一昨日から3日目、今日はこの書「言霊・ことだま」です。この書展には幾つくらいの書が掲示されいたのか。妻の説明では係の人の話として、今年新しく出された書は3点だったそうです。
するとかなり6年前にも観ているのでしょうが、「四十九年」の書のようにまったく記憶に無いのが殆どです。
今回は以前には受け止められなかった、躍動感が伝わって来ました。
昨日もアップしました6年前のこの姿、
これを観ながら妻の言うのは「この年から、ね」。
この年の12月に娘が末期がんの身体で、実家である葉山に移って来ました。病院での通常の治療を拒否し、いわゆる民間治療のアレコレに頼った日々。妻の日常は娘と一体になり、更に夏には私の膀胱がん罹患が重なり、その8月娘の死去のあとも私の入院手術に……。私の場合は有り難い!のひと言が思いで、抗がん剤を服用したのが一度きりで退院後も薬の服用無しでした。
ところが翌年コロナ禍の時期、私が心臓で入院手術カテーテル治療を2カ所、これも無事終わったのですが、妻の全心身への負担は今も引きずっています。それら全体を通じて私たち2人の金澤翔子さんの書を観る目は、深まったと気がつきました。
特に「言霊」の二字に惹かれました。
この一冊には「言霊」が載っているとのことでしたので入手、
こちらが本、
こちらがそのページの「言霊」、
書という文字が語りかけてくるのは、生命そのもの、翔子さんの躍動感です。