ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

イタリアの旅(9.フィレンツェその2)

2011-12-26 16:09:04 | 旅日記

ウッフィッツイ美術館の見学を終え、1階の売店でガイドブックなどを買って外に出ると、雨は止み薄日が射していました。 

シニョリーア広場の北西隅から、この通りを北へ歩きます。

頭上にクリスマスらしい街灯が並ぶ濡れた石畳の道を急ぎ足で10分ほどいくと…

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂 Basilica di S.Maria Del Flore
これは少し離れた西側から見た全景。左から洗礼堂、ドゥオモDuomo(大聖堂)、鐘楼。この三つの建築物の総称が大聖堂です。

大聖堂を南西隅から見たところ。左の巨大な柱状の建物が鐘楼。高さ91mのクーポラの丸い天蓋が見えています。

真下から見上げる鐘楼。製作者の名前を採って
「ジョットの鐘楼」 Campaniele di Giotto といいます。ゴシック様式で高さ84.7mあります。

少し北へ歩いていきます。 

ドゥオモ 「花の聖母教会」のネオ・ゴシック式ファサード(正面の装飾)

最初の全景で見て頂いたサン・ジョヴァンニ洗礼堂。八角形をした11世紀に造られたフィレンツェ最古の建物の一つ。ダンテなど多くの有名人もここで洗礼を受けました。この東の扉はレプリカですが、改装されたばかりで黄金色に輝いています。この扉はミケランジェロが「天国の扉」と絶賛したことで有名で、10枚のパネルに新約聖書の物語が浮き彫りされています。
 
記念写真を撮った後、昼食。その後、自由行動になってサンタ・マリア・ノヴェッラ駅(中央駅)近くのオベリスクが目印の集合地点まで歩き、途中の中央市場でお土産のお菓子やパスタを買いました。

 

左がパンフォルテ。 小麦粉に砂糖、ハチミツ、バニラ、シナモンなどを混ぜ合わせた生地にオレンジなどの砂糖漬けを加えて丸い形に焼き上げています。保存食にもなるようで、固いお菓子です。

こんな感じです。

右はパンペパート。胡椒味でアーモンドが入っています。旅行から帰った週末の17日、TV「世界ふしぎ発見」を見ていると、同じ包装のパンペパードが放送されて名前が分かりました。

ビスコッティ。これも固い焼き菓子。トスカーニ地方のものはアーモンドなどの木の実が入っています。
固いのでカプチーノ(ふつうコーヒーと言えばこれが出てくる)に浸して食べるようです。

パスタ。300種類もあるそうでいろいろ目移りしましたが、あまり日本で見かけない蝶リボンのような色の美しいのを求めました。

また雨が降り出しました。中央駅裏側に駐車していたバスに帰ってピサへ向かいます。