葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

手のひらの小銭を数える人。

2012-11-30 22:33:01 | せいじの政治カフェ

 小雨が降り出したバス停で、その男の人は乗ってきました。厚ぼったい黒

ずんだ汚れが目立つ格好で席に座ると、手にしたビニール袋から摘みだした

小銭を手のひらに広げます。すこし離れていたので金種までは見分けられま

せん、何回か同じ動作をして時々目を上に向けます。表示される料金表の

金額と見比べているのかと思いました。

 すると、かなり以前横浜駅ビルの近くで見た男の姿とだぶってきたのです。

バスの男性はかなり年齢のいった人ですが、横浜駅西口であった人は40台

はじめ位でした。3月のはじめ頃、1994年の暮までその近くが仕事場でした

ので、多分その年のことだったでしょう。格好がバスの男性と同じような黒い

汚れた服で雨のなかで立って叫んでいたのです。 「俺を使ってくれ!働ける

のだ!」、同じことを何回も両手を挙げ声をあげていました。

 そのことがあってしばらくして、駅の券売機の釣銭出口に手をいれる人をたび

たび見るようになったのです。そしてまたしばらくしてその出口に「ガムなどで釣

銭を止めるなど悪質ないたずらに注意して下さい」という意味の張り紙がされる

ようになりました。

 

 「失われた20年」はバブル経済崩壊後の1991年3月からの20年以上の経済

低迷期をさしています。この間の1998年から14年間毎年の自殺者が3万人を

超えてきました。6月に出された内閣府の2012年版「自殺対策白書」に関しての

「赤旗」主張のなかで「年間自殺者数が3万人を突破した98年は、前年に消費税

が5%に引き上げられたほか金融機関の破たんなど経済状況が一気に悪化した

時期でした」と述べています。 (主張は下記URL)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-06-13/2012061301_05_1.html

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「一歩一歩の足跡の先に……」 4

2012-11-29 22:34:27 | 中間詩的つぶやき

 今日届きましたデーターは、

 「奥の細道の旅  〇現在地 日光に到着しました。おめでとうございます。

   次の目的地目指してがんばりましょう。

   〇次の目的地  黒羽    〇次の目的地までの距離  42.9km

     〇次の目的地めでの歩数  黒羽まであと42.9km63,133歩で達成です。」

  とあり、添付された地図には

   「11月29日(木)時点のあなたの実績  昨日の歩数9,740歩 

       黒羽まで、あと37km  54,677歩で 達成です。」

   となっています。

 

 要は現在kaeruは、日光を後にし黒羽に向かい6kmほど歩き37km先に次の

目的地がある、ということでした。 日光から6km、地図によると鬼怒川の大渡橋

のかなり手前という感じです。

 元禄二(1689)年四月二日(5月20日)、曽良の旅日記によると 「天気快晴」

のもと朝8時頃宿を出ましたが、午後には 「雷雨甚強」 土砂降りのなかを12km

ほど歩いて「漸ク玉入(玉生)ヘ着」。

 「同晩 玉入泊。宿悪故、無理ニ名主ノ家入テ宿カル。」 なかなか大変は旅です。

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選挙、勉強の教材。

2012-11-28 22:50:43 | せいじの政治カフェ

 今日は健康診断で鎌倉の手広という所へ向かいました。大船からバスで

通る道は、寺や神社の鎌倉とも江ノ島近くの海辺とも違う工業地帯?という

印象でした。以前、横須賀海軍工廠深沢工場があり、それが国鉄の大船工

場となり、2006年に廃止閉鎖となっています。バス停に神戸製鋼前とある

のは寮のようですが近くに事業所があるのでしょう。普段見慣れている古都

鎌倉、観光地鎌倉とはちがった顔を見ることができました。

 

 あらためて、司馬遼太郎の『街道をゆく 三浦半島記』を広げてみて、この

半島の面白さを感じています。「相模国(神奈川県)の三浦半島は、まことに

小さい。」からはじまり司馬さんは「この半島から、十二世紀末、それまでの日

本史を、鉄の槌とたがねでもって叩き割ったような鎌倉幕府が出現するので

ある。 なぜそうなったのか。そんな疑問を主題にして、この半島を歩こうとし

ている。 まず、武士の発生である。」とその一頁目で書いています。

 

 ここで蛙跳びをしますが、今回の総選挙は時代の変革ということではそれに

匹敵するような歴史的意味をもっています。ある人のブログに「前の選挙で民

主党に投票した……(今度の)総選挙に誰に入れようか真剣に勉強しています」

と。この人70歳台と思います。その人生の大半の政治は「自民党政治」、それ

から抜け出すことを願って民主党へ、しかし、これも「自民党型政治」。この政治

の型の基本形は「財界主権」と「アメリカ言いなり」なのです、難しい話ではあり

ません自分の人生体験が教えてくれることです。その基本形が国民(自分とい

う)の生活にとって必要であるかどうかの価値判断が問われているのです。

まず、勉強の教材は自分の体験経験です。

 

 しかし、価値判断を旧来の範囲に閉じ込めるものに、非歴史的意識があります。

これは現在の生活と現在の時代が変わることなくつづくかのように思い込む生活

感覚です。 しかし、現実の生活実態はその感覚の変革を求めています。腹が頭

に「変わりなさい」と、腹に据えかねて求めているのです。

 14とか15とか政党の数や議席確保のための右往左往の「政局」話など腹の足

しにはなりません。 頭の整理のために役立つのが日本共産党の見解です。

http://www.jcp.or.jp/

 少し整理されすぎているかと思いますが、「真剣な勉強の補助教材」として活用し

てみてください。

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「一歩一歩の足跡の先に……」 3

2012-11-27 23:10:42 | 中間詩的つぶやき

 21日に「奥の細道」のルートをピョコピョコ歩いていて、「室の八島」の手前

12kあたりです、と申しましたが今日のデーターでは、日光まであと9kの地点

にいることになっています。 昨日の歩数が11113歩、仕事のある日もその位

歩いていますので、何時の間にやら「室の八島」を通り越していました。

 

 芭蕉の旅の目的に各地の歌枕を訪ねることがありますが、「室の八島」はその

一つで、日光へ向かう道から脇道にはいり寄った所です。

 平安中期の歌人、藤原実方の和歌 (三省堂『名歌名句辞典』)

    いかでかは思ひありとは知らすべき   

              室の八島の煙ならでは

  が、「室の八島」を詠んだ最初の歌だそうです。

 

 さて、今日は仕事中心に14518歩ですので、完全に日光を通り過ぎている

ことになりますが、データーがそう表示されないと歩いたことになりませんので、

データーの出たところでご報告になります。   

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爺の風邪、孫の風邪。

2012-11-26 23:19:52 | どこまで続くかこのブログ

 風邪が抜けきらないので、クリニックに行ってきました。 そこには用事で何

度も来ているのですが、病気で来た覚えがないのでアンケートに 「はじめて」

としたら、十余年前に診察で来ていますと言われ、身に覚えのないことで、コ

ンピューターの記録に感心しました。

 喉の痛みと軽い頭痛と汗が出て熱がありますと話したら、喉を診て胸など聴

診して、何か悪いことをいわれるのではないかと思っていたら、何も言われず

薬を二種類出されて380円を払い、つめたい雨のバス停で20分もバス待ちを

して帰ってきました。

 

 昔30年以上まえ、東京の真ん中で一人暮らしをしていた頃、二三カ月頭痛が

続いたことがあり、特に熱があるわけでもなく咳が出たわけでもなく、 原因不明

だなと流石に気になり診てもらったことがありましたが、その時も「なにもありませ

ん」的な話で、その後自然によくなって、あれは何だったのかと思ったものでした。

なにか気になること心配事があると「頭が痛くなる病」なのか?

 今回は本物の風邪+その病なのかも知れません。いずれにしても秋晴れのよう

にスッキリしたいものです。

 

 小学校一年生の孫が風邪で世話をしに行ってきた婆によると、「ボクも風邪を治

すから爺も早く治して」との伝言。十何年にいっぺんの医者通いと一年に何回も行

くのと一緒にするな!と憎まれ口を叩いています。そんなことですから喉の痛みも

取れないのでしょう。

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3・11以降最初の総選挙です。

2012-11-25 16:24:26 | せいじの政治カフェ

 23日夜、NHKスペシャルで福島県川内村の遠藤村長を中心とした「帰村

への格闘」ともいうべき55分間が放映され、昨夜その録画を見て「つぶやき」

出したら、接続できなくなりました。どうやら一時的なことだったようです。

かえる かわうち

 この画面は川内村役場の入り口です。これには「帰村宣言」をした村として

元住民へ「帰ってきて!」の呼びかけであり、3・11前のような村には戻れな

い「村を変えよう!」との思いがいい表わされています。その象徴にモリアオ

ガエル」が印されていることはkaeruとして嬉しいことです。

 

 3000人の住民のうち1000人が戻っているそうです。住民が日々生活で

きる環境=放射線からの安全、雇用の場、商店や病院など生活を支える施設

などが成り立っていかなければなりません。村長をはじめ村の人々の努力に

応える県・国の施策が強く求められます。

 今回の総選挙が3・11以降最初の総選挙=国権の最高機関・主権者国民

の生活に最高の責任を負う機関の構成を決める選挙であることを考えれば、

川内村の人々が安心と将来の見通しをもてる政策を提起し、行動する政治

勢力の国会への進出が求められることは明らかです。

 そして、川内村住民の置かれている立場は、強弱の差はありますがその生

活基盤の不安定では多くの国民と共通するものがあります。

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突然ですが……。

2012-11-24 22:17:37 | どこまで続くかこのブログ

Google Chromeではblog.goo.ne.jpに接続できませんでした

となりました。時間が経てば接続できるのか?

様子を見て、また。

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女人入眼(にょにんじゅげん)の日本国。

2012-11-23 22:19:40 | せいじの政治カフェ

 あるご婦人のブログにこんな趣旨のことが載っていました。

「以前は話題にもならなかった政治の話が、主婦の集まりでも賑やかに語ら

れるようになりましたが、日々目にすることは国民とかけ離れたことばかりな

のはなぜ?」と。そして、「混迷する現実に自分自身の考えも定かではありま

せん、学習しないといけませんね」。

 

 この方は鎌倉在の人ですので、ふと「尼将軍=北条政子」のことに思いが

飛びました。何時も蛙の如く思いが跳ぶのですが、今度は今回の選挙の行

方は女性の意向が大きくかかわってくる、と思うからです。

 ご存知政子は、承久の乱(1221年)に際して武家政権の堅持を訴え、そ

の訴えは鎌倉武士を奮い立たせ天皇政権の軍を打ち破る力になりました。

これは政子個人の力量を示すだけでなく、当時の社会における女性の役割

を示しています。例えば、将軍の継承問題に関して政子が交渉した朝廷側

の相手は藤原兼子であり、それ以前に政子が娘の大姫の入内計画での相

手は丹波局(高階栄子)でした。

 そのことを僧慈円が『愚管抄』のなかで「女人入眼の日本国」(日本という

国は、まさに女性によって大事な問題が決まる国なのだ)と述べています。

 

 【北条政子などのことは『源頼朝と鎌倉幕府』(上杉和彦・新日本出版社)

を一夜漬けで読みました。また不破哲三さんの「社会進歩と女性」も少し

めくりました。鎌倉婦人の「学習しないといけませんね」に応えて】

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1000万円と250円。

2012-11-22 19:35:11 | せいじの政治カフェ

 1000万円について。

 今日の「しんぶん赤旗」に日本共産党の総選挙必勝の集会での志位委員

長の報告が載っていました。そのなかにある婦人党員から1000万円のカ

ンパが寄せられたこと、そしてその人の思いを次のように紹介しました。

 「日本共産党への募金の備蓄を始めたのは20年前。 自分は、共産党に

1000万円募金するのが夢でした。金額の問題ではないけれど、自分の思

いが本当に託せるのは共産党だけです。自分は、仕事で毎日精も根も尽き

るような厳しい状況です。子どもたちも若者も、みんな大変な状況に置かれ

ていることを、自分は職場で毎日実感しています。今の社会を変えなくては

ならないと強く感じています。だから、今度の選挙で必ず勝ってほしい。最近

になって、1000万円に到達しました。うれしくなって、走ってきて、届けまし

た」(下のURLはその集会の映像です、全体は1時間3分程ですが、この話

は20分30秒位のところから聞けますのでよろしければどーぞ)

http://www.youtube.com/watch?v=uJG1ZNSzOxo&feature=youtu.be

 
 250円について。

 これは、政党助成金の貴方の一年間の負担金です。国民一人当り毎年250円

で計算され今年でいえば約320億円が支出されました。国民ですから生れたば

かりの赤坊も寝たきりの人もすべて負担する計算になります。

 日本共産党の政党助成金に対する立場は次のURLで、

http://www.jcp.or.jp/akahata/web_keyword/key083/

 一般的な説明はWikiなどで、あらためて確認してみて下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BF%E5%85%9A%E4%BA%A4%E4%BB%98%E9%87%91

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「一歩一歩の足跡の先に……」 2

2012-11-21 19:43:22 | 中間詩的つぶやき

 買え変えたスマホンに、その日の歩いた歩数によって芭蕉の「奥の細道」

の旅程をたどるというアプリがありました。10月28日から歩き始めていたよ

うです。 ようです、などと書くと夢遊病者であるかと思われますが、「健康ア

プリ」 の一機能としてあったものでその部分をクリックしたことは覚えている

のですが、昨日まで忘れていました。

 

 このアプリによると、春日部を出て次の目的地の「室の八島」まで、あと12K

の所にいます。「次の目的地までの歩数」として17,880歩となっていますから

一歩=0.67mと計算されています。 芭蕉は深川の芭蕉庵を出て見送りの人び

とと舟で千住まで行き「千じゆと云所にて船をあがれば」、そこから同行の曽良

とともに徒歩となります。一泊目が粕壁(今の春日部)、二日目の旅程が歌枕の

地「室の八島」へ。

 kaeruは気がつけば、その「室の八島」の手前12K(四里)をピョコピョコ歩い

ていたわけです。どんな蛙かは、この写真をお借りしました。

http://basyo.okunohosomichi.net/13tokyo/003fukagawa/fukagawa.html

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