時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

Grand Slam US Open Tennis Championships 2009 Ⅱ

2009-09-15 | テニス
ん~残念
ロジャー・フェデラー
Grand Slam
全米6連覇ならず
来年も楽しませてください

国枝慎吾選手は優勝

今季は全豪・全仏あわせて
シングルス3勝です
おめでとうございます

あっ
イチロー選手
9年連続200本安打も
おめでとうございました

TAJOMARU

2009-09-15 | 映画
文武に長け
兄を敬い
将来を約束された畠山家の次男・直光には
阿古姫という許嫁がいた

しかし
将軍義政の酔狂と
兄・信綱&家臣桜丸の裏切りによって
二人の運命は急転
直光と阿古は
畠山家を追われることに…



命からがら山中に逃げ込んだ二人は
藪の中で
大盗賊の多襄丸に襲われ
不意をつかれた直光は
意識を失う

激しい痛みの中
意識を取り戻した直光が目にしたものは
多襄丸に犯された
阿古の姿だった



なおも言い寄る多襄丸に
ろうことか
阿古が発したのは
今ここで
直光を殺してくれたら
一緒についていくという言葉

阿古との愛に
生きようと
全てを棄てた直光は
ショックを受け
多襄丸の隙をついて逃げ出す阿古を呆然と見送る



そんな阿古を
追おうとする多襄丸を
直光は殺めてしまう

死にゆく多襄丸から直光は
多襄丸の名を継ぎ
お前の人生を
自由に生きてみろと
浪切の剣を託される

そして直光は新たに
「多襄丸」として
生きていくことを決意するのだった



公開早々
見て参りました‘TAJOMARU’

芥川龍之介の短編小説『藪の中』では
藪の中で起こった殺人事件を
7人の証言者が証言・告白するという形で
ストーリーが展開していきます

三者三様のコメントに
結局真相が明らかにならなず
真実は永久に藪の中…

1950年に
黒澤明氏が映画化した『羅生門』が
余りにも有名



近年では
1997年に『MISTY』と言うタイトルで公開されております
配役は
妻・天海祐希
妻の夫・金城武
多襄丸・豊川悦司

この作品は
筋書きが原作により近い感じですかね~
全編
屋久島で撮影されたらしき映像は
美しかったです
天海祐希さんと豊川悦司さんの
絡みあるシーンが
これまた艶めかしくも美しく…



それに比べると
今回の『TAJOMARU』は
『藪の中』を原作と一位置づけしつつも
視点を多襄丸の‘ひたむきな愛’をメインに
独自の解釈を行い
ある意味
ひとつの結論を導き出しております



幼い頃
盗人として罰を受けるはずの桜丸が
直光に家来として召抱えられ
兄・信綱と共に
兄弟のように暮らして来たにも関わらず
何故二人を仲たがいさせたのか

長年
足利義政の慰み者として
生きなければならなかったと言う
後半の告白も
その理由としては甘い



多襄丸の名を
代々継承していくと言う
発想は面白いと思いましたが

かつて多襄丸を演じた
三船敏郎の快活・豪胆
全身からみなぎる野性味
溢れるギラギラ感

豊川悦の醸し出す
淫らさ加減
爬虫類を思わせる粘着感

どれを取っても
小栗旬の多襄丸は
もの足りない

妻役(今回でい言う阿古姫)も
全然力不足

敵対する桜丸も
スケール感や悪どさが
感じられない…



映像から飛び出してくるような
登場人物の強烈なキャラクターも
インパクトも
エロスも
感じられませんでした

サラッ~っと
当たり障りなく綺麗キレイに
まとめた感じ?

結論を申さば
『藪の中』とは
全く別モノとして見る方が
無難でしょう

何かが足りない
もの足りなさを感じてしまう作品でした





今週末からは
『カムイ外伝』を始め
沢山の新作が公開されます
楽しみです!


                 

秋の賞味会

2009-09-14 | 頂きました♪
恒例の賞味会~♪
年内の会は今回が最後
秋の味覚を堪能させて頂きました

本日のワイン
ドメーヌ ラ フォン フランセーズ(仏)
シャトー セル メジャン(仏)


   <なめらかな雲丹のパヴァロワ フカヒレとキャビア飾り>



<エスカルゴとリードヴォーのブルゴーニュ風 レンズ豆添え>



   <二色の胡麻を纏った舌平目 ポロ葱のクリームと共に>



   <牛サーロインと蝦夷鮑のグリエ ジロール茸をのせて>



                          <黄桃の三重奏>

どれもこれも
美味しかったどぇす

久しぶりに参加してくれた友人と
総勢4名!
話も盛り上がり
気づいたら
いつもよりワインを沢山飲んでしまいまして

σ(^^;) フラフラ~

賞味会を終え
東京駅内のカフェで
酔いを覚まそうと



何故か頼んでしまった


( ̄◇ ̄*))))))))))))))))))))ほっほっほ

今回参加したメンバーも
blogにアップしているので
宜しければ
本日のランチブルドール
一読下さい

カリギュラ

2009-09-13 | 舞台/役者
ローマ帝国の若き皇帝カリギュラは
近親相姦の関係にあった妹が急死した日
宮殿から姿を消した
貴族たちに不安が広がる中
3日後にようやく戻ったカリギュラは
驚くべき宣言を出す

貴族
平民を問わず
何らかの財産を持つ者を
順次殺して財産を没収する
それは
ほんの手始めだった



相次ぐ処刑と拷問
貴族の妻を略奪し公営売春宿で働かせる
市民のための食料庫を閉鎖して飢饉を起こす
神に扮装して神々を冒涜する
残虐非道な行為の数々に
ローマは恐怖で震え上がった

常軌を逸したカリギュラを
誰もが恐れたが
愛人のセゾニアは
愛ゆえにカリギュラに協力し
非情な女に徹する


            怖過ぎる!冒頭から完全に目がいっちゃってました

17歳の詩人シピオンは
父親を殺されたにも関わらず
カリギュラの中に純粋さを感じ取り
心ひかれていく

平穏な生活を求める貴族ケレアはただ一人
カリギュラの思想の危険さを見抜き
クーデターの時期を計り始めていた

「不可能なものが欲しい」

カリギュラの不可解な情熱は
暴走し続け
やがて
自らを滅ぼしていく


             セゾニア役の若村麻由美さん!美しすぎるぅ~

2007年
彩の国さいたま芸術劇場で
蜷川幸雄氏による演出された作品です
Amazonで検索したら
DVD発売されてるじゃあ~りませんか!
即ゲットしたσ(^^;)

観たかったけど
観れなかった舞台「カリギュラ」
まってたよ~


この春
藤原竜也さんと共演した舞台「ムサシ」のDVDも
予約してしまいました



                シピオン演ずるのは勝地涼でやんす♪~

2007年は
情熱大陸をご覧になった方は
ご存知かと存じますが
小栗旬が
過労死するかと思われるほど
多忙を極めた年であります
この年に
よりによって蜷川幸雄作品を受けるとは…

ですが
なかば精神に異常をきたし
壊れかけていた事が
狂気の王・カリギュラを演じるには
好都合だったようです

のっけから
小栗旬は
自我を喪失しておりました
憑き物にでも憑依されているかの如く!
残忍な暴君でありながら
余りにも純粋であり過ぎた
孤高の暴君カリギュラ
お見事です

最近は
テレビや映画での露出が増えておりますが
最大限
魅力を発揮できる場所は
藤原竜也さんと同様
舞台だ!
っと
再度確認した次第です



若村麻由美さんは
スンバらすぃ~演技力
野郎ばかりが登場する舞台で
さん然と
眩いばかりの光を放ってます
今更
述べるまでもなくと言う感じです

勝地涼くんも
蜷川作品で頻繁に起用されるようになりました
父を殺したカリギュラを憎みながら
同性愛を思わせるような
思慕感を漂わす少年シピオンを
好演しております

小栗カリギュラと
勝地シピオンの身長差も
丁度良いあんばいなんです
みょ~にエロっぽいんだなぁ~これが

獣の奏者Ⅰ 闘蛇編

2009-09-12 | 読書
リョザ神王国
闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は
闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する
母の不思議な指笛によって死地を逃れ
蜂飼いのジョウンに救われ
九死に一生を得たエリンは
母と同じ獣ノ医術師を目指すが…

                「BOOK」データベースより引用


初めて読ませて頂きました
おもしろ~い

上橋菜穂子女史の作品
小野不由美の「十二国記」以来
久しぶりに
はまりそうな
長編ファンタジーです

「精霊の守り人」や
「虚空の旅人を始めとする
守り人&旅人シリーズ も
追々読んでみようと思います

生涯のうち
一体
何人の作家と巡り合い
どれだけの本が読めるのか

そうそうこの作品って
「獣の奏者エリン」
と言うタイトルで
テレビアニメとして
オンエアー中なんですね~

普通救命講習ニ参加ス

2009-09-11 | 徒然
本日
横浜市民防災センターで
定期的に行われている
普通救命講習Ⅰに参加して参りました

成人に対する心肺蘇生法
自動体外式除細動器(AED)の使用などを学ぶコースです

某医大付属病院に
勤務していた事もあり
多少の医療知識はあれど
実際AEDを操作した事もないので
体験してみるのも
良いかと思いまして…

1時間ほど
テキストを見ながら
心肺蘇生の方法や注意点
AEDの操作など
予備知識を拝聴

あとの2時間は
2人一組で
意識は無いものの
正常な呼吸をしている人に対して行う
回復体位

4人一組で
心肺蘇生法(胸骨圧迫・人工呼吸の組み合わせ)
AEDの操作
及び
対応時の指示の出し方などの
フォーメーションを
実践訓練させて頂きました

救急車が来るまで
胸骨圧迫を続けるのは
かなりの気力&体力が必須
人工呼吸は
慣れてくると
どうにかなりましたが
気道確保して
キープし続けるのも結構大変でした

見聞きするとの
実践するのとでは
全然違いますね



中学や高校の授業で習った
応急処置が
時代と共に変化してまして
今では
禁忌だったりするモノもありました

例えば
気道確保の為に
後頚部にタオルなどを置くのは×

心肺蘇生を行う場合
相手がアクセサリーをつけていたら
チキンと保管出来ないようなら
むやみに外さない!
(盗った盗らないというトラブルの元になるそうです)

他には
止血法や異物を飲み込んだ時の
対処法なども聞くことが出来ました

止血方法も
タオルや布を出血している場所に当て
直接圧迫するだけで良く
むやみに心臓に近い部分の血管を
圧迫しないこと

出血している部分を
直接触ることはせず
ビニールの手袋や袋で
自分の手を保護すること
(肝炎やHIV感染予防の為)



受講後
人工呼吸を行う際のアイテムと
講習修了証を頂きました

資格が取れる訳ではありませんが
5年ごとに
応急処置方法の
見直が行われるそうなので
定期的に
講習を受けた方が良さそうです

他には
上級救命講習
応急手当普及員講習があるようなので
レベルアップに励みますσ(^^)

この手の知識は
知らないより
知っていた方がいいし
実践出来る場があるなら
体験しておいた方が
いざと言う時
必要以上に動揺しないのでは?

っという事で小生は
明日より
コンビニのポリ袋に加え
ビニールの手袋と
救命用アイテムを持ち歩こうと思います

エンドゲーム -常野物語-

2009-09-10 | 読書
『あれ』と呼んでいる謎の存在と
闘い続けてきた拝島時子
『裏返さ』なければ
『裏返され』てしまう
『遠目』『つむじ足』など
特殊な能力をもつ常野一族の中で
最強といわれた父は
遠い昔に失踪した
そして今
母が倒れた
ひとり残された時子は
絶縁していた一族と接触する
親切な言葉をかける老婦人は
味方なのか?
『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?
          
不思議な力を持つ一族を描く
常野シリーズの第3弾です
 
           「BOOK」データベースより引用


時の流れと共に
常野の一族の有り様が
随分と変化が見受けられます
一族が細分化されたのか
実は
常野一族同等の力を持ちつつ
反目し合う別の一族が存在していたのか
とても不透明で危ういのです

一族の純粋で崇高な精神は
姿を消しております
登場人物は
それぞれが
思い思いの正義を自己主張し
互いの存在を
否定し続けます

新しい生活を始めることになった
時子と母
一見メデタシメデタシなのですが
実は
『洗濯屋』による
半永久的な『洗濯』(要は洗脳)が行われう
常に監視されながら
生きていく事になる訳です

父親が生きているにも関わらず
時子達の中では
‘失踪→死亡’と言う情報が
他者の力により
意図的にインプット(書き換え)されてしまいます

人々を
裏方として見守る
精神性の高い常野一族の末路が
こんな事で良いのでしょうか

小生が勝手に
常野一族を
聖人集団のように
思い込んでいるから
こんなに凹むのでしょうか…

いつから…

2009-09-09 | 頂きました♪
久しぶりに
スパイシーチーズモスバーガー が食べたくなり
スポーツセンター帰りに
モスバーガーに行ってみた

スパイシーチーズモスバーガー
スパイシーチーズモスバーガー
スパイシーチーズモスバーガー

何処にもないじゃないのよ


いつからなのぉ~
いやぁ~~~~~~~
コメント (2)

まっ昼間から

2009-09-08 | 頂きました♪


先日
野暮用で
横浜の元町へ行って参りました

お昼時
‘生しらす’の文字に誘われて
入ったのは
元町商店街入口2Fにある
‘いろり焼助一’

普通にランチを食べるつもりでしたが
久しぶりに暑かったので
昼間っから
独りで
それも

オーダーした後
壁に‘サザエ丼’の文字を発見!
ランチタイムなので
単品はムリかな~と思いつつ
ダメもとで
『サザエのつぼ焼き単品で頼めますか?』
と恐る恐る聞いてみた




メインの前に
サザエのつぼ焼きを食べてしまいました
いや~
久しぶりですよサザエのつぼ焼き
肝が入ってなかったのが気になりましたが
事前に言っておけば
肝も出してくれるらしい
(なら事前に聞いてよって話だけど…)

この後
デザートにマンゴーアイスが付いてました

店員さんの対応も気持ちよく
満足のいくひと時でございました


肝心の
‘生しらす’
食べるの忘れました


こちらのお店は
以前
王様のブランチで
紹介されたらしいです
コメント (2)

蒲公英草紙 - 常野物語 -

2009-09-07 | 読書
青い田園が広がる東北の農村
旧家槙村家にあの一族が訪れた

他人の記憶や感情を
そのまま受け入れるちから
未来を予知するちから…

不思議な能力を持つという常野一族
槙村家の末娘聡子様と
お話相手の峰子の周りには
平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが
20世紀という新しい時代が
何かを少しずつ変えていく


「光の帝国」に続く
常野物語第2弾の文庫です

峰子を語り部とし
語られる物語は
とても美しく
村の情景やそこに住む人々の
歪みのない清さを感じました

己のやるべきこと
進むべき道を見失い
苦悩する仏師

青年の
余りにも純粋な心持ちを危惧する
槇村家当主

己の果たすべき役割を
見極め
懸命に生きようとする

個々の悩みはあれど
自らの力で乗り越え
前向きに生きていこうとする
力強さがありました

第2次世界大戦の終戦を経て
深い喪失感に苛まれる峰子を
かろうじて支えているのは
過去の思い出

未来に対する
漠然とした不安を感じつつも
聡子と共に過ごした日々
そして
春田一家の不思議な出会いなのかもしれません

表舞台に出ることなく
目立たぬように
されど
世界のありようを支えてた常野一族は
激動の時代を
どう生き抜いたのでしょう

その存在を知る
数少ない人物・峰子は
ひょっとして
常野一族の存在を
後の世に伝えるキーパーソンなのかも…

実は
人の存在意義とか
平和とか
命とか
世の中の矛盾とか
色んなものが
テンコ盛りのお話です

なんか
何書いているんでしょう
まとまりません

久々泣けた~