3月28日。いよいよ帰国の途につく日になりました。午前中は自由行動で、希望者だけがルーブル美術館の見学予定でしたが、結局全員が参加することになりました。やはり昨今の政情不安で、どこかに単独行動は避けたいという気持ちが働いたのかもしれません。
私は三度目のルーブルなのですが、前回はちょっとしたアクシデントがあったので入館せずに、長い時間を過ごしていました。前に入場したのは40年近く前でしたので、かなり記憶が飛んでいる感じです。ここもイヤホンガイドを耳に、日本人ガイドの説明に従って歩きます。ここは集合場所の逆さピラミッド。入場を待つ人の列ができています。
もちろんのこと僅か1時間半ほどの見学時間では、2万点を越える膨大な所蔵品のごく一部に触れるだけに終わります。しかも目玉となる作品は決まっているので、勢い同じものを見ることになるのですが…。もっとも美術に縁が薄い私には帰ってから見ても、作者名も分からない写真が殆どでした。で…ありきたりではありますが、お馴染みの作品を…
あまりにも有名なミロのヴィーナス。美しい黄金比率で均整の取れた美しさです。
サラトラケのミケ。いつも人に取り巻かれているので…
向かい側にあるこのテラスから鑑賞するのが一番だそうです。
これもあまりにも有名な「モナリザ」。前に見た場所からは何度も移動されたとのことで、二重の防弾ガラスで保護されていた。しかし、「国立なので」ここもヴェルサイユ宮殿同様に撮影は自由。
「聖アンナと聖母子」レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作の一つ
「1804年12月8日ノートル・ダム大聖堂におけるナポレオン1世の戴冠式」ルイ・ダヴィッド
ヴェルサイユでも見ましたがこちらの方が早く制作された物とか…
「メデューズ号の筏」テオドール・ジェリコ
「民衆を導く自由の女神」ウージェーヌ・ドラクロワ
ざっと見て回ってルーブルを後にし、帰国の途に着きました。これからまた長い空の旅です。