kaeruのつぶやき

日々のつぶやきにお付き合い下さい

『あまちゃん』の魅力ー「ある雑誌のメディア時評」から。

2013-11-19 21:06:46 | あまちゃん

 いま、「みんなの感想 あまちゃん」を見ましたら★1対★5の割合が24:

63に変化していました。ながらく25:62が変わらなかったのですが、5万件

を越したなかで1%でも変化を起こすのは大変だと思います。これも「感想」

のなかで知ったことですが、「あまちゃん」の経済効果は今年だけで32億円

とか。

 その「あまちゃん」評が日本共産党中央委員会・政治理論誌「前衛」12月号

に出ていましたので、ひと言紹介したくなりました。 2013-10-22 で 「しんぶ

ん 赤旗」の「あまちゃん」評を紹介した時は紙面を写真でお届けしましたが、今

回は3頁ありますし、kaeruの勝手な抜き書きに致します。

 執筆者はジャーナリスト・沢木啓三氏。(≪≫は引用部分、ゴシックは沢木氏)

 

≪筆者もその魅力にはまって、衛星放送も含めて欠かさず視聴していた。

その人気の背景を考えてみたい。豪華キャストの力ばかりでない、現代の日

本が求めている物語がそこにあったと思う。

 私たちの希望の物語

 これは「挫折と再生の物語」だった。それは即ち「震災を経た私たちの希望

の物語」となっていく。

 それぞれに挫折経験を抱えた登場人物たちが、お互いに励ましあいながら

力強く立ち上がろうとする姿は、そのまま視聴者への応援歌になったと思う。

何よりも、震災から復興を果たすために日々努力を続けている東北の人々へ

のエールになっただろうし、閉塞感がぬぐえない現代の日本を励ます力となっ

ただろう。

 体験や記憶にはたらきかける

 このドラマはフィクションながら、~実話に基づく部分が多く、それだけに視聴

者の「体験や記憶にはたらきかける物語」となっていた。それが、東日本大震災

の描写にうまく生かされて、番組に深みを与えていた。

 このドラマについては音楽の魅力を語らないわけにはいかない。

 若き日の春子が “影武者”  を務めたヒット曲 「潮騒のメモリー」も、大友良英

とSACHIKO ・Mの共作によるものだ。(略)このように実力派の音楽家たちによ

る彩り豊かなサウンドが、ドラマの世界を大きく深く広げることに貢献したのは間

違いない。

 実態にそぐわなくなった視聴率

 『あまちゃん』の視聴率が『梅ちゃん先生』に及ばなかったことが、話題となった。

『梅ちゃん先生』も人気ドラマだったが、(「あまちゃん」のような)社会現象は起きな

かった。

 もはや「世帯視聴率」という指標が、現代のテレビ視聴の実態にそぐわなくなって

いるのでなないだろうか。放送局の利益にため、そんな指標に振り回されているテレ

ビ関係者は、この事実をどう受け止めるだろうか。≫ 以上 終り。

 

 雑誌「前衛」に関心のある方は、   

http://www.jcp.or.jp/web_book/cat458/cat/ で。


「語尾ん」ドラマの様々。

2013-10-28 20:43:19 | あまちゃん

 「あまちゃん」が終わってほぼ一カ月経ちますが、その後を「ごちそうさん」

が、BSではその前の15分間を「ちりとてちん」、そして19時に「ちゅらさん」

と、語尾に「ん」が付くドラマを現在見られます(「あまちゃん」は過去形)。

 「語尾ん」ドラマは好評だと「みんなの感想」での話があり、「おしん」に「カー

ネーション」などドラマ名が挙がっていました。朝ドラそのものを毎回みるとい

うことが出来なかったのでこれらの印象は断片的ですが、たしかに好印象が

あります。

 

 今回「みんなの感想」を読むことを通じて、各々のドラマの評価のある部分

を知ることができたのは「あまちゃん効果」の一つでした。数字で分かるもの

として視聴率がありますが、「あまちゃん」の視聴率(平均20.6%)が「梅ちゃ

ん先生」(20.7%)より低かったということが話題になったりしています。 ドラ

マ「あまちゃん」が生み出した「社会的現象」をみれば「あま」の広がりが「梅」

を大きく越えていることは明らかです。

 単純に視聴率だけで評価はできないことはその「好感度率」でも分かります。

 「あまちゃん」の「みんなの感想」でのそれは平均3.75点、それに対して「ご

ちそうさん」はいまのところ2.34点、おのおの★なし~★5での評価の集約で

すから100点満点でいうと、「あま」75点、「ごち」47点というところです。

しかし、視聴率でみると「ごち」27.3%とという高率を示しています。

因みに再放送の「ちりとてちん」の好感度は332件の集約ではありますが、

4.89点=97.8点ほぼ100点、ほとんどが★5という状態です。しかしこの

最初の放送では平均視聴率は15.9%だったそうです。

視聴率と好感度のずれに関係して「ソーシャル視聴」という視聴スタイルに

ついて語られていますが、これについて2013-10-09 にも触れました。

これに録画による視聴のひろがりがあって視聴率に反映しない視聴者の拡大

があり、その層はかなり積極的な視聴者で相互に視聴の量とともに質を高め

ているようにみえます。

 

 TVドラマの視聴と感想交流による視聴の量と質の向上は、私たちのブログ

の在り方にも関わりのあることのように思えますが、どう関わるか意識してい

きたいと思います。


帽子と顔。

2013-10-27 17:57:21 | あまちゃん

 夏用の白い帽子を10月になって被って出歩くのもさすが体裁悪く、この

ところ無帽でいたらkaeru夫人がこれ被ったらと出してくれたのが「これ」。

被って鏡を見て「似合わないなー」と言ったら、「そのうち似合うようになる」

と言う。「そーかね」と言って被りだしたが、考えてみると被りはじめて似合

わないものが、どうして似合う様のなるのだろう。

 

 帽子の方が顔に合せて変わってくるということはあり得ないとすると、顔の

方が帽子に似合うように変わるだろう、ということ抜きにこの予測は成り立た

ない筈だが、そうなるのだろうか。

 そう言えば、かのクドカンさんは写真で見るかかぎりこんな帽子を頭に乗

せている。大友さんも色は違うが形は似てる。ということはこの帽子を被って

いるとあの音楽が聴こえて来るのかもしれない。いや聴こえてきた頃が帽子

に似合った顔になってきた時期なのかもしれない。

 その顔とは、女優・能年が尊敬している尾美としのり的面相になることだろ

う。 俳優・尾美としのりが70歳後半になるとこういう顔になるという雰囲気を

もてば、この帽子にふさわしい顔といえるのでした。

 さてそうなることができるでしょうか。


女優・小泉今日子が泣いた訳。

2013-10-24 22:03:24 | あまちゃん

 10月10日の読売新聞に掲載された小泉今日子さんの寄稿文が話題を

呼んでいます。今日図書館で読んでなるほどと思いました。

 こんなところ ≪「あまちゃん」は海女ちゃんだけど、甘ちゃんでもある。

ヒロインのアキは「海女になるなりてぇ」 「東京さ行ってアイドルになりてぇ」

と夢をころころ変えては大人達を振り回す。そんな時にあの震災が起こる。

誰の胸にもまだあの痛みは残っている≫、そのあとに (ゴシックはkaeru)

出来上がった台本を読んで私は泣いてしまった。≫とあります。

 

 ≪誰も死なせないというのが宮藤さんの選択だった。夢の箱の中にいる

私達に出来ることは希望を与えることなのだと強い気持ちが湧き上がった。

ヒロインは地元に帰り、一番好きな場所で自分らしく生きると決めた。≫

 

 昨日と今日のこの「kaeruのつぶやき」のテーマ「死刑」の対極にあるの

が 「誰も死なせない」(誰も殺さない) という選択だということを教えてくれ

ています。その選択こそが役者の役割の自覚となり 「強い気持ち」 を湧き

上がらせたのです。

 このドラマに対して何故原発を取り上げないのか、避けているのだとい

う批判も読みましたが、産業のエネルギー問題を問う前提に人間の生命

のエレルギーを守り発揮させることを優先させ、人間の生きるエネルギー

に依拠してこそその他の社会的諸問題を解決する社会的協同力が生ま

れてくるのだ、とのメッセージが送られていたのです。

 

 今日「あまちゃん総集編」の再放送でしたが、都合で見られませんでした。

注目して見ようと思っていた「三陸鉄道」については、今述べました「社会的

協同力」の結合する場として見てみたかったのです。 企業体が内部発展論

理=利益追求型から地域の諸問題解決の地域力集合体として位置づけら

れる可能性を感じています。


「しんぶん 赤旗」 の 「あまちゃん」評

2013-10-22 20:11:33 | あまちゃん

 「赤旗」の文化欄に載っていたあるコラムを探していましたら≪連続テレビ

小説「あまちゃん」考≫という放送評論家の松尾羊一さんが書かれたものが

ありました、10月7日の【テレビ・ラジオ】欄です。

 これは見落としていたな。

  みなさんに紹介したいと思います。

 松尾さんの「あまちゃん」観について「kaeruのつぶやき」でも紹介しました。 

2013-05-13 この時のような紹介の仕方はまどろっこしいので、今回はダ

イレクトに紙面を写真でご覧いただきます。

 このままでも読めないことはないのですが、右クリックして「新しいタブで画

像を開く」をクリックするとかなり拡大された紙面になりますので読んで下さい、

では書き手の「kaeru」の読み方はどうなのかと問われる方もおられるでしょう。

 

 そこで、一筆。

  松尾さんが≪「あまちゃん」が終わり「ごちそうさん」がはじまった今日このごろ

は様子が変です≫ と書かれています。 「みんなの感想」 などを通じ知った、NHK

ばかりでなく他局にも影響を及ぼしている「アマロス症候群」と「克服力」は、本当に

kaeruの想像をはるかに超えるものでした。

 その現象について松尾さんは≪「あまちゃん」は往年の大ヒット作「おはなさん」

や 「おしん」 などの反響をはるかに超えたテーマを秘めていたのです≫と。

 平均視聴率50%台という「おしん」を超えたテーマとは?

≪都市と地方を分断する二重構造の日本の裸像を風刺したドラマ、それが「あまちゃ

ん」 ドラマの本質なのです≫ と見出しにある「二重構造下の日本を風刺」を評価の

核に据えています。

 天野 秋の東京における「存在」の希薄さ、祖母・海女達・海などを通じて天性の発揮、

その経験を潜っての東京で 「挑戦と勝利」 を体験したアキが ≪「3・11」の東日本大震

災の悲劇に遭い、この国のうすっぺらな正体が暴かれ≫たその現場に戻ってきます。

 そのヒロイン像は≪日本の近代を支えた女性を賛美する朝の連続テレビ小説に対す

る異議申し立てのドラマ≫としての新しい女性像の魅力だった、ということ!

納得です。


昨日の「あまちゃん」、明日の「あまちゃん」。

2013-10-20 18:56:23 | あまちゃん

 能年玲奈という女優としての意識性(役者根性)と能年玲奈という一個人

としての生来の「天然性」=見た目のあいまいさ、が快く映し出されて思わ

ずニコニコしてしまうのです。

 それは多分 「あいまいさ」 への共感なのでしょう。 それを許せない人に

とっては「嫌悪」というほどの反応を与えるのではないでしょうか。それは各

自の感性とか生活環境や仕事環境などによって異なるわけで、その違いと

ドラマの「優劣」を論ずるのとは違うように思います。

 金子みすゞの詩にある

 みんなちがって、みんないい。

ということではないでしょうか。

 

 「みすゞコスモス」ということを以前このブログでも取り上げました。

2012-10-18 など)

ふと思うのですが、能年玲奈さんが金子みすゞの生涯を演じたらぜひ

観たいと思います。 彼女(みすゞ)の詩を中心とした世界(みすゞコス

モス)を映像化したものが何本かあるようです。観てはいないのでその

ことを語ることはできませんが、能年さんが演じる金子みすゞは「みすゞ

コスモス」そのものと言えると思います。

 ハルキ文庫の 『金子みすゞ童謡集』 に宇宙物理学者の佐治晴夫さん

がエッセイを寄せています。そこに 「 “やさしさ” とは、物理的に知覚で

きることがらの裏にかくされている真実を単なる幻想としてではなく、きち

んとした論理に裏付けされた想像力で正しく理解していくという感性だ」と

言われています。それがみすゞの “やさしさ” だ!と言われます。

 「天野 アキ」 が演じた目線やたち振る舞いから受けるものは、その種の

“やさしさ” だったのかと、そんな発見があった昨夜の「あまちゃん」でした。

 

 「みんなの感想」によると24日(木)16時5分~16時50分(NHK総合)

 再放送とか。 また観ましょう、視点を変えて。「三陸鉄道」に焦点を当て

て観たい、利用者に支持される 「企業」 とはをキーワードにして。

  先月27日 「JR福知山線脱線事故裁判」 で歴代3社長に無罪判決が

だされました。 この問題はそれ独自に検討されるべきことですが、交通

事業という共通性をキーワードにして。 「JR北海道」の度重なる事故問題

もあります。

 kaeruの頭の容量をはるかに超える問題ですが、「三陸鉄道」はそれら

の問題を考える場合も 「企業の社会的存在とは?」 への接近の原点で

はないかという問題意識をもって 「もういちど あまちゃん」 にしましょう。


今夜は 「あまちゃん」。

2013-10-19 18:45:45 | あまちゃん

今夜8時、NHK総合。

突撃!アッとホーム “あまちゃん” SP !

能年玲奈がサプライズダンスで三陸は大騒ぎ

奇跡の5分を完全公開

というのが「しんぶん赤旗」TV欄での案内文です。

どういうことになるのか分かりません。

見れば分かるので、見ます。 アキちゃんの猫踊りか猫のアキ踊りか!

現代の鳥獣戯画がそこに見られれば満足です。

 

そして、「みんなの感想」で★1対★5の激突!も読み応え十分になれば

秋の夜長に一層の趣を添えてくれるのです。

少し時間があるので 『メモリアルブック あまちゃん』 を見る時間にあてます。

TVドラマの「本」を買ったのは「チャングムの誓い」以降二度目です。

「チャングムの誓い」は何処へ行ったのでしょう?

そして、「あまちゃん」は何処へいくのでしょう。

 

みなさん、おのおの教養あふれる夜長をお過ごしください。

 


11日、この日に。

2013-10-11 22:00:49 | あまちゃん
この一文は「みんなの感想 あまちゃん」のものです。
地元・久慈の方、それも「お爺さん」の書かれたものですね。
今日「3・11」に因んで残しておきたくここに載せました、お読みください。
特に、ゴシックの部分とそれ以下は、地元の方でなければ書けないこと。
 
≪投稿者:jh7*****さん投稿日時:2013/10/11 19:58

最終週、あのヒロシくんがバイトしてた監視所の上から海を眺めていた、
鈴鹿ひろ美、そしてアキ・・・。素敵なシーンでしたね、大好きです。
目立たないけど、大事な意味合いもあるような気がします。
(私らの永遠のアイドル、薬師丸ひろ子が来てたんだ!(爺、涙!))

それと、どうしても地元民として正確なことを伝えないと・・・。
最終回。(場所は、野田村の海岸)
北鉄のお座敷列車から海を眺めるシーン。ヒロシくんと正宗さんは砂浜と
穏やかな海を見てるように見えますが、実はあそこは破壊された防波堤。
多くの尊い命や家・財産が、あそこから津波が流れ込んだ為、失われました。
良く見ると、二人共、目をウルウルして演技しています。
最終週の演出チーフ・井上さんも、はっきりメモリアルブックで、「あそこは、
しっかり残しておきたかった」と伝えております。
(最後のアキとユイのトンネルから光の世界に、のシーンは白井海岸駅です)≫

付記、御存じでしょうが 「あまちゃん」総集編が14日にありますね。
   これも記録として載せておきます、もちろんkaeruは見ます。
   それぞれ、お構いなく……。

「あまちゃん効果」 なのか?

2013-10-09 18:01:38 | あまちゃん

 「みんなの感想」 を読み 「あまちゃん」 では★5を読んで同感し★1には、

なるほどと思ったり 「そりゃーないでしょう」 と内心で反論したりしてそれなり

に面白いのです。  ところが、「ごちそうさん」 の 「感想」 を読みはじめてから

画面を見る目が変わってきました。

 目で画面を追いながら気持ちのどこかでチェックし始めているのです。 こう

いう気分は自分のことながら楽しくないのです。 「評論」 をしなけれがならない

義理はない、そんな気持ちとは縁を切りたいと思うのですが、かなりしつこい小

姑的感情です。 面白ければ見る、でなければ自分だけでしたらチャンネルを

変える、神さんが一緒の時はTVから離れるというのが今までの処し方でした。

 

  「あまちゃん世界」 から 「あまちゃん感想世界」 を通じて 「TVドラマ感想世界」

を知ったのは 「あまちゃん効果」 のひとつなのですが、「冷静な目」でドラマを見

るなどという今までにない時間を積み重ねることがTVドラマへの鑑賞眼を高める

ことになるのでしょうか。 いや、ひたすら 「面白いかどうか」 に拘る鑑賞態度を堅

持することが結果的には眼を肥やすことになるのでしょう。

 

 「ソーシャル視聴」 という言葉も内容もはじめて知ったのですが、下のNHKの人の

説明では 「ソーシャル視聴とは、TVを見ながらPCなどを操作してツイッターなどに

書き込む視聴スタイルのこと」です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131004/k10015050851000.html

 今のところkaeruの技能ではツイッターもフェイスブックもこれを駆使して 「会話」

をするという水準ではないので、視野に入ってこないのですがもしそういう早業がで

きるようになったら、ドラマとともに 「会話」 のなかに新たな面白さが加わることと思

います。

 ドラマ鑑賞でも選挙における政策・政党選択にしても 「視聴者・有権者」参加型の

方向が強まっています。 その評価にあたって、TVドラマでは 「視聴率」、政党では

「支持率」 が指標になると同時に、より重視されるのが 「視聴の質」 で、ドラマでは

視聴者のニーズに応じた作品づくりが、政治の面では有権者の当面と将来展望に

なにを求めているかの把握の上に立った政策づくりが政党の盛衰を左右するように

思えます。


♪ ♪ ドラマは続くよ、どこまでも ♪ ♪

2013-10-04 14:10:00 | あまちゃん

 「あまちゃん感想 世界」はこのタイトルのようです。

 明日で終了1週間目ですから初七日、こう言うと★5派は怒りますかね、

★1の人たちは? でも過ぎていった人を節目節目で思い出すということ

は良いことだと思います。 明日の「初七日」どんな感想が寄せられるか、

「不謹慎」にも楽しみにしています。

 

 一昨日あたりから「感想世界」を読みながら、「これは寅さんの世界だな」と

思っていたのですが、ありましたね、寅さん的復活論が。

 映画「寅さん」 ははじめはTVで、その時 「寅さんがあえなく亡くなった」

わけですが、視聴者からの猛烈な抗議に応えて 「復活」 した実績を述べ

る人が 「視聴者の声は、大きく影響します!」と声高くしています。

 「視聴者主権論」とも言うべきこの論者は、「男はつらいよ」も「釣りバカ日

記」や「トラック野郎」も日本各地をロケした、この形式でやったらどうかと、

「あまちゃん」シリーズの「構想と展望」を述べています。

 単に物語の筋を構想する「想像・創造」の水準から、シリーズ化して全国

展開を構想するわけですから、「恐るべし!あまちゃん」です。

 

 そんなことで、「あまちゃん感想世界」から目が離せず、このなかの「傾向と

対策」から、次の「あまちゃん現実世界」が生まれてくるのでしょう。

 線路をつなげた人々が若い力を未来へ!羽ばたかせるのです。