ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

イタリアの旅(2.ミラノ・続き)

2011-12-17 08:17:54 | 旅日記

ミラノ(続き) 

集合場所がドゥオモの階段の上なので、先にスフォルツェスコ城へ歩きました。
両側に商店の並ぶダンテ通りを約15分。トラムの線路を渡ると騎乗のスフォルツァ公の銅像があり、

その先の円形噴水の向こうに、中央に巨大な塔を持つスフォルツェスコ城の堅固な城壁が連なっています。
 この城は1450年、ミラノ公フランチェスコオ・スフォルツァが、かつてのヴィスコンティ家の城跡を改築して現在の姿の居城としたものです。建築にはレオナルド・ダ・ヴィンチも関わったといわれ、塔の入口をくぐると内部はミケランジェロの最後の作品「ロンダニーニのピエタ」始め、数々の美術品が展示された市立美術館になっています。また城の背後には美しい大庭園があり、公園となっていますが残念ながら時間がなく、ここから引き返しました。

ドゥオーモの前に帰ってきました。

ドゥオーモ
1386年から500年の歳月をかけて建設が続けられた世界最大のゴシック式建築です。

空に向かって突き上げるように聳える尖塔の数は135本。その一つひとつの上に聖人の像が立っています。
なかでも中央にある塔の高さは108.5m。黄金のマリア像が燦然ときらめいています。

入口には5枚の大きな扉があり、それぞれにミラノの歴史など異なった彫刻が見られます。
長い行列に並んで入場しました。

美しいステンドグラスを通して柔らかい光が降り注いでいます。静寂の中に敬虔なカトリック教徒の人たちがミサを捧げていました。

 

ここからは内陣。両側の通路を含めて、この先は教区の信者以外は立ち入ることができません。
数々の貴重な遺物や美術品があるのですが、異教徒の私たちにはその有難味がよく分からず「猫に小判」でした。

神聖な空間、重い雰囲気から解放されて外の空気を吸うとほっとします。陽が高くなるにつれて参詣者が増え、広場に集まる鳩も多くなったようです。

午後の観光前に昼食。今日はサフランで色を付けたリゾットと…

ミラノ風仔牛肉のカツレツ。かなりのボリュームです。

グラスワインを二つ注文するとこんな大きなデキャンタが二つ出てきやんた。
安い値段(4€X2)の割には風味もよいハウスワインでした。一人分を二人で分けても十分な量、をしっかり飲み干しました。

食事の締めはドルチェ(デザート)です。これは生クリームを固めたパンナコッタ。
昼間から飲んだワインでいい気分になってバスに帰り、午後はベローナへ向かいます。