ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

イタリアの旅 (4.ヴェネツィア その1)

2011-12-20 17:10:24 | 旅日記

CIAO VENEZIA!

2011年12月9日 曇り時々雨 
ヴェネツィアは私たち古い人間にはべニスと言った方がなじみの深い町です。
 シェイクスピア「ベニスの商人」、トーマス・マン「ベニスに死す」の文学作品、映画ではキャサリン・ヘップバーンの「旅情」、そのテーマ曲「ベニスの夏の日」は今も耳に残っています。他にも「007」や「インディ・ジョーンズ」シリーズも一部ベニスが舞台でした。最近ではヴェニス映画祭でその名を耳にすることが多くなりました。
 もともと海洋都市国家、14~15世紀に貿易で栄えた「水の都」、今は街とそれを取り巻く潟全体が世界遺産になっています。

今日は♀ペンも私も一番楽しみにしていた、そのヴェネツィア観光の日です。
昨夜のメストレのホテルもモダンな外装で、部屋も広々としてサブのベッドまであり快適でした。

明るいロビーに立っているX'mas Tree

朝食はどこも同じようなヨーロピアンスタイルのビュッフェで、品数は少なめです。
そそくさと食べ終えて、バスで50km離れたヴェネツィア本島のトロンケットへ向かいます。

船着き場からヴァポレット(水上バス)に乗り込む頃は、雲は多いもののまだ青空も覗いていました。

船は航跡を曳きながらジュデッガ運河を本島中心部へ向かいます。

少し寒かったのですが、風の当たらない艫(とも)に出て移りゆく景色を楽しみました。

本島の中心部に向かう頃から、次第に雲行きが怪しくなってきました。

大運河の入口・税関岬に立つサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会
***教会などの建築物は、のちほど改めてご紹介しようと思います***

サン・マルコ教会が近づいてきました。

サン・ザッカーリア港に着きました。

運河沿いの道をサン・マルコ広場へ歩きます。右奥に見えるのはドゥカーレ宮殿です。
 この銅像はイタリアを統一したエマヌエーレ2世のようですが、ここヴェネツィアではあまり人気がないようで、ガイドに聞いても「イタリアの王様」と一言で片づけてしまいました。

奥に見えるドゥカーレ宮殿とサンズリアン運河を挟んで建つ新牢獄。(宮殿の一部分)

ため息橋
 白大理石製で覆いがあり、格子窓が付いています。ここから牢獄に曳かれる囚人たちがシャバの見納めと溜息をついたといわれます。新牢獄横のバリア橋からみた写真です。

ピンクの街灯と青いゴンドラの色が美しい。運河対岸に見えるのはサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会

サン・マルコ広場の入口に立つ円柱。
上にヴェネツィアの守護聖人・聖マルコ」の象徴「翼のある獅子像」があります。さらにその上にカモメが留っていました。左の建物は旧行政館、写真右奥はほぼ100mの高さのある大鐘楼です。

広場に入ってから後方の海側を振り返ったところです。
 入口に立つ二本の円柱の左が「翼のある獅子像」。ここから見るとライオンの形がよく分かります。右の円柱に立つのは聖マルコ以前の街の守護聖人・聖テオドロス像です。

サン・マルコ広場
正面にサン・マルコ寺院がある世界一美しいといわれる広場です。
まずサン・マルコ寺院を見学します。