時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ハンコック

2008-09-17 | 映画


嫌われ者のスーパーヒーロー
ジョン・ハンコック
彼が嫌われている理由は
「やりすぎ」だから

超人的な力で
ロサンゼルスで起こる
事件や事故を解決してくれるのは有難いけんだけれど
それ以上に
街の公共施設やら
とにかくに大損害を与える男なのであります



アル中で
素行もあまり宜しくなく
性格も荒っぽい
なので
市民にも毛嫌いされる

好きで人助けしている訳じゃない
人助けして
なんでこんなに
非難されなきゃいけないんだよ…

って
そもそも俺は
何で人助けしてるんだ?



そして今日も
自動車渋滞に巻き込まれ
踏切内で立ち往生し
進入してくる列車と衝突しそうになった
PR会社の社員レイ・エンブリーを救ったハンコック

その見返りとして
列車の脱線と
周囲の車両がことごとく破壊してしまったけど…



当然
周囲の人間からは
非難轟々

でも
レイだけは
「ありがとう」
とハンコックに礼を述べる



レイは
お礼方々ハンコックを自宅に招待し
ハンコックのイメージ回復作戦を持ちかける

彼を刑務所に入れて罪を償わせた上で
正義のヒーローとして
復活させる!

と言うのがレイの作戦



渋々ハンコックは
指示に従って刑務所に入り
更生の道を歩み始める?

レイとの度重なるやり取り
刑務所でのディスカッションの中で
次第に
物事の加減とか限度とか忍耐とか
パワーの調整と言ったモノを
理解&習得していきます



そんなハンコックに親身になるレイを
妻・メアリーは
複雑な心境で見守っているのです

余りにも
孤独に生きてきたハンコックには
協調性とか思いやりとか
物事の分別を理解することができない
学ぶ機会も
教えてくれる人間そのものが存在しなかったんだよね~

なんだか可愛そう



ハンコックが
刑務所にいることによって
街では
日増しに犯罪の発生率が上がっていきます
そして遂に
服役中のハンコックに
市長から助けを求める一本の電話が…



パワーの加減と
社交辞令を学んだハンコックは
見事に
銀行強盗をお縄にし
4C爆弾の恐怖から
人質を見事救い出し

正義のヒーローとして
生まれ変わったのです

街中の人々から賞賛の声と
拍手喝采を贈られるハンコック

メデタシ メデタシ



では終わらない

ハンコックの欠落している過去が
メアリーによって明らかにされます

aなたと私は遥か昔
夫婦だったのよ
我々はペアの存在だったのよ
お互いが引き合う



あなたは人間に近づいている
お互いが近くにい過ぎたから
あなたは去るべきよ
離れれば
お互いの力が戻るはずよ

人々を救う一番のヒーロー
それがあなた
神に約束されてるの

生き続けて
この世界を守るのよ…

この世界を守る
と言うより
かつて夫婦であったメアリーと
自分を認めてくれたレイや
レイの息子エレンを守るために
ヒーローとして
生きる決意をしたハンコックなのであります

それに
例え逢えなくても
携帯でもメールでも
お互いの近況を伝えることには
困らない時代だったりするんですね~

なので
「ダークナイト」のような
‘救いようのない悲愴感さ’
はないです

神が創った対の存在
ペア同士がそばにいるとパワーを失う
でも夫婦?

矛盾だらけの設定です
なので
そのあたりは
考えない方が無難と判断しました

未完のヒーローが
真のヒーローとして旅経つまでを描いた
ちょこっと涙をそそるお話です

ウィル・スミスの作品初めてみました
なかなか素晴らしい演技されてます
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされるものわかる