横浜では春の嵐が去って桜は散ってしまいましたが、萌え出づる緑に映えて可憐に咲いているハナミズキが新たな春の喜びをもたらしてくれる気がします。
今日は日米のハナミズキの万華鏡です。
日本からは中里保子さんの作品。 ガラスと金属の組み合わせが絶妙で、落ち着いた優雅な感じです。
何年も前のことでしたが、六本木にあった万華鏡店で、初めて拝見した中里さんの作品で、とても印象に残りました。 その作品から何代目かになるこの万華鏡は、今でも私の心をとらえます。
映像は独特のミラーシステムで奥が深く、たくさんの花が手前に浮き出て咲いているようです。
同じテーマ、コンセプトの作品でも中里さんの経てきた時間や経験が反映されて、少しずつ違った何かを見せていることでしょう。
アメリカからはペギー&スティーブ・キテルソンさんご夫妻のハナミズキです。
彼らのフラワースコープがとても好きで、ブログでもずいぶんご紹介してきました。 その中でも白地のガラスに白いガラスの花を咲かせたこの万華鏡は清楚な美しさがあると思います。
内部の映像も4ポイントで、花の姿に似ています。
ハナミズキは100年前に日本がアメリカ(ワシントン)に贈った桜の木の返礼として、アメリカから贈られたという話を聞きました。
そして日米の作家さんによって万華鏡になりました。 タイプの違う2つの作品ですが、それぞれに個性があり、多彩な花模様を見せています。