守り人シリーズ遂に完結!
三万の兵を引き連れ
遂に新ヨゴ皇国に帰還したチャグム
そして
タルシュ帝国との最終決戦
ナユグの春<山の王>の婚礼がいよいよ始まり…
バルサ・チャグム・タンダ
そしてトロガイ
己の成すべき事を成すために
まっしぐらに突き進んでいきました
神の子として
聖なる存在としてあり続けようとした父・帝との別れ
帝の取った行動も
それはそれで筋の通いものでした
投獄され拷問され
瀕死の状態で渾身の思いを語った
タルシュ帝国ラウル王子の密偵・ヒョウゴ
その後
どうなったのか気になります
タルシュ帝国は
ラウル王子が新しい王となりました
今回は
和睦を申し出る形で戦いの幕を閉じましたが
侵略を諦めた訳ではない
双方の関係は
相変わらず予断を許さない状況で
ロタ王国・サンガル王国・カンバル王国との友好関係も
より親密なものにしていかねばならない感じです
と同時に
新ヨゴ皇国の再建も休む暇なく行わなければならないチャグム…
多忙を極める中
帝となり
花畑へやって来たチャグム
かつてタンダに教わった草笛を
妹や弟と共に奏でる様子は
涙を誘いました
このお話は
バルサが用心棒の仕事を終え
今は自分の住処となった
タンダの家に戻ったところで幕が閉じます
最後の最後に
どんな形でも構わないから
チャグムとバルサの再会シーンがあると
期待していた小生の想いは
叶いませんでした
正直これは辛いです
今こうしてblogを更新しておりますが
実は
泣きながらキーボード叩いてます
切な過ぎる…
今、会うことが叶わずとも
この先、何らかの形で
直接会うことが無理なら
誰かを介して近況を伝え合ってくれることを
願わずにはいられない
上橋先生の描く
バルサとチャグムの物語は
ここで幕を下ろしました
ですが
このシリーズに魅せられた
読者自身の想像世界で
バルサとチャグムは
永遠に旅を続けて行く事でしょう
新たな
果てしない旅の始まりなのです