園でした。息子が国立大の附属小学校の4年生だったので、単身赴任という決断をしました。

 ちょうどその頃、義父の家の隣に住んでいた義弟も、小さなこどもをふたり東京に残し、広島に単身赴任をしていました。

 責任感の強い義父は、なにかあったら、と、小さな子どもたちのことを考え、血圧があがってしまったということがありました。

 そんな昔のことを、ふと思い出した、初秋の朝です。

         

 4月に出版した『ぞくぞく☆びっくり箱』(文溪堂)の第一巻が、増刷になりました。

 動きがいいとは、編集者の方からうかがっていましたが、早々と増刷、うれしいです。

 ご執筆くださいました皆さま、ありがとうございました。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台北 国立故宮博物院(神品至宝)

2014年09月02日 | Weblog

           

           

 日曜日に、上野の東京国立博物館で故宮展を見てきました。

 慌ただしくしているので、行けるかどうかわからず、実は先日の「日曜美術館」でしっかり鑑賞していましたし・・・。

 書や、書画が多いのも、出向くのを迷わせる一因でした。

 とにかく、十年ほど前に観た、台北の故宮博物院の宝物は、すごいものばかりでしたから・・。

 

 友人の編集者たちに「故宮は一日では、絶対回りきれないよ。三日はかかる」と言われていたところを、一日で見てしまったという後悔もありました。

 それで重い腰を上げ、上野まで行ってきました。

 

 見たかったのは、故宮の宝物の原型を作った、文人でもある皇帝「徽宗」の筆による図軸など・・。

 それから「徽宗」の影響で、さらにそれらをひろげ豊かに実らせていった「乾隆帝」のコレクション。

 やはりステキでした。

 

 早めのランチは、大好きな法隆寺宝物殿に入っている「ホテル オークラ」のレストランで・・・。

            

 また、トーハク名物の「ユリノキ」が、あんなにみどり深く、生い茂っているのを、はじめてみました。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長月

2014年09月01日 | Weblog

           

 きょうから9月。

 そろそろ、秋の夜長の季節です。

 そんなところから、「長月」の異名がついているようです。

 

 空気の澄む9月は、お月見のうつくしい季節でもあります。

 今年の十五夜は、9月8日だそうです。

 静かにのぼりゆく満月を、しばし楽しみたいものです。

 それにしても、古来より日本人のお月見を表現する、数々の言葉の感受性には唸らされます。

 「月待ち講」「中秋の名月」「観月」「無月」「雨月」

 ・ ・・いずれもまさに、「わび」「さび」の世界です。

 

 10月16日に、神楽坂の出版クラブで、フォーラムを行います。

 またあらためてご案内いたしますが、子どもの本の作家集団、画家集団、出版社団体など、すべての団体が手をつなぎ、ネットワークを作り「子どもたちの未来のために」「表現の自由のために」と立ち上がりました。

 子どもの本に関わるすべての団体が手をつなぐということは、これまでの長い歴史の中で、はじめてのことです。

 講演、シンポジウムも、とても魅力的なラインナップが整いました。

 今日は午後から、その何回目かの実行委員会です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする