漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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光悦の幸福がかっこいい  伊賀タジンで作る和風ロールキャベツ

2014-01-15 11:34:21 | 春の肉料理
3歳の甥っ子、コタ君は、最近キョウリュジャーに夢中らしい。

コタ君の母である、さあちゃんは、環のデザイン関係を全て担当してくれています。
それで、現在のウェブの内容について相談中なのですが、

火曜日に環に行くと、さあちゃんから、そのことについてファックスが届いていました。

こんなイラスト入りで!



うますぎるって・・・・。

さあちゃんの前にある紙という紙は、昔からイラストの嵐だったんですよね~。
ティッシュの箱なんて、かっこうの餌食!

今、脳の本を読んでいて、
デカルトの言葉だったかな?

「人は自分がやりたいと思うことをすることは出来るけれど
 何をやりたいと思うかを、決めることは出来ない」

なるほどな~と思いました。自分がやりたいと思う衝動は、これは自分の指令を超えたものがあるのでしょうね、
天からの指令なんでしょうか?

何をもって幸せとするか、どういう生き方が幸せなのか?

本阿弥光悦の話にとても面白いエピソードがありました。
光悦が若いときに、ある茶筒を気に入ったらしいのです。
それは、黄金30枚!という価格でした。
高くて到底準備できるようなお金じゃない。

金策に困っている若い光悦をみて、売り手は、「少しまけましょう」と、言ったそうです。
それを聞いた光悦

「その値段は天下の値だから、まけてほしくない!」

と、いい
とりあえず、家を売って黄金10枚を作り、友人知人から借りて、なんとか20枚を用意して、購入したというお話。

かっこよすぎます!

よい道具を使うことに幸せを感じる心。
これは世間一般の幸福の基準ではなくて、その人の中の基準を大事にしているということ。

私の中の幸福の基準。それは一体なんだろう?

環でお客様とお話している時間
家族や友人とおしゃべりしている時間
熱い思いの人に感心している時間
本を読んでいるとき、編み物しているとき、
美味しいものを食べている時間
パンをこねている時間
焼き菓子の焼き上がりの瞬間
それから、体の中からいらなくなったものが出て行く瞬間、
自分は何もしていないのに自動的によりわけて、出してくれるというこの凄い能力だなぁと!
ゼログラヴィティーを観てから、呼吸に意識をもっていっている間にも幸福感が・・・。笑

つまり・・・どれか一つといわれたら、きれいな空気を吸えることかな? 
ずいぶんハードルが低くなっちゃったな。笑


皆様の幸せの基準は、どこでしょうか?

さて、
都知事選にまさかの細川さんが立候補ということで、驚きました。
脱原発を狙う小泉さんの推薦もとりつけた様子。
脱原発をかかげる宇都宮さんとは、票が割れてしまうとも言われていますが。

たしかに宇都宮さんのイメージは前回に敗れているし、知名度としてもいまいちふるわないので
細川さんの方が有利なのかもしれません。
1億円の献金で首相を降りた人が、5000万円の献金で降りた人の後につくのか!?という
コメントを聞いて、思わず笑ってしまったのですが、
最近ちょっと思うのは、失職させられる人には、裏があるということ。
何かいいことをやろうとすると、足をとられたり、自殺にみせかけて消されたり。
そうなると、細川さんはもしかしたら、ちゃんとした人なのかもしれない。
そもそも、環もサポートさせていただいている
緑の防波堤プロジェクトのリーダーもやってらして、志が高くなければこんなことに
首をつっこまないと思うのです。

それにしたって、脱原発か否か?という勝負のかけかた、ちょっと怪しい。

かといって、ドクター中松っていうわけにはいきませんし。
やっぱり、細川さんにかけてみたいと思うのでした。

都民の幸せってなんだろう?
日本国民に対してできる都民の役割ってなんだろう?
一概には言えないのだと思うのですが、
旅行にいくと、時々「東京」という単語を光輝かせて言われたりします。
「いいな~」って
とくに若い方から言われます。

刺激だけは多い場所だと思うのですが、自然の美しさという点では全く地方にかなわないと思うのです。
かといって、脳は刺激が好きなので、一度この刺激になれると
この刺激がない場所では、たいくつに感じるということはわるかもしれません。

その東京の”幸せ”がもっと多様化していったらどうなのかなぁと思いました。
成功という定義が、単にお金をたくさんもっている人、ステイタスのある職業についた人ということではなくて
より自分の幸せの基準で生きている人。

都民がそんな風になっていったら、日本全国に広まるスピードが速まるのかなぁと思ってみたりしました。

そう、「物欲の基準」を埋め込まれると、アバターのように、大事なものを見失うことにつながりやすい。
明治維新後の日本に顕著に起きたように。
そんな風に思いました。

光悦の話にもどすと、
「値切らない」このことにも、すごくかっこいいな~と思ったのです。

その物には、その価値がある!という眼をもっている自負。
そうなんですよね、
それはそんな価値もない!と、価値が分からない人が値切るという行為をするのかもしれません。
(物によっては、値切ることを前提につけられた価格というものもあるのでしょうけれどね)

私も、価値が分かる人になりたい、今後一切値切るなんてことは止めよう!と思った翌日

ラジオを買いに、量販店に行きました。そして

「このラジオって、この価格からもっと安くなったりしますか?」

って、聞いている自分がいて。

アウチ・・・・・。

あぁ、やっとるがな・・・・。

(ちなみに、ラジオは安くはならなかったので、言わなきゃよかったなぁ・・・。)

もうしません。
そして
値切ることが必要なお店に行くのも、止めたいな~~~。

そんなことを思ったのでした。


昨日の夕飯です



伊賀タジンで作る和風ロールキャベツ
菜の花の玄米塩麹漬け
かまどごはん
自家製らっきょう

ロールキャベツは、玉ねぎ、エノキのみじん切りに、豚の肩のばら肉をたたいて
味付けは玄米塩麹で、こねます。
野菜がなんとか、お肉に混ざりこむぐらいの飽和量ぎりぎり。
スープの味付けは玄米塩麹と醤油。出汁はロールキャベツから出てくるお肉。
おいしんですよ~~~。

菜の花も、今シーズン初ですが、体が目覚める感覚がありました。
春の野菜には、春の体を作るパワーがありますね。

妖精がお休み中に空腹時に胃痛がすると、言っていたので
キャベツを選びました。
それから、らっきょうで胃の血流をよくします。

そんなご飯でした。