ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ヨーロッパ三ヶ国駆け足旅行(2)

2015-04-06 13:59:31 | 旅日記

3月23日 昨夜はハイデルベルク郊外のルードヴィッヒスハーフェンという町で泊まりました。ホテルの窓からはすぐ前の国鉄駅を通過する長い連結の貨物列車や、高速道路を走る車が眺められました。今日はまず約20 km離れたハイデルベルクへ。

ハイデルベルクはドイツ最古の大学があることで知られる古い歴史の町です。
「プリント・メディア・アカデミー」の前を通過します。白いオブジェはS-Printing Horse

街を見守るようにその背後に立つハイデルベルク城に登りました。

北側のテラスから美しい中世の面影を残す町を見下ろします。一際高い尖塔は精霊教会です。

中でもひときわ美しい眺めはネッカー川にかかるアルテ・ブリュッケ(古い橋)。後ほどゆっくり訪れます。

700年の長い歴史を刻むハイデルべルク城
それぞれの時代の領主たちの思いを語るような「古城」の面影を今に、崩れたままに残されています。

エリザベス門。
フリードリッヒ5世が妃の英国生まれのエリザベス・スチュワートへのプレゼントに、一晩のうちに造ったものだそうです。

さて城の見学を終えて旧市街地へ下りました。先ほど見下したネッカー河畔を歩き…

アルテ・ブリュッケへ。正しくはカール・テオドール橋といいますが、町で一番古く「古い橋」の名で通っています。

橋の長さは約220mあり、入口の門は中世のころ町の城壁の一部でした。夜は落とし格子の柵を下ろして侵入者を防ぐ、防御施設としての役割をし、左右の塔は牢屋として使われたこともあったそうです。

橋のたもとにある鏡を持ったサル(マントヒヒ?)の像。善人ぶって他人を非難する人を「あんたはどうだい」とたしなめています。

マルクト広場
マルクト(マーケット)の立つ市場の意味で水曜と土曜には市がたちます。正面の建物は市庁舎です。

その向かい側に精霊教会が建っています。

教会左手にある「ホテル・ツム・リッター(騎士の家)」
1592年に織物商人の一家によって建設されたハイデルベルクに現存する最古の建築物です。壁面を飾る数々の精緻な彫刻に目を奪われます。

古い町並みを散策し、次の目的地・ローデンブルグへ向かいます。