私にとっての一年の節目、八月最終土日のシマノ鈴鹿ロードが今年もやってきました。
が、今年はちょっと様子が違いました。
実業団登録したら絶対挑戦しようと長年心に温めていた、国際ロードへのエントリー。国内トップのJPTクラスの選手と海外招待選手に混ざって鈴鹿サーキットを10周(60kmほど)する最高カテゴリ。
自分は実業団ではJPTの下の下の下、最下層のE3クラスタで完走が精一杯の現状。
国際ロードは集団から5分のタイムギャップで足切り失格。
燃える、燃えるぜ・・・
なのでしたが、日曜日にお祝い事が入ったので出られるのは土曜日のみ。
日曜のメインイベントとして行われる国際ロードには、今年はエントリーできず。
で、今年は鈴鹿への気持ちがそれほど上がってこず当日を迎えました。
レース前に入れ込む事がなかった反面、綿密な準備が出来ておらず。
これがレース展開、結果全てを表す事になろうとは。
木曜夜にizalcoのホイールをレーシングスピードに換装、金曜日じてつーで慣らし。
夜の内に積み込みして就寝。
当日は3時半起床、4時過ぎに家を出発しました。
雨予報だったので、妻子の同行はギリギリまで迷いました。今回は教習所側の駐車券を購入しなかったので、遠い遊園地側の駐車場。雨の中荷物と子供たちを抱えての移動は厳しそう・・・
ですが、K子さんの「家で待っててもつまらないし」の一声で、一緒に行くことに。
鈴鹿市内に入り、いつものコンビニで軽量化に成功。良い流れ。雨も降ってない。
ここでロードマン先生と遭遇。
ゲートで妻子を降ろし、自分は駐車場に車を止めて自転車で追走。
入場口で合流して、かじゅ君と手をつないで歩きます。
6時ピット集合だったのですが、10~15分遅れて到着。申し訳ないです。
マルコADONパンターニ、自分以外は土日で5つのレースを走って総合順位を決める「5ステージ」にエントリー。
自分の出るオープンⅡと、5ステージの第1ステージは3分の時間差スタートで周回数も同じ5周。
同じタイミングで動くことになります。
とりあえず自分は大慌てで受け付け、試走へ。
らい君やuskさんとは簡単なご挨拶だけで済ませてしまって申し訳なかったです。
「なにしろ時間がなくてよ」(天空の城ラピュタ)身支度を整えて試走へ。
アップしながら徐々に強度を上げ、高回転も交えつつ。
後ろからしゅう君が追いついてきて声をかけてくれました。話しながら少しランデブー。
腰からの動きのしなやかさが目に付く。やはり運動できる人ってのは柔軟性が違う。
ピットに戻って、食べたり飲んだりしてたらもう時間。
家族に軽くちゅっとして、召集場所へ。
行ったら、なんとボトル忘れたorz
自転車置いて、駆け足でピットに戻る。
かじゅ君が「とうさん忘れ物~」って、そうなのだやっちまったわっはっは。
大事に至らず復帰。汗っかきなので、水分は必須なのです。
召集地点を見渡すと、なんだかいつもと違う。
去年なんか周りがみんな強そうに見えてたのに、今年はそうでもない。
強い人たちに混ぜてもらっている恩恵がこんな所でも感じられました。
レブハフトの方に「なおっきさんやロードマンさんのチームの方ですよね?」と声をかけられました。
さぞ強いんでしょうねって目で見られて、うひゃ~違うんですよ私は!っと・・・
前夜のスペックは、169cm62.7kg、体脂肪率9%
例年よりちょっと重くてちょっと体脂肪が少ない。
数日酒を抜いただけで特に調整はしなかったけど、毎年の事なので身体がちゃんと判ってる。
ゼッケン番号が若いので、最前列に並べました。
一発勝負の今年の鈴鹿、いよいよスタート!!
スムーズに発進、周囲の出方を伺いながらシケインへ。
先頭集団の前の方で登っていくと、シケイン脇にみぃちゃんを抱いたK子さんとかじゅ君が!!
「かっき~!!とうさ~ん!!」って声が聞こえて勇気百倍!!
先頭の動きを見ながら、集団内で追走。
登り区間は全く力を使わなくても、楽に周りより速く走れます。苦手だった下りも、そこまで遜色なく。
集団内にいる限り不安は全くなし。
詰まり具合も実業団に比べれば遥かに隙間だらけ。
ここまで余裕を持って走れるとは。
1周目か2周目か記憶が曖昧ですが、ダイモンの矢田さんが上がってきて先頭へ。
自分はこの方のスプリントを最大警戒していたのでちょっとびっくり。終盤まで動かないと思っていたのに。
真後ろに追走。スプーンあたりで先頭交替、自分が前を引く形に。
特に力を使うほどの速度ではなかったので、しばらく前を走って交替。
前から15番手くらいで集団に復帰。全く問題なし。
今にして思えば、スプリントまで足を溜める矢田さんが、序盤に先頭を引いておいて存在をアピール(スプリントに加わる資格があるぞ、と)って理解すればいいのかな?
ホームストレートの登りはシッティング高回転で問題なくクリア、シケインからの立ち上がりも思ったほどのインターバルは無し。西ストレートからの下りの惰性を利用して、スプーンの登りも楽々。ヘアピン~デグナー~S字の下り区間は周囲と歩調を合わせて。
ヘアピン、デグナーの立ち上がりも強烈なインターバルには程遠い。
コーナーで内側の人が膨らんでくるという状況だけ警戒して、デグナーなどの要所ではなるべく最内に。
4周目終了までは完璧なレース展開。自分でも100点を付けられる状況でした。
全く足を使わず、集団内で力を溜めることに成功。
正直、この時点では勝ち負けが出来ると思っていました。
最終周回のジャンを聞きながらホームストレート。
集団が詰まる。
自分の右側の人が接近してくるので声を出しましたが接触。お互いくっついたまま走行。
こういうときは下手に動かず、速度と進路を保って自然に離れるまで耐えるのみ。
そのうち右の人は徐々に遅れ、肩から腰、そして私のリアにフロントをとずれていきます。
離れたかた、と思ったら、後ろで衝突音。状況を見ている余裕はありませんでしたが落車が発生した模様。
「落車ぁ!!」と叫びながら加速。
前はインターバルがかかっている。
接触の影響は全くなし。
コース左端から上がっていきます。
シケインの立ち上がり、西ストレートで前から20番手くらい。
このままこのまま。
このあたりで、自分の組み立ての甘さが露呈。
経験上、自分は下りは不得意なのだから登りで前の位置を押さえておくべきなのです。
最終周回のスプーン手前、そしてヘアピン手前が勝負どころ。
知っていたはず。引き出しに入っていたはずなのに。
スプーン前で積極的に前に出られず、ヘアピン前の登りで矢田さんに抜かれて状況判断に迷いが。
矢田さんの真後ろを追走して最後刺すか、前にいて早めにスプリントして逃げ切るか。動くチャンスは今だけ!!
決めきれずもたもたしているうちにヘアピンへ。これで自分のターンは終了。
「…オレにもいい言葉が浮かばん。しかし、戦いは一瞬で決まる! 迷いのある方が負けだ!」 byサウス・バニング大尉(機動戦士ガンダム0083)
下り区間で少し順位を下げ、最終コーナーを立ち上がった時点で前には4~50人くらいか?
ここでまたも判断ミス。
直線残り4~500m、ここから死ぬ気でスプリントすればもう少し順位は違っていたはず。
いつも通り残り200m付近まで引っ張ってのスプリント開始。
ぐんぐん前の人たちを抜いて行きますが、入賞圏は遥か前にゴール。
2の足3の足を残したまま、踏みなおすことも無くゴール。
・・・最後の1周は全く落第点。
何しに行ったんだお前は。
ケース毎の対処の仕方をあらかじめ考えておくことも勿論ですが、何より自分への自信の無さから来る消極性が招いた結果。
思いっきり行くべきときに行かないとどういう結果になるか、良い勉強になりました。
1周8分17~8秒程度。現状はよく判った。
自分が成長した部分も、足りない部分も、よ~く判った。
もう一皮二皮剥けて、さらに上を目指さねば。
悔しさの残る鈴鹿でしたが、結果雨にも降られず家族で楽しめたので良しとしましょう。
場所取りしてくれたチームの皆さんや、声をかけて下さった皆さん、ありがとうございました!!
が、今年はちょっと様子が違いました。
実業団登録したら絶対挑戦しようと長年心に温めていた、国際ロードへのエントリー。国内トップのJPTクラスの選手と海外招待選手に混ざって鈴鹿サーキットを10周(60kmほど)する最高カテゴリ。
自分は実業団ではJPTの下の下の下、最下層のE3クラスタで完走が精一杯の現状。
国際ロードは集団から5分のタイムギャップで足切り失格。
燃える、燃えるぜ・・・
なのでしたが、日曜日にお祝い事が入ったので出られるのは土曜日のみ。
日曜のメインイベントとして行われる国際ロードには、今年はエントリーできず。
で、今年は鈴鹿への気持ちがそれほど上がってこず当日を迎えました。
レース前に入れ込む事がなかった反面、綿密な準備が出来ておらず。
これがレース展開、結果全てを表す事になろうとは。
木曜夜にizalcoのホイールをレーシングスピードに換装、金曜日じてつーで慣らし。
夜の内に積み込みして就寝。
当日は3時半起床、4時過ぎに家を出発しました。
雨予報だったので、妻子の同行はギリギリまで迷いました。今回は教習所側の駐車券を購入しなかったので、遠い遊園地側の駐車場。雨の中荷物と子供たちを抱えての移動は厳しそう・・・
ですが、K子さんの「家で待っててもつまらないし」の一声で、一緒に行くことに。
鈴鹿市内に入り、いつものコンビニで軽量化に成功。良い流れ。雨も降ってない。
ここでロードマン先生と遭遇。
ゲートで妻子を降ろし、自分は駐車場に車を止めて自転車で追走。
入場口で合流して、かじゅ君と手をつないで歩きます。
6時ピット集合だったのですが、10~15分遅れて到着。申し訳ないです。
マルコADONパンターニ、自分以外は土日で5つのレースを走って総合順位を決める「5ステージ」にエントリー。
自分の出るオープンⅡと、5ステージの第1ステージは3分の時間差スタートで周回数も同じ5周。
同じタイミングで動くことになります。
とりあえず自分は大慌てで受け付け、試走へ。
らい君やuskさんとは簡単なご挨拶だけで済ませてしまって申し訳なかったです。
「なにしろ時間がなくてよ」(天空の城ラピュタ)身支度を整えて試走へ。
アップしながら徐々に強度を上げ、高回転も交えつつ。
後ろからしゅう君が追いついてきて声をかけてくれました。話しながら少しランデブー。
腰からの動きのしなやかさが目に付く。やはり運動できる人ってのは柔軟性が違う。
ピットに戻って、食べたり飲んだりしてたらもう時間。
家族に軽くちゅっとして、召集場所へ。
行ったら、なんとボトル忘れたorz
自転車置いて、駆け足でピットに戻る。
かじゅ君が「とうさん忘れ物~」って、そうなのだやっちまったわっはっは。
大事に至らず復帰。汗っかきなので、水分は必須なのです。
召集地点を見渡すと、なんだかいつもと違う。
去年なんか周りがみんな強そうに見えてたのに、今年はそうでもない。
強い人たちに混ぜてもらっている恩恵がこんな所でも感じられました。
レブハフトの方に「なおっきさんやロードマンさんのチームの方ですよね?」と声をかけられました。
さぞ強いんでしょうねって目で見られて、うひゃ~違うんですよ私は!っと・・・
前夜のスペックは、169cm62.7kg、体脂肪率9%
例年よりちょっと重くてちょっと体脂肪が少ない。
数日酒を抜いただけで特に調整はしなかったけど、毎年の事なので身体がちゃんと判ってる。
ゼッケン番号が若いので、最前列に並べました。
一発勝負の今年の鈴鹿、いよいよスタート!!
スムーズに発進、周囲の出方を伺いながらシケインへ。
先頭集団の前の方で登っていくと、シケイン脇にみぃちゃんを抱いたK子さんとかじゅ君が!!
「かっき~!!とうさ~ん!!」って声が聞こえて勇気百倍!!
先頭の動きを見ながら、集団内で追走。
登り区間は全く力を使わなくても、楽に周りより速く走れます。苦手だった下りも、そこまで遜色なく。
集団内にいる限り不安は全くなし。
詰まり具合も実業団に比べれば遥かに隙間だらけ。
ここまで余裕を持って走れるとは。
1周目か2周目か記憶が曖昧ですが、ダイモンの矢田さんが上がってきて先頭へ。
自分はこの方のスプリントを最大警戒していたのでちょっとびっくり。終盤まで動かないと思っていたのに。
真後ろに追走。スプーンあたりで先頭交替、自分が前を引く形に。
特に力を使うほどの速度ではなかったので、しばらく前を走って交替。
前から15番手くらいで集団に復帰。全く問題なし。
今にして思えば、スプリントまで足を溜める矢田さんが、序盤に先頭を引いておいて存在をアピール(スプリントに加わる資格があるぞ、と)って理解すればいいのかな?
ホームストレートの登りはシッティング高回転で問題なくクリア、シケインからの立ち上がりも思ったほどのインターバルは無し。西ストレートからの下りの惰性を利用して、スプーンの登りも楽々。ヘアピン~デグナー~S字の下り区間は周囲と歩調を合わせて。
ヘアピン、デグナーの立ち上がりも強烈なインターバルには程遠い。
コーナーで内側の人が膨らんでくるという状況だけ警戒して、デグナーなどの要所ではなるべく最内に。
4周目終了までは完璧なレース展開。自分でも100点を付けられる状況でした。
全く足を使わず、集団内で力を溜めることに成功。
正直、この時点では勝ち負けが出来ると思っていました。
最終周回のジャンを聞きながらホームストレート。
集団が詰まる。
自分の右側の人が接近してくるので声を出しましたが接触。お互いくっついたまま走行。
こういうときは下手に動かず、速度と進路を保って自然に離れるまで耐えるのみ。
そのうち右の人は徐々に遅れ、肩から腰、そして私のリアにフロントをとずれていきます。
離れたかた、と思ったら、後ろで衝突音。状況を見ている余裕はありませんでしたが落車が発生した模様。
「落車ぁ!!」と叫びながら加速。
前はインターバルがかかっている。
接触の影響は全くなし。
コース左端から上がっていきます。
シケインの立ち上がり、西ストレートで前から20番手くらい。
このままこのまま。
このあたりで、自分の組み立ての甘さが露呈。
経験上、自分は下りは不得意なのだから登りで前の位置を押さえておくべきなのです。
最終周回のスプーン手前、そしてヘアピン手前が勝負どころ。
知っていたはず。引き出しに入っていたはずなのに。
スプーン前で積極的に前に出られず、ヘアピン前の登りで矢田さんに抜かれて状況判断に迷いが。
矢田さんの真後ろを追走して最後刺すか、前にいて早めにスプリントして逃げ切るか。動くチャンスは今だけ!!
決めきれずもたもたしているうちにヘアピンへ。これで自分のターンは終了。
「…オレにもいい言葉が浮かばん。しかし、戦いは一瞬で決まる! 迷いのある方が負けだ!」 byサウス・バニング大尉(機動戦士ガンダム0083)
下り区間で少し順位を下げ、最終コーナーを立ち上がった時点で前には4~50人くらいか?
ここでまたも判断ミス。
直線残り4~500m、ここから死ぬ気でスプリントすればもう少し順位は違っていたはず。
いつも通り残り200m付近まで引っ張ってのスプリント開始。
ぐんぐん前の人たちを抜いて行きますが、入賞圏は遥か前にゴール。
2の足3の足を残したまま、踏みなおすことも無くゴール。
・・・最後の1周は全く落第点。
何しに行ったんだお前は。
ケース毎の対処の仕方をあらかじめ考えておくことも勿論ですが、何より自分への自信の無さから来る消極性が招いた結果。
思いっきり行くべきときに行かないとどういう結果になるか、良い勉強になりました。
1周8分17~8秒程度。現状はよく判った。
自分が成長した部分も、足りない部分も、よ~く判った。
もう一皮二皮剥けて、さらに上を目指さねば。
悔しさの残る鈴鹿でしたが、結果雨にも降られず家族で楽しめたので良しとしましょう。
場所取りしてくれたチームの皆さんや、声をかけて下さった皆さん、ありがとうございました!!