時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

Grand Slam Roland-Garros 2009 Ⅲ

2009-06-06 | テニス
ついに明日
2009年全仏オープン
ローランギャロスでは
男子シングルのファイナルを迎えます



ロジャー・フェデラー
4大大会で通算19度目の決勝進出
これは
歴代最多のイワン・レンドルに並ぶ記録だそうです

対戦相手は
第23シードのロビン・ソデルリング
ナダルを破ってのファイナル進出
波に乗ってます

ですが
ロジャー・フェデラー
全仏初制覇今年こそぉ~



一方
まさかまさかのナダルですが
ウィンブルドン前哨戦とも言うべきエイゴン選手権を
欠場するそうです
膝のコンディションが万全でないそうな…
ともかく
ウィンブルドンに向け
体調を整えて下さい


忘れちゃいけません!
国枝慎吾さん
順当にファイナルに進みました
3連覇がかかっております
今年も是非!

思う存分
実力を発揮して下さい!

インスタント沼

2009-06-06 | 映画
ひらけ、ぬま!!

まさにドロ沼
沈みっぱなしのジリ貧OLに
とてつもない幸せがやってきた



担当していた雑誌が休刊になり
出版社を辞めることになった
編集者の沈丁花ハナメさん

好きな男は
フランス行っちゃうし
ドロ沼のような
ジリ貧人生をやり直そうと
身の回りの荷物を処分した矢先
衝撃の手紙を発見!

そこには
ハナメさんの実の父親が
「沈丁花ノブロウ」という
全く知らない男だと
書かれていたのであります



あわてて
母親に問いただそうとするも
当の母親は
池に落ち意識不明の重体
ICUのベッドで
スヤスヤと爆睡の最中

何故池に落ちたのか…
自殺?事故?

刑事から
先端に
きゅうりをつけた
釣竿を見せられたハナメさんは
母親が
池で河童を捕まえようと
誤って落っこちたと確信

ですが
その事実を口外することなく
知らぬ存ぜぬを貫くハナメさんでした



爆睡を続ける母親に
実の父らしき存在を追求するも
死んだふりをする母親に半ば呆れつつ

ならばっ…
自ら
事実を確かめようと
手紙を頼りに
「沈丁花ノブロウ」を訪みることに…

しかし
そこにいたのは‘電球’と名乗る
うさん臭い骨董屋「電球商会」の店主

怪しげな彼を
自分の父親とは
死んでも認めたくないハナメでしたが
そこで出会った
パンクロッカーのガスに
「2人とも顔がそっくり」と言われて
意気消沈



電球との距離が
徐々に縮まっていくうちに
ハナメはいつしか
骨董の魅力にもはまっていき
やがて
本当の父親かもしれない
という気持ちが芽生え始めます

その上
電球から
「骨董屋が向いている」と言われ
嬉しくなったハナメは
貯金をはたいて部屋を改造し
骨董屋を始めるのです



最初は
閑古鳥が巣くう店内でしたが
電球から
「人生うまくいかない時は水道の蛇口をひねれ」
と言う
奇妙なアドバイスのおかげもあってか
お店も順調に傾向



時々遊びに来るガスとも仲良くなった頃
電球が
店を閉めて旅に出ると言い出します

旅の資金のために
怪しげな古い蔵の鍵を
100万円で買ってくれと頼まれ
ハナメは
うっかりそれを買ってしまいます

その蔵の中には
スッゴイ宝物が入っていると豪語する
電球の言葉に踊らされ
喜んだハナメでしたが
思いもよらない電球のウソが発覚
腹を立てたハナメは
鍵を投げつけ
その場を飛び出してしまうのでありました



一度は
自分のお店に戻ったハナメでしたが
冷静に考えると
自分を本当に理解してくれたのは
電球だけだったのでは???

意地を張って彼を
‘お父さん’と呼ばずにいたことを後悔し
再び電球のもとを訪れます

がすでに
彼の姿はなく…



ハナメは
電球から受け継いだ
蔵の中身を確かめるべく
ガスと共に
蔵のある村へ向かいます

蔵の中身は?
そして
ハナメが最後に目にした
スッゴイものとは!!?



いや~
麻生久美子さんが
滅茶苦茶キュートでした
男に媚びない可愛らしさ
破天荒な風だけど
天性の感とセンスで
自ら新境地を切り開いていきます
かといって
猛烈な頑張りではないんですね~
沈丁花ハナメと言うキャラを
あそこまで鮮やかに演じる麻生さん…
素敵!

衣装もこれまたキュートなんですよ
一見
突拍子もない組み合わせなのですが
どうしてどうして
着こなしてます麻生さん



パンクロッカーのガスさん
ガスって名前なのに
何故か電気工なの
それに
外見は
一応
パンクロッカーなんだけど
そのシーンは
ワンカットも出てこないし(笑)

‘電球さん’こと沈丁花ノブロウの
デフォルメされた外見
特に前頭部と長髪のあの風貌を
多少の違和感を放ちつつ我がモノとしている
風間さん!役者です



松坂慶子さんの
ワンテンポずれた演技!
映画には出演されておりませんが
薬師丸弘子さん共々
独特なリズム感と申しますか
天性の雰囲気と申しますか
至宝ですわね~

沈丁花ハナメさんは
人が
生きていく間に
背負い込んだ固定観念や
常識の枠で雁字搦めになってしまった‘殻’を
気持ちが良いくらい爽快に打ち破ってくれます

骨董屋を再開するために
ガスの電気屋さんで
アルバイトをすることになったハナメさん
町並みをバックに叫ぶシーンは
イチ観客であるσ(^^;) も
爽快な気分にさせてくれました

古い蔵に隠されいた‘謎の粉’
絶対‘ミロ’だと思ってたんだけどなぁ

そうそう
ジリ貧って‘ジリジリと貧しくなる’の略なんですって~