漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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楽しみとは白菜の使い方を知ったとき  白菜とアスパラ菜の伊賀タジン蒸し

2014-01-21 19:23:22 | 冬の野菜料理
帰宅してパソコンを開いたら、ニューストピックに船井幸雄さん死去と、出ていて
とても驚きました。

肉体からの卒業、きっと船井さんは、のびのびとしながら
日本をちょっと心配しながら、旅立たれたのだろうな~と思いました。

毎週月曜日は、船井さんのブログがアップされていましたが、去年のいつからか
別の方が書かれるようになって、半病人で大変なご様子はずっと書かれていましたので

ご病気されてからは、肉体がある間、きっとお辛いことだったとお察しいたします。
ご冥福をお祈りいたします。

***********:

先日、本阿弥光悦の話を書きました。
黄金30枚の茶筒を買うために、家をも売った男で、
一切の値下げをも断ったという人です。

あれに、続きがありました。

なんと、光悦はその茶筒を得たはいいものの、
これで、茶を存分に楽しめると思ったはずが、

だんだん、その茶筒が心配になって、気をもむようになったのだそうです。

そんなふうに気をもんでいたら、全然茶を楽しめないじゃないかっ!

こんな茶筒いらん!っと、人にあげてしまったそうです。

黄金30枚レベルではないのですが、実は、ちょっと分かります。
すっごく気に入って洋服を買うと、
しばらくもったいなくて着られなくて、着たいのに着られなくて
ちょっとどうでもよくなった頃に着るという・・・・。

全然楽しめてないじゃないかっ!
最近は、素敵な洋服屋さんと出会って、なぜかここのお洋服はすぐ翌日に着たくなるんですけどね。
楽しめるようになりました。

子供の頃では、漫画の付録のときめきトゥナイトのノートとか、可愛すぎて使えませんでした。笑
大事にとっておいて、結局使わずに処分という・・・。全然楽しめていませんでしたね~~。

好みには「旬」がある!と思ったものでした。

純粋に茶を楽しみたかった光悦。
光悦にとって、茶の楽しみが「何か」ここにヒントがあるのかもしれません。

自分にとっての楽しみを明確に落とし込んでいく作業が必要だな~と思いました。
楽しいとき、
分からないということに気付いた時とか、
その分からないことが、分かった時とか
ぼんやり思っていたことに、言葉になって現れた時とか、
そういう時って楽しいです。

白菜は外側から剥いていくと、芯のほうって甘いばかりでいまいち美味しくないな~とず~っと思っていて
最近、「白菜やキャベツは放射状に切り、外側と内側を同時に頂くといい」というのを読んで、
なるほどっと思ったのです。
あ!そうか!という瞬間が楽しかったな~。笑

「楽しむ」生き方。まねしていきたいです♪


またまた話は変わるんですけど、


太極拳って、脱力してまんべんなく動かすせいか、
年配の人でもみんな、刀や剣をふりまわしていて、
「五十肩だからしばらくパス!」というのを聞いたことがなかったのです。

それで、私の師匠に言ったら「あら、そういえばいないよね~」って。
しかも、太極拳をやっていて、更年期障害で大変だったという人にも会ったことがないという話題に。

呼吸を重視するから自律神経が調うのかもな~っとぼんやり思いましたら、

そのあと
里美ねーやんのブログに足助体操法というのが出ていて、
ふくらはぎの内側をもむと、更年期障害によい!と出ていました。

あぁ、太極拳は足をすごく使うのです。ふくらはぎなんて、うっかりすると、ししゃも足になりますからね。
とくに、ふくらはぎの内側が!
単に鍛えるというのはなくて、マッサージするように負荷がかかり、抜いての繰り返し。
ずっとずっとひたすら繰り返し。

これもあるかも、足助健康法か~と思ったら、
今日、古武術の甲野先生の本を読んでいたら、また足助健康法の話がっ!

今度は上半身の話。

どうやら、今の私にビックヒントがありそう予感です。


さて、昨日の夕飯です。


白菜とアスパラ菜の伊賀タジン蒸し レモン汁と玄米塩麹のソースで
根菜のみそ汁
自家製らっきょう
かまどごはん
納豆

週末にあまり野菜を食べなかったので、
むしゃむしゃ食べたくなりました。
アスパラ菜なんていうお野菜が登場していて、買ってみました。
ほんおり苦くて、美味しかったです。

菜っ葉類には、余分な熱をとったり、解毒するものが多いです。
葉っぱ類を食べたいときは、解毒したいときかもしれません。

大寒をすぎ、ちょっとずつ日が暖かかくなって
これからこの温かさの波に体が上手にのっていけるといいです。
温めるものと、熱をさますもの、このバランスも大事になってきます。
食べ物で舵取りしながら。