ヴェルサイユ宮殿の見学を終える頃から雨は小やみになりました。エッフェル塔のすぐ近くにある乗り場から、夕暮れのセーヌ川のクルーズを楽しみます。
セーヌ川にはいくつもの美しい、そして歴史を持つ橋が架かっています。
船はその下を潜っていきます。これはミラボー橋。アポリネールの詩で知られ、堀口大学の訳詞も有名ですね。
ミラボー橋の下をセーヌ河が流れ われらの恋が流れる わたしは思い出す 悩みのあとには楽しみが来ると
そしてパリにもあるのです「自由の女神像」
フランスがアメリカに自由の女神像を送ったことの返礼として、パリに住むアメリカ人たちがフランス革命100周年を記念して贈ったものです(Wikipedeia)。
少し青空も覗いてきました。冷たい川風に吹かれても、やはりデッキに出てきます。
建物はコンセルジェリー。マリーアントワネットが処刑されるまで2カ月余りを過ごした牢獄があります。
フランス学士院
いくつもの船と行き交います。私の乗っているのは手前の白い船と同じ形です。
オルセー美術館が見えてきました。
ブルボン宮殿。ルイ14世の庶子によって建築された宮殿で、現在は国会議事堂として使われています。
アレクサンドル3世橋を潜ります。
橋の四隅には高さ17mの柱があり、柱の上には芸術、農業、闘争、戦争を意味する女神像が設置され、天使やペガサスなど美しい装飾で飾られた、パリで最も美しい鉄橋といわれています。
ノートルダム大聖堂が見えてきました。
間近にルーブル宮殿を仰いで私たちのクルーズは終わります。
夕焼けに輝くパリの町を走ります。凱旋門
コンコルド広場
灯りが点り始めたパリの町を抜けて、再びセーヌ河畔へ
夕食はノートルダム寺院の前にあるレストランで、
エスカルゴと
ビーフブルギニョンを頂きました。
ライトアップされたノートルダム大聖堂を背に…素晴らしいパリの夜が更けて行きました。