今日はみずあめやさんの作品展で出会った「サーカス(象)」をご紹介します。 象さんが玉乗りをしているのですが、その表情が可愛らしく、また色合いがやさしくて、きれいな絵本の1ページを見ているよう・・・どんな物語なのでしょう?
この万華鏡はOW-7シリーズという定番サイズで、全長14cmほどの大きさです。 9cmのオイルワンドの中にはキラキラときれいなオブジェクトがびっしり入っています。
外観を見ただけでもわくわくするオブジェクトセルです。 このオブジェクトセルを回転させたり、左右に動かしたりして映像の変化を楽しみます。 2ミラーシステムで10ポイントの映像です。
ゴールドの細かいビーズやメタルピースが入り混じって、映像に輝きを与えます。
赤と紫のガラスオブジェクトは、象さんが乗ってつぶれそうな玉に使われている色合い…よく見るとこのオイルワンドの中でちゃんと存在感を発揮しているのです。
ガラス絵に使われた色彩を意識しながら選ばれたオブジェクトが生み出す映像は、異なった表情を見せながらも一体感があり、外も中も楽しめて味わえる万華鏡だと思います。
12月の個展では、みずあめやさんのガラス絵は、万華鏡の一面を飾るだけでなく、自ら創られた額に収められて壁面を飾っていました。 ガラスでの表現は万華鏡にとどまらず、世界を広げつつあるんだなあと感じました。 どのようなスタイルであれ、みずあめやさんが提示する世界は、見る私たちの気持ちに呼びかけるものが感じられ、それはいったい何だろう?と問いかけるのです。