九月の句会を先取りして今日は主宰の招きで自宅での句会、朝から雨の降るのを心配していた天候なので納涼もいらなかったのです、まぁ手料理をいただきビールとワインで気分よく話が弾めば名前はどうでもいいわけでした。
大船駅から相乗りタクシーでお自宅に乗り付け、それから延々七時間、句会も兼ねての飲み会となりました、即席の俳句も出しあったのですから俳句心もご馳走とアルコールによってかなり高揚しました。
kaeruの詠める二句は、
句友よし明日から九月夜の更ける
鎌倉に友あり句あり秋に入る
出席者から好評だったと酔い心地で思いましたのでここに記しておきます。
さて、下の写真の本は主宰の本棚から抜き出しお借りしてきたもので、昭和二十九年発行の俳人水原秋桜子の随筆集です。目についたのが書名の「薩摩山菊」で、秋桜子が鹿児島に行ったことが書かれているのか読んでみよう思ったのでした。
物事を知らないということは思い込みに落ち込みものです。書名の意味するのは菊の一種でした。それでも「薩摩山菊」の書き出しは「学生時代のことであるある年の三月の休暇に信州の松本へ行った」とありますのでまったく無関係でもない、と言い訳めいた気分でいます。
それに「奥木曽谷」の章があり木曽路の各地名がでてきており塩尻から新宿行きの列車に乗るところで終わってます。
二週間後の旅にもかかわることで目を通しておくに越したことはないでしょう。