ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

ヨーロッパ三ヶ国駆け足旅行(5)

2015-04-09 08:44:08 | 私の関西百山

3月25日。インターラーケンで朝を迎えました。リタイヤの年(1995)9月、二人では初めての海外旅行が、ハイキングを含むスイスの三大名峰の旅でした。今回のツァーはこの時、悪天で見ることが出来なかったユングフラウだけがコースに入っていて、今度こそはと期待が膨らみます。

二つの湖で挟まれた町・インターラーケンを出たバスはグリンデルワルドの手前、グルンドへ。

ここで列車に乗り替えます。

高度を上げるにつれて周囲は次第に白銀の冬景色に…

クライデシャイネックで乗り替えると、アイガーの山腹をくり抜いた長いトンネルに入ります。

途中駅のアイガーバンドで5分停車。駅の窓から見た外の風景です。

アイスメール駅でも停車後、終点のユングフラウ・ヨッホ駅へ。3454mにある世界最高所の鉄道駅です。更に超高速エレベーターで標高3571mスフィンクス展望台へ。

建物の外は前回にも増しての悪天候。飛雪が頬を叩き、痛ささえ感じます。残念ながら今回も無展望に終わりました。

ヨッホ駅は2012年、創業100周年を迎えて面目を一新。<TOUR>と書かれた観光用周遊コースが出来ています。イルミネーションに彩られた通路を進むと…

鉄道工夫たちへのオマージュや

カルスト帯水層の洞窟を通り

迷路のようなアイス・パレスに続きます。

ペンギンやクマさんたちをはじめ、様々な氷の造形物が目を楽しめてくれます。

下山の時間になってクライネ・シャイディックに下りました。ここにはスキーのコースが集中しています。ここまで電車で来てリフトでさらに上に行く人、ここから滑り下りる人など大勢のスキーヤーに出会いました。

クライネ・シャイデック駅で。
格好良く滑り降りてきた白人の男性が、スキーを脱いでシャッターを押してくれました。

列車が入ってきました。急勾配のため車輪の間に歯車を付けたアプト式軌道になっています。

夕方、インターラーケンに帰ってきました。小雨が降り肌寒さを感じます。Shoppingタイムのあと、今宵の宿、ジュネーヴ郊外のトアリーに向かいます。