kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

芸術、 音楽(聴く). 俳句. 川柳. そして……、

2023-09-13 21:41:46 | 花はこころの器

「そして……、」普通なら絵画とか彫刻などと続いても良さそうですが、行き詰りなのです。趣味が少ないというより関心が無い、音楽がタイトルに入っているのは偶々のことで聴く機会があったからです。とても趣味として音楽をあげる気はありません(ただこれからは聴くだけなら出かけるかも知れませんが)、あらためて精神的にも貧しいものだと思います。 

それにしても何か繋がるものはないか、と立ちあがったらありました、

絵画関係ですから芸術に関わるものです。画家・奥村土牛の評伝です。多分芸術に関係する本で、文学以外を扱っている本はこれだけでしょう。

 なぜそんな本があるか、土牛の名前くらいは知っていましたし、偶々寄った古書店の棚にあって私と同じ丑年だということと、定価3200円が2310円だったことから買い込んだと思います。

さて手にしたのも何かの縁でしょう、開いた第1ページ、

そして何ページかパラパラして、目を通してみると読みやすく面白そうなのです。下手をすると手に覚えのない趣味として「絵画」が入り込んでくるかも知れません。

           第一章

 奥村土牛は、一九八九年の二月十八日の誕生日で百歳の、文字通り日本画壇の最高峰の人である。作風のすばらしさはいうまでもなく、人柄のよさでも天下無類の人である。 百歳記念の回顧代表作展やテレビの特別番組などが、すでに一年も前から慎重に計画準備されてきたものだ。
 九十歳を過ぎたころからの土牛に会った人は、一様に、生身の神さま仏さまを感じさせる立派な人格者だ、とほめそやす。 戦前から土牛邸に出入りしてよく土牛を知る古参の画商は、こと絵について土牛ほど徹底したエゴイストは、ほかに類を見ないという。しかも、百歳のこの長寿の人が、幼少年期はまともに育つかどうか危ぶまれた虚弱体質の救いがたい弱虫の男の子だったというのだから、世のなかのことはうわべの観察ではわからない。日本の芸術家の位人身を極めた芸術院会員になり、さらに最高の栄誉の文化勲章を受章し、岡倉天心以来の伝
 (あと略)


春爛漫 待ってます❣️

2023-03-26 18:50:42 | 花はこころの器

昨日でしたか、雨のなか傘さして花見をテレビで見ていたものですから、我が家の花を曇り空のもとでも、と

やはり「春爛漫」というには、と思いつつ眺めていて……、

「らんまん」といえばこれ、

槙野万太郎こと牧野富太郎物語ですね。

らんまん

らんまん

好きなもののため、夢のため、一途に情熱的に突き進んでいく!春らんまんの明治の世を舞台に、植物学者・槙野万太郎の大冒険をお届けします!!連続テレビ小説108作目『...

らんまん - NHK

 

寅さんと「鎌倉殿」が終わって、家康は一度だけ、テレビが縁遠くなっていましたので桜とともに半年間の朝を付き合おうかな、と思っています。


桃の節句

2023-03-03 22:20:29 | 花はこころの器

今朝、水仙を仏壇に供えようと庭に出ましたら、ほとんど見られなくなっていました。昨日までとは言いませんが確か3日か4日前まではかなりの広がりをもって咲いていたと思います。

それでも伸びている葉の間に幾らかは花を付けていましたので、数本切りそれと枝垂れ梅の紅梅を添えて供えました。

この2本の梅は、

2月5日の「つぶやき」で左の梅がかなり遅れて咲き出してと紹介したのですが、遅れて咲きかなり早く散っていました。どこがどう違うので早く咲くとか散るとかの原因が分かるようになるには、かなり気をつけて観察していかねければと、遅まきながら気づいたのです。

さて花に気持ちが向いたら今日が「桃の節句」だということにも気付きました。我が家の庭には桃の木はありません、この近くでも桃の花を見た覚えがありません、多分この辺には無いでしょう。

それに咲く時期は少し先でしょう。ですからここではネットで、

Wikiの「モモ」からです、

 

モモ - Wikipedia

 

 


今夜も、 こんな時刻か

2023-02-13 23:20:39 | 花はこころの器

昨夜のつづきではないのです、この写真から

5日の「つぶやき」の梅ふた元、でこちらは

昨日12日の2本、遅速の遅の方も咲き出せば速に追い付く勢いです。この2本は妻が植えたに違いありません。私はこのところ一切庭に手を出していませんので……。

こうして写真に使わせてもらっていると、少しは足を出し手で触れなさい、と声なき声が聞こえてきます。

 

我が家の庭にはかなり年季の入った梅の木もあります、

義父が土地を入手した時からのものでしょう、年をとっているせいか花の咲くのは毎年遅いです。

もう一本枝垂れ梅、確かうちの長男が中学校に入学した時義父が孫の記念だということで手植えしたと聞いています。

実は梅の俳句を幾つか綴り込もうと思って歳時記を開く前に、金子兜太の本をめくっているうち、時間が過ぎてしまいタイトルのように「こんな時刻」になっていました。


『ビブリア古書堂の事件手帖』、それから……。

2013-03-31 21:15:05 | 花はこころの器

 『ビブリア古書堂の事件手帖』 第一話は漱石の『それから』にまつわる話。

 それが、なぜ木瓜の花か?

 漱石の句

  木瓜咲くや漱石拙を守るべく

 が岩波文庫の『それから』の「解説」で紹介されています。 そして、

 こんな注は、同文庫『漱石俳句集』にあるものです。

「世間には拙を守るという人がある。この人が来世に生れ変るときっと木瓜に

なる。余も木瓜になりたい」(『草枕』)

 

 節ではなくて拙であるところが漱石なのです。


櫻始開(さくらはじめてひらく)。

2013-03-16 22:03:44 | 花はこころの器

 江戸、ではない東京で桜がひらき始めたとTVが花びらを写しています。

 七十二候の春分次候「桜始開」は3月の25日から29日までを指しますから

十日も早い開花です。

 sakuraと指をおいたら櫻と変換したので、思わず江戸になってしまいまし

た。櫻を桜と書くようになったのは昭和24年(1949年)4月の当用漢字字

体表で「桜」に字体整理されてからでしょう。ですから、櫻で江戸時代までさ

かのぼることはないのですが、七十二候などという和暦感覚で書いている所

為でもありましょう。

 

 貝二枚がツに略されていると、なぜ櫻のなかに貝が二枚入っているのか

という?にはつながらないのですが、中国では櫻はユスラウメをいい、エイ

といい、嬰は嬰児のエイでみどり児をいう。 新生児の首に貝の首飾りを巻

いたことからきたと白川静氏の『字通』が教えてくれます。

 

   眼にあてて海が透くなり桜貝     松本たかし

 この句の桜は櫻で、そして縦書きであらわしたいものです。


風邪気味から風邪に。

2013-02-19 23:14:39 | 花はこころの器

 昨夜は風邪気味、今夜は風邪。 明日の夜は?

 昨年11月にかなり風邪に苦しめられ、注意をしてきた積りですが、すっか

りやられてしまいました。11月のときにはここ数年間風邪で寝込んだことが

ない、と大見栄をきったのですが、わずか三カ月で再び!

 その時、ほぼ同時に風邪をひいていた御婦人から見舞いのメール「体調不良

ですって大変ねー、あなたの奮闘でピアノコンサートが大成功したのですから、

充分休養をとって下さいね」。

 こういう針小棒大なほめ言葉は風邪には良薬で、鼻水と咳と少しの頭痛の身

体に鞭打って、「体調不良老人です、御婦人の風邪は色気があるのですが、私

の場合は食い気だけです。幸い腹の方はやられていないのでこれ一本で回復

させてみせます」と返信。

 

 「kaeruのつぶやき」専用のメールアドレスをつくりました。

 kaeru-23@goo.jp  へ、コメントとは別です。

 風邪に効くメールを期待しています、因みに先のご婦人は81歳で「一日に四つ

も行事が重なるのよ」と元気印の小母さんです。


kaeru折り返し点に。

2013-01-18 23:26:30 | 花はこころの器

  チューリップ喜びだけを持ってゐる   細見綾子

 チーリップを掲げてはしゃぐほど嬉しいという!とは大げさですが、今日で

つぶやき開始七ヶ月目に入りました。一応1年間を目途にしていますので折

り返し点を通過したというわけです。

 思いがけない多くの人が訪問して下され閲覧されている、やはりそのことが

続けられた原動力かな、と感じています。 月並みですがこれからもよろしくお

願いします。