「ハが無い、ミミが無い……」ハは歯、ミミは耳を意味するのですが我が顔の一部のものではありません。ハは入れ歯、ミミは補聴器でそれを口や耳に入れたり外したりする毎日です。
入れ歯が見当たらないということはあまり無いのですが、ミミの方はかなり頻繁に「ミミがない、無い」と、私だけでなく妻も器の中に入っていないと「ミミはどうしたの?」と……。
その補聴器がこちら、これは二代目。
一度目は10年ほど前に両耳でつけ始めたのですが、慣れないと煩わしくなり外している時が多く、あるとき着けようとして何処にも無い。何処かのポケットから揃って出てくると思いつつ、結局失くしていたのでした。
二代目を買う時も、かかりつけの耳鼻科が窓口になっている補聴器店で、両耳で40万円ほどでした。ここに片耳しか無いのは、外出中に右耳用を落としたのです、道を横切っていた時車が見えたので走り出して渡り、その時気付けば良かったのでしょうが……。
それから2、3年経つでしょう。まことに不自由な暮らしで、何とかしなければ……、買って着ければいいのですが、お金があればの話で。耳と歯だけでなく、近く目も白内障の手術でそのあとメガネが待ってます。
先日の手術の打合せ時眼科の先生が「メガネで80万円」と、思わず脇にいた妻が「え‼︎」と、私は無言、兎に角手術だけは受けておかねば、あとの話はそれからに、という話。
そんな状況の時に これが、
耳寄りの話です。
補聴器、その代用品のような物に集音器という物があり、片耳で悩んでいた時チラシを見て買ったことがありました、NHKで云々とかいう宣伝文句もあってでした。はじめはダメではなかった感じですが、3ヶ月ほどでダメになり使わなくなったのでした。
そのダメ品は3万円ほど、これは2万+税、ネットで書かれている言葉から購入してみよう、という気になりました。金曜日昼電話で「明日土曜日に夕方使いたいが」と、土曜の昼には着。
夕方の会議は欠席で、数人の場合の効力は分かりませんでしたが、自宅での会話には充分に効果を発揮して、1日で試し合格になり購入を決めたのです。
使い続けて半月程ですが今朝耳に飛び込んで来たのが、夏ウグイスの声。
思い出したのが補聴器を両耳につけた時、春でした、ウグイスの声、
ここで一句、
会話器に 夏ウグイスや 声や良し
やはり補聴器を付けていました。私が買ってあげた
当時の20万円弱の補聴器を使っていましたが、北海道
へ旅行に行っていてどこかで失くしたようです
止む無く釧路か旭川の眼鏡屋さんで、2万円だかの
補聴器が自分に合ったのか、本人が我慢して使って
いたのか判りませんが・・亡くなるまでそれを使って
いました、なので補聴器に関しては、価格と使い勝手
と比例してないと、確信しました。いつか私の補聴器
のときに参考にしたい。
んだのですが、つくる側の研究費用が大変なのだそう
です。どのくらい大変なのか分かりませんが、それで
どうしても高くなるのでとか。それに比べると入れ歯
は安い、もちろん比べる方が間違っているのでしょう。でも歯と耳とそんなに違うものなのか、それが金
額にどう反映されるのか、一度考えてみようか、やめ
ようか。