時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

獣の奏者III 探求編

2009-09-23 | 読書
月日は流れ
王獣編より11年後
ある闘蛇衆の村でまたもや‘牙’の大量死が起きた
カザルム王獣保護場で
教師をしていたエリンは
大公に
その原因を探るよう命じられる

調査に訪れた村で
旧知の知り合いから渡された
母親の日記に
全ての謎を解く鍵を見つけるエリンは
時代の奔流に巻き込まれていく

歴史の闇に埋もれていた
驚くべき事実に行きあたったエリン
最古の闘蛇村に連綿と伝えられてきた
遠き民の血筋
王祖ジエと闘蛇との思いがけぬつながり
そして
母ソヨンの死に秘められていた思い
自らも母となったエリンは
すべてを知ったとき
母とは別の道を歩みはじめる…

                「BOOK」データベースより引用  


いつのまにやら
結婚して母となっていたエリン

イアルが第三者的に登場するので
旦那さんじゃないのかと思い
キモキしてしまいましたが
大丈夫でした
エリンとイアルは夫婦です!

ですが
穏やかな日々をおくれるはずもなく
彼らを取り巻く世界は
ますます過酷なものとなっていってます

自分が
神の末裔ではないことを知った
真王セィミヤは
苦悩しつつも
新たな方向性を見出し
民を守る者として生きる決意を固めます

自ら決断し行動する
如何なる結果になろうとも
最後まで見極め
責任を負おうとするエリンの姿
ストイック過ぎるけれど
それが
自然を流れを歪め
王獣や闘蛇を操った人のすべき行ない

食物連鎖の頂点にいる人間として
常に肝に銘じなければならない事なのだと思います

相変わらず
スケールが多きいです
英語に翻訳して
ハリウッドのプロデューサーの目に留まり
実写化~
なんて展開に
なってくれないものだろうか…

ロード・オブ・ザ・リングや
ネバーエンディング・ストーリーに
決して引けをとらないと思うのであります

ウルヴァリン:X-MEN ZERO

2009-09-22 | 映画
過去に多くの謎を持った
最強にして孤高のヒーロー=ウルヴァリン
骨格は
地上最硬の超合金アダマンチウムで覆われ
両手から直径約30cmの
アダマンチウム製の爪を突き出す
驚異的な治癒能力に
異常に発達した五感と獣人的なパワー
しかし
その秘密は
多くの謎に包まれていた



カナダの森で目覚めた時
わずかに覚えていたのは
自分は兵士で
ローガンという名前であること
そして
軍の認識票には
‘ウルヴァリン’という文字が
刻み込まれていた…



本作では
ウルヴァリンの
悲劇的な知られざる過去と
セイバートゥースこと
ヴィクター・クリードとの複雑な関係
そして
巨大な陰謀組織の首謀者
ストライカーとの
壮絶な復讐バトルが繰り広げられる



ウルヴァリン誕生の謎は解けた!
この後のストーリーを
再度
見なければ
どうにもこうにも落ち着かないσ(^^;)



予知・透視・テレパシー・サイコキネシス辺りは
あるかな~と思いますが
この映画に登場するミュータントは
人間の潜在能力を遥かに超える
かなり異質な存在です

宇宙人と人間との
混合種じゃないですよね?



この手の作品は
やっぱりアメリカは強いですね
迫力があるし
スケールがデカイ!

同じ制作費があっても
日本人には作れない気がする



エンドロールで
席を立ってしまう方が目立ちましたが
駄目です!!

これからご覧になる方は
館内が明るくなるまで席を立たないで下さい
最後まで辛抱です!




        

獣の奏者I I 王獣編

2009-09-21 | 読書
王獣保護場で
傷ついた王獣の仔・リランに出会ったエリンは
リランを救いたい一心で
献身的に治療にあたり
その成り行きで
王獣を操る術〈操者ノ技〉を見つけてしまう
四年の月日が流れたある日
エリンは霧の民から

‘決して人に馴れない獣 
  決して人に馴らしてはいけない獣’

その王獣を操ることは
大いなる災いを招く

と警告を受ける
警告を甘く考えていたエリンだが
やがてその理由を身をもって知ることとなる
王国の命運を賭けた争いに巻き込まれていく中
エリンは
真王の護衛士の一人・イアルと心を通わせていく


過去の封印された出来事が明らかとなり
人として
医術師として
新たなる岐路に立たたされたエリン

先代が犯した過ちを
再び繰り返すのか
はたまた
失敗から学んだ事を活かし
闘蛇と王獣
そして人が共存出来る
より良き未来を創造出来るのか

闘蛇の攻撃を前に
死を覚悟したエリン元へ
解りあう事などないと思われた
王獣・リランが舞い降り
そして
エリンと共に
再び天空へ羽ばたいて終わる‘王獣編’

読み応えありました!
通常ですと
主人公・エリンとリランは
唯一理解しあえる存在設定になりがちですが
この作品は違います!

心を通い合わせようと
常に試み
繰り返す努力を続けたエリンの思いが
ラストでホンの一瞬だけ報われます

それは
‘わずかな接点’そして‘不確かな光’

エリンの置かれた立場は
いよいよもって
過酷なモノとなりそうです

ドキドキ

再来店

2009-09-20 | 頂きました♪
18日の金曜日
まっ昼間から(2009-09-08 )でblogに登場した
‘いろり焼 助一’
またまたお邪魔させて頂きました

来週辺りまた寄らせて貰います!
と言った事もあって
再び来店
実は
ずっと気になっていたのです…

あらこの間のお客さん!
σ(^^;) しっかり覚えられてました

今度こそ
‘生しらす丼’を
頂こうと思っておりましたが
あろう事か

ん~今日のしらす
あまり良くないのよ…


店員さんがおっしゃるので
‘秋刀魚丼’に変更



ビールのお供に
ハマグリなんざぁ~食べたいな~
と思い伺ったところ

小さいハマグリしかない
と言われたので
2個お願いしたら
大きいのがあった!
と言われ
それじゃ~大きいの1個お願いします

サザエもあるわよ!
と言われ
そ~ですね
肝付きは美味しいですよね

なんて~話をして

最終的に出てきたのが
┐(~ー~;)┌

完全に意思の疎通が出来てませんでした

ですが
美味しそうだったので
すべて頂きました

お会計の際
随分と料金が安かったので
伝票をみたら
ハマグリ1個分
おまけして下さってました

どうもありがとうございました

横浜元町チャーミングセール2009秋

2009-09-20 | 徒然
冒頭の画像は
横浜元町チャーミングセール2009秋
とは関係ございません

葉の大半が枯れているにも関わらず
まだ まだ
収穫は続きます
ちなみに
茄子も1本成長中です!


無駄な出費と思いつつ…アンティーク調の椅子に一目惚れ

18日の金曜日
午後から所要で横浜元町まで行って参りました
若干
買い物する女性の姿が多く
お店の定員さんも
せわしく店内に品物を並べておりました

「何だろう?」
っと思っていたら
年に2回
春と秋に開催される
横浜元町チャーミングセールの前日とか?


二つ折りは旅行用

各店舗
セール用に
品物を仕舞い込んだり
並べたりと忙しそうでした

前日ではありましたが
すでに
フライングスタート
チャーミングセールが始まっておりまして
σ(^^;)
一足お先にお買い物♪~

ゆっくりじっくり
お店を見てまわること数時間


これもセールとは無関係ですが、人参がこんな感じになってます


ゲットしたのが
アンティークの椅子&お財布

昔から
バックと財布は
衝動買いする方なんですけど
今回はDakotaの財布があったので‘即決買い’してしまいました

実はもううん十年
Dakotaの財布を愛用し続けているんですσ(^^;)
これが3代目&4代目となります
一緒に色んなところ行きましょうね
これからお世話になります


火曜日辺り
友人ともう一回行くつもりです

水木しげる=向井理????

2009-09-19 | テレビ
来年3月29日スタートの
NHK朝連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」
ヒロインの夫・村井茂役を
向井理が演じると言うではないか!
何を考えとるんじゃいNHK



毎日
あの顔を拝めると思うと
正直
メチャクチャ嬉しんですけどね
あたくし的には


ですが
水木しげる=向井理????
妻・布美枝は松下奈緒さん…
彼女も嫌いじゃないんだけどぉ~

配役ミスキャスト?


     必要以上に接近せんでよろし!

いやいや
小生の中では
美形の枠に入る同士の共演
美しいものを
朝から見れるのは悪くない

悪くない

悪くない



向井さん
最近NHKに愛されてますね~

それにしても
「ママさんバレーでつかまえて」
「傍聴マニア09」
の撮影もあるじゃないですか!
何本掛け持ちするんです?

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へⅢ部 -漂着-

2009-09-18 | 舞台/役者
Ⅲ部-漂着-
あろう事か
通しチケットを忘れてしまったσ(;∇;)

ですが
わたくしだけではないんですね~
アハハハ


Ⅱ部に引き続き
アレクサンドル・ゲルツェンを中心に
物語が展開します

最愛の妻と次男を海の事故で失った
アレクサンドルは
フランスの堕落した社会に絶望
生活の場をイギリスに移した
この地は
ヨーロッパ中の亡命者が集結する国でもあった

ロシアに帰国することなく
長年の悲願だった
ロシア国内での自費出版にこぎ付け
最愛の妻・ナタリーの親友でもあり
恋人のような親密な関係を築いていた
ナターシャとの間に
新しい命を授かり幸せに暮らしているかに見えた

しかし
ナターシャは
アレクサンドルと
元夫ニコライ・オガリョーフの双方に愛情を抱いており
それは
かつての
アレクサンドル
ナタリー
そして
ゲオルク・ヘルヴェーグとの
関係の再現とも思われ
自らの行いを責めるのであった

一方
ロシアでの農民開放に
狂喜したアレクサンドルや
ミハイル・バクーニン
イワン・ツルゲーネフ
しかし現実は…

果てしなき理想を掲げ
大志を抱き活動と続けてきたアレクサンドルに
訪れる最期の時
彼の脳裏に飛来したものとは…



アレクサンドルを演じた阿部寛さん
膨大な台詞をよくもまぁ~
弾丸のごとく発してました
流石プロです
よく覚えられますよね

それにしても
登場した役者陣は
自分が発する台詞の意味とか
哲学の問答とか
理解出来ているんでしょうか…

σ(^^;) は
台詞を自分の頭脳に刻み込み
リアルタイムで解読を試みてみましたが
所々追いついていかず
???なんて所も多々ありました

理想の達成
自分達の世代だけで成し遂げられるものではない
我が子
そしてその孫や子と
引き継がれていくものなのだ
アレクサンドルの言葉は
実に真実味があった

ユートピア
誰しもが求める永久に求める土
幻かも知れない
しかし
何処にでもある
場所なのかも知れない


バカップル揃ってました
今回も♀前半爆睡してました
そして休憩後
私を含め若干名
席の移動を願い出た次第です

なんか・・・へん

2009-09-17 | 徒然
パリの住まいは西南西に窓がある気がするんだな~
なので
今の時季だと
5時過ぎから
太陽の光が室内に差し込むのであります

それまでは
暗い・・・
室内灯つけないと
本当に暗い

ただいま
6時40分なのでありまするが
ま~何これ
ってくらい
サンサンと光が差し込んでまいります

でもですね~
あと3時間もすれば夜の10時な訳で
疲れてたりしたら
あーた
寝る時間よ!!!

夜に向けて
就寝に向けて
暗くならにゃ~ならぬ時間・・・

微妙な光だわ

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へⅡ部 -難破-

2009-09-17 | 舞台/役者
Ⅱ部-難破-
阿部寛さん演ずる思想家
アレクサンドル・ゲルツェン家族を中心に
ストーリーが進んでいきます

ロシア出身の彼ら
殆どが裕福なブルジョワ階級の方々なのですが
この階級の人たちって
普段から夫婦で哲学を論じていたんでしょうかね~
知的階級と言えど
乙女達も哲学の話ばかりしているのって
面白い?

水野美紀さん冒頭から登場~
夫であるアレクサンドルを愛しつつ
神からの贈り物とか言って
急進派の詩人・ゲオルク・ヘルヴェーグと関係をもつ
妻・ナタリーを演じておりました
周囲の人間から見れば
不倫だろう~
愛人だろ~
と思うわけですが
ナタリーの思想としては
違うらしい

あくまでも
ゲオルクとは
神からのお告げと言うか
贈りモノなんですって!

自分かゲオルクのどちらかが
家を出ていくべきだ!
と主張するアレクサンドルに

ゲオルクが出て行ったら
私は病んでしまう
貴方が出て行ったら
私は死んでしまう


なんて~ことを
普通に口走るナタリー
自由奔放と言えば聞こえは良いが
19世紀にこんな言動許されるのかい?

本日はいよいよⅢ部-漂着-
思想家・革命家・詩人・作家
彼らは何処へ漂着するのか!
フランス・イタリア・イギリス
そして
彼らの祖国ロシアは何処へ向うのか…


バカップルは♂だけ見に来てました
若干の異臭を放ちつつ…
速攻
スタッフさんに許可を貰い
席移動しましたσ(^^;)

コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へⅠ部 -船出-

2009-09-16 | 舞台/役者
全幕上演に
9時間を要する大作
『コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ』
1日一幕を15日から
三日連続で観劇致します

ストーリー
物語の始まりは
新時代に向かって躍進する19世紀ロシア

若き知識人たちは新たな思想にふれ
農奴制の廃止を目指す大地主・バクーニン一家を舞台に描かれる
母国を愛するが故に革命を志す

若者たちの熱い友情と儚い恋愛に彩られた日々
度重なる挫折
愛する者との別れを経験しながら
各々の‘ユートピア’求め西欧へ旅立つ

やがて青春の時代は過ぎ去っていき…
人生の意味とは
前進することの目的とは?
巨大な命題を前に
彼らが目指す先には…

思想家・ゲルツェン
革命家・バクーニン
詩人・オガリョーフ
作家・ツルゲーネフ
そしてマルクス
プーシキン…

19世紀のロシアで
自由を求め革命の礎を築いた若者たちの
激動の日々が鮮やかに描かれる


昨日はその1日目
第Ⅰ部の船出

斜め前の席に着席したバカップル
女は喉が痛いのか
トローチを永遠と食っていた
そのたんびアルミのゴソゴソという音が
劇場内に響き渡り
そのうち
あろう事か
イビキかいて爆睡しだした

後半では
コソコソ話し出し
男がいきなり爆笑し出す始末


靴の裏っかわで
後頭部殴りたい衝動を
抑えるのに必死だったです
(;`O´)o (゛ `-´)/

3日通し券ってことは
今日も明日も
あのバカップルが近くに座るのかと思うと
気が重いぞ…


開場した時点で
役者さん達は
センターの舞台にいます
稽古場で台詞合わせするような雰囲気
好き勝手に会話をしていました
これって蜷川さんの演出では
時々用いられます

開演のブザーと共に
役者が舞台上で衣装を身に付け始め
裏方さんが
セットを運び入れていきます

必死に水野美紀さんの姿を探したんですが
出演者が多すぎて
誰が誰なんだかよ~解らん

結局この日は出番なかったみたいです
阿部寛さん演ずる思想家
アレクサンドル・ゲルツェンの妻役らしいので
今日辺り
お目にかかれるかも~

閉鎖的な社会を打破しようと試みる
若き青年達の苦悩が
ヒシヒシと伝わって参りました