時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

チャドクガ(茶毒蛾)

2009-06-09 | 徒然
                          これ以上のアップはグロテスクなので止めます

一昨日の夕方
お隣のSさんご夫婦に
『kamyuさん!大変よ~』
と呼ばれたσ(^^;)

玄関先さきに出てみれば
サザンカの木を指差し
見上げているご夫妻
「うちのサザンカにも
 沢山付いてたから気になって見に来たんだけど…」

その正体はチャドクガ

大量発生しておりました
昔からこの時季
毛虫が居ついているのは
知ってたんだけどね~
まさか
そんな毒を持っていようとは思いませんでしたよ

やっかいなのは
こ奴ら
毒針毛を飛ばすらしいんだなぁ~

これが刺さると
結構大事らしいんですよ

取り合えず
チャドクガに好かれてしまった枝を
総て切り落と焼却致しました

そして
昨日と今日は
庭にある椿に居ついた
チャドクガを駆除
っとゆ~か
通りに面した椿の枝を
総て切り落としました
だって…
この椿の付近って

小学生が集団登校する時の
集合場所なんですよ

『あっ!毛虫~』
と言う子供達の声を朝から聞きつけてしまったσ(^^;)
慌てて庭に飛び出し
お母さん達に念のため注意を呼びかけました

で再度
念入りに枝を落としまくりました

この3日間
にわか庭師になった気分

しか~し
も~腰が痛い
背中も痛い
腕も筋肉痛です

皆さんも
公園や学校にも
結構植えてある木なので
お気をつけ下さいね

ラッシュライフ

2009-06-09 | 読書
泥棒を生業とする男が
一仕事終えた後
老夫婦に恐喝され
夜は夜で自分の家に空き巣に入られる
なんと
泥棒のダブルブッキング?

神に憧れた
父に自殺された青年は
解体された神様をひたすら描き

不倫相手との再婚を企む
女性カウンセラーは
拳銃の入ったコインロッカーの鍵を落とし
轢いた死体が
目の前で徘徊するのを目撃する

職を失い
家族に見捨てられた男は
野良犬を拾い
拳銃片手に町を彷徨う

拝金主義の富豪は
自らの信念を見事撃沈される
新人画家は涙を流す

仙台の町を舞台に
並走する物語

一見
関連性のないエピソードが
バラバラに進行しつつ
やがて
一枚の騙し絵に組み上がっていく

それぞれの位置から見上げた
展望台の垂れ幕「何か特別な日に」

それぞれの思いを秘め
彼等は
展望台へと向う


ほ~
へぇ~
ありゃりゃ
そんでそんで

ありふれた日常に
必然に?
気まぐれに?
いや偶発的に
発生した不協和音が

波動となって
人々の日常に異風を吹き込む!

ありそうでなさそうな
なさそうでありがちな
でも
妙に新鮮な感じがする
この展開は何?

ここに登場する人達は
上昇気流に乗りそびれた
イマイチな人生を送っている
はずなのに
何故か悲壮感を感じない

唯一
成功者らしき
拝金主義の富豪だけが
ノックダウンするくらいかな?

己の人生を
陳腐だと思っていたけれど
実は
豊潤な有意義な人生だったんだ…
ふと
目線を変えてみることで
見慣れた風景が
新鮮味を帯びてくる

解説の池上冬樹氏
『これは一体何なんだろう?』
じゃないけれど
「何なのこの伊坂幸太郎って…」