16~17日、地域の旅行で伊豆・石廊崎に行ってきました。
石廊崎の遊覧船乗り場で、図らずも行者様にお目にかかりました。
伊豆に流されておられたのですから当然のことなのですが、大和国
から遠く離れたこの地に来て、お会いできて懐かしかったです。
傍らの説明版の「1.生い立ち」の中に、伊豆に流されたのは文武
天皇三年(699年)とありました。「2.伊豆に残した足跡」が
面白いので引用しておきます。
一、石室権現を祀り、航海の安全、学問、商売繁盛の守護神とした。
石室神社は所謂延喜式の神名帳に登録されている式内社である。
二、アシタバを発見して世に広め、アロエの薬効を研究して住民を
疫病から救った。三、大瀬海岸に聳える「?」(読めない。「巌」か?)
に飛行の蓑を掛けたという伝説から蓑掛岩と呼ばれている。
四、その他、変幻出没南伊豆一帯を一本足駄で闊歩した。
後年第一一九代光格天皇は寛政一一年に「神変大菩薩」の称号を
贈り、その業績を賞賛した。
遊覧船に乗って大根島の横を通りますと…
岩だらけの無人島に住むお猿さんが出迎えてくれました。
その後、久しぶりに浄蓮ノ滝を見て帰りました。富士は二日間、
まったく姿を見せてくれませんでした。